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2024年9月のメッセージ

2018~2023年の5年間に渡り運用してきた「はてなblog」への投稿とLINE公式で配信していた「今月のメッセージ」をnoteへ一本化しました。

サロン会員の方も、そうでない方も、気軽に楽しんでいただけたら幸いです。

今月のこよみ

エネルギーを意識したい日にちをピックアップ。

二十四節季

白露(9月7日~)

白露(はくろ)とは、夜中に大気が冷え、草花や木に朝露が宿りはじめる様子をあらわしている言葉です。
日中の気温はまだまだ高くても、空には秋の雲がたなびきトンボが飛び始めます。
「中秋の名月」はこの時期に見られる旧暦8月15日の月を指します。

☆残暑の中にも秋の気配がそこかしこに見え始めます。
私の住む千葉県は梨の産地で、この頃に旬を迎えます。梨は日本で栽培されている果物の中では最も古い時代からあるそうで、弥生時代の遺跡からも梨の種が見つかっているのだとか。
今年の中秋の名月は9月17日の夜に見ることができます。
もともと「お月見」は、五穀豊穣を願い秋の実りに感謝する行事ですが、黄金色に丸々と輝く月は金運の象徴でもあるので、お月見で一年分の豊かさを呼び込みましょう。
ススキと日本酒、お月見団子と旬の果物を東南~南の部屋にしつらえるとよいでしょう。
中秋の名月は一年で最も美しい満月なので、金運だけではなく恋愛運にも効果的ですよ。

秋分(9月22日~)

秋分の日は春分と同じように、太陽が真東から昇り真西に沈み、昼と夜の長さが同じになります。秋分の日を中心とした一週間が秋のお彼岸です。
お彼岸の時期は彼岸(あの世)と此岸(この世)が最も近づくので、ご先祖様や故人を偲ぶ時間を持ちましょう。

☆暑さ寒さも彼岸まで。お彼岸が終わると一気に過ごしやすくなります。
魅力的な旬の食材も多く出回るので「食欲の秋」とも言いますね。
夏の疲労回復や冬の寒さに備えて基礎代謝を上げるためにも、秋の食欲増加は理にかなっているのですが、食事量に制限のある人、体脂肪や体重が気になる人にとっては悩ましい問題です。
秋の食欲増加には脳内物質のセロトニン減少が関係していると言われています。セロトニンは日光を浴びると分泌が増加するので、日照時間の短くなる秋はセロトニン分泌が減少するのです。
セロトニンは「心身のリラックス作用」と「食欲コントロール」を司っているので、不足すると感情が不安定になりやすく、食欲もコントロールしにくい状態になってしまいます。
セロトニンの分泌を促すには、ウォーキングやスクワット、サイクリングなどといった一定のリズムで動作を繰り返す「リズム運動」がおすすめです。
「食欲の秋」を楽しむために「スポーツの秋」も意識してくださいね。

月齢

月は感情的な肉体感覚と潜在意識の天体です。
生理的欲求や好き嫌いなど、無自覚な自分自身の欲求や情動を司ります。

新月(9月3日/乙女座12°)

新月は死と再生の時間。
満月であかるみになったエゴ(自我)が新月には輝きを失うので、真の己(真我)に還る時間とも言えるでしょう。

「ベールをはずされた花嫁」
自然の枠組みの中にあるものを探る・解明する
秘密の露見、真実を知ること、苦難、落胆、神秘

乙女座12°のサビアンシンボル

社会の部屋で迎える乙女座の新月です。
双子座木星に葛藤の角度で関与する魚座土星が新月に対立しています。
乙女座・魚座はインターセプト、水瓶座冥王星と魚座海王星が獅子座Mcを頂点としたYODを形成しています。

9月1日は「防災の日」ですね。
1923年9月1日の関東大震災が制定由来とされていますが、1983年からは防災の日を含む8月30日〜9月5日の期間が「防災週間」とされ、9月が「防災月間」と制定されました。奇しくも12星座で最も危機管理能力の高い乙女座の季節に制定されたのは偶然とも言い切れないものを感じます。

今回の新月は「無力の力」がテーマです。
地震、台風などといった圧倒的な自然の驚異を目の当たりにするとき、私たちは己の無力さを痛感します。
自然の驚異に限ったことではなく、ネガティブな現実や感情に飲み込まれてしまうとき、私たちは己の無力さを痛感するものです。

夢や希望が挫折した、築き上げてきたものを失った、守りたかった人を守れなかった、そんな己の無力さに打ちひしがれているときこそ、エゴと執着を手放すチャンス。
今回の新月はエゴの無力さを受け入れ、エゴと執着を手放すことにより、今まで眠っていた個性や命の力を目覚めさせるようなタイミングです。

そもそも無力なのだから、焦る必要も不安になる必要もありません。
もちろん、自暴自棄になれということではありません。
エゴは無力でも、私たちの個性や命は無限の可能性と力で満ち溢れているのです。
ただ、エゴの見せる幻想が私たちに制限をかけているだけで。

私たちは無力だからこそ備えるのです。
無力だからこそ整理し、管理し、助け合うのです。

無力なエゴが欲する完璧な現実を求めるのではなく、そもそも完全である「己の個性」に目を開き、決して枯渇することのない「命のパワー」を覚醒させ、望む現実を自ら創造しましょう。

