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池原昭治展 -残しておきたい狭山の風景-
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埼玉県狭山市の狭山市立博物館で行われている『池原昭治展 〜残しておきたい狭山の風景〜』を観に行きました。
池原昭治さんは狭山市在住の童絵作家です。
サブタイトルの通り、狭山市の風景を描いた絵画、それに狭山市郷土カルタなどが展示されていました。池原さんの絵はポストカードなどの印刷物でしか見たことがありませんでしたが、原画の鮮やかな色彩に目を奪われました。特に緑色はなんとも言えない包み込むような温かさがあり、心が洗われました。
池原昭治さんは私たちの世代はアニメの『まんが日本昔ばなし』で馴染みがあるはず。私は大学を卒業した年に札幌から狭山市に引っ越してきました。当時ドライブに出かけるたび狭山の景色を、なんだか『日本昔ばなし』に出てきそうな風景だなと思っていました。池原さんが目にしていた狭山の景色が当時から絵画に現れていたのでしょうか。日本昔ばなしを見て育った私の脳裏に焼き付いている風景と重なっていたのかもしれません。
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茶畑、入間川、富士山、狭山工業団地が描かれています。
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関東三大祭りの一つ、「入間川七夕祭り」が描かれています。
ご覧の通り池原さんの絵画は狭山市の風景印にもなっています。ポストカードを買って、これらの風景印で手紙を出したかったのですが、ポストカードは売っていませんでした。以前は博物館に常備されていましたが、もう置かなくなったようです。今回の展示に際してもポストカードが作られなかったのは残念至極。がっかりでした。再販を強く望みます。
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現在、実家が狭山市にあるとはいえ、私自身はほとんど狭山のことを知りません。知ろうともしていませんでした。池原さんの絵画には狭山市の歴史的史跡や文化財も多く描かれており、こんなに色々あるのに全然知らないことを思い知りました。それゆえ今後訪れてみたいと思える場所が増えたのは嬉しいことでした。