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2978 ツクルバ  中古リノベ住宅をネットで拡大、日本人の新築信仰を変えていけ

中古・リノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」(ネットでの仲介)事業と不動産企画デザイン事業の2本柱だが、前者が主力。「cowcamo」は会員35万人超、年間利用者は240万人以上で東京・横浜エリアでは中古住宅検討者5人に1人が登録。近年は、個人売主チャネルの開拓、自社企画商品の供給拡大にも注力。従来のオンラインサービスの改善に加えて、OMO施策(顧客志向でオンライン/オフラインを融合し、より良い顧客体験を目指す考え方)として接客工程でのオフライン活用やリノベーション商品の拡充に取り組む。売上高は順調に拡大し、2024年7月期に黒字体質に転換。

新規上場:2019年7月

(参考URL)


IR開示評価
決算説明資料のわかりやすさ:A
決算説明動画のわかりやすさ:―
ESG関連情報:―

【コラム】
拡大する中古・リノベーション住宅市場におけるユニークなビジネスを展開。
中古住宅・リノベーション市場は、現在首都圏で6兆円の市場だが全国20兆円規模への成長が期待されるという。もともと日本人には新品志向が強い。耐震対策などはあるにせよ築30-40年程度の住宅が取り壊されるのを見てかねてから疑問を感じていた。住宅ローン35年で新築を立てて定年まで働くのが幸せー。日本人は、そんなステレオタイプの縛られた人生からそろそろ脱却しても良いのではないか。
かっこいい古着が若者に人気なように、住宅もリノベーションで唯一無二のものに変わってほしい。そうした価値観をデザインにこだわったリノベーション住宅で形にしていくのがこの会社のビジネスモデル。
IR資料には課題が多いと感じる。写真はもっとおしゃれに、ビジネスモデルの説明はもっとシンプルかつ分かりやすくしてほしい。せっかくなのでサステナビリティへの貢献も。

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