無限の可能性と新たなパワーが覚醒する、そんな新月です。

願い事をする方は、乙女座の象意に関する事がおススメです。
ジャスト新月から48時間以内(8時間以内がベスト)に願い事を書くと、願いが叶うと言われています。
ただし、ボイドタイムは避けて書きましょう。
今回は10時55分に新月を迎えます。ボイドタイムは5日なので、3~4日中に願い事をするとよいかもしれませんね。
ボイドタイム:9月5日 1時6分~1時11分迄
ボイドタイムは願い事をするよりも瞑想や祈りの時間に充てるのがおススメです。

乙女座の象意
自己管理・健康・勤勉・潔癖・職人気質
神経質・完璧主義・批判的・羞恥心 など

満月(9月18日/魚座26°)

満月は達成・成就の時であるとともに、潜在意識を解放するタイミング。今の自分に不調和・不要なものは新月へ向かう欠けゆく月の期間にどんどん手放してゆきましょう。

「影響を分割する新月 」
始まりを告げる新月の影響を感じる・地球のリズム
愛情問題の克服、人間関係の変化への対応、進路決定

魚座26°のサビアンシンボル

基盤・家庭の部屋で迎える魚座の満月です。
残念ながら日本では観測できませんが、今回は月蝕を伴う満月です。
蝕の影響は半年続くと言われており、その意味は蝕のおこる星座から読み取ります。
月蝕のおこる星座の象意に関する集合無意識的な恐怖や不安、恐れのエネルギーが映し出されるので、過去を癒す、許す、トラウマの解消、痛みを手放すのに適しています。

今回は海王星の重なる満月とMcに重なる乙女座太陽を軸に山羊座冥王星、牡牛座天王星でカイトを形成。地のグランドトラインが強調されています。
更に双子座木星がこの満月とTスクエアを形成し、いよいよ山羊座冥王星時代がグランドフィナーレを迎えたことを示唆してるようです。

地のエレメントが管轄しているもの、金銭や物質、権威などを重視する、今までの実績を信用する、組織の伝統を大切にする、我慢や根性が大切とされてきた時代もいよいよ最終局面を迎えました。
最終局面といっても、それらが失われたり否定されたりするわけではありません。
そのような価値観や固定概念のままでは、もう成長や発展が見込めない時代になっているということを、いよいよ受け入れるときがやってきたのです。
あなたの思考や行動の基盤となる概念・観念を根底から変える出来事が起きるかもしれません。
あなたの中にある地の時代の遺物を手放し、許し、癒していきましょう。

満月は浄化作用が強いので月光浴がおススメです。
パワーストーンやオラクルカードだけではなく、心や身体の浄化にも最適です。
心と身体の浄化に関しては、わざわざ外に出なくても、満月をイメージしながら瞑想するだけでも効果があります。
今回は水瓶座の象意に関するデトックスを意識してみましょう。
ジャスト満月は11時34分。前後24時間が浄化タイムに適しています。

魚座の象意
感受性・同情的・情緒的・共感・臆病・ロマン・芸術
直感的・怠惰・依存・自己犠牲・耽溺・陶酔 など

今月のメッセージ

9月2日から11月20日まで、冥王星が山羊座に滞在します。
満月の項にも記載しましたが、ついに山羊座冥王星時代もグランドフィナーレの期間に入りました。

地のエレメントは、牡牛座→乙女座→山羊座の順番に要素を成熟させていくので、山羊座冥王星時代の終焉は、即ち「地の時代」の終焉とも言えるのです。

2020年12月、水瓶座で木星と土星が会合し「風の時代」のはじまりを告げました。
精神世界では既に「風の時代」でも、私たちは物理世界に生きているので、時間と空間の制限を受けながら、地から風への推移を経験しています。

その推移をざっくり表現すると、2020~22年の3年間で新たな価値観や仕組みが流入し(try and error)、2023~25年の3年間で古い価値観や仕組みが解体・破壊され(scrap)、2026年以降、新たな価値観や仕組みが世の中のスタンダードになっていく(build)、そんな流れを経験しているのです。

地の時代の枠組みの中でtry and errorを経験してきた私たちは、風の時代への完全移行に向けたscrap and build の「地のscrap」真っ只中にいるのです。

価値観や仕組みの違い

そして、9/2~11/20は地の価値観や仕組みを「解体・破壊」する最後の期間となります。

2025年に入ると、解体・破壊された残骸を仕分け、片付け、処分する流れに入りますから、山羊座に冥王星が滞在する期間に、解体するものは全て解体し、壊せるものは全て壊しきって、スッキリ身軽になることが重要になってきます。

解体・破壊は物理現象に限ったことではありません。
仕事、趣味、人間関係、正義感、罪悪感、恐れ、不安、思い込みの数々、このタイミングで手放せない、概念、観念、信念、理念は、今後もずっと握りしめていくことになるでしょう。

そのためにも、決断や行動は先送りにしないほうが賢明です。

もちろん、それらがあなたにとって本当に大切ならば、今後も握りしめていくことを否定する理由はありません。

それだけの覚悟をもっているのであれば、尚のことです。

これからは、ますます「個の時代」になっていきますから、もう誰かと一緒である必要はないのですから。

あなたの中にある、あなたの世界の「地の時代」が、無事に大円団を迎えることを願ってやみません。

今後の投稿について

noteへの投稿記事や運用方法を見直すことにしました。
毎月お届けしている「今月のメッセージ」も、2024年12月より構成をリニューアルする予定です。
このスタイルでの投稿はあと2回となりますが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

今月もお読みいただきありがとうございました


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