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2024年10月のメッセージ

2018~2023年の5年間に渡り運用してきた「はてなblog」への投稿とLINE公式で配信していた「今月のメッセージ」をnoteへ一本化しました。

サロン会員の方も、そうでない方も、気軽に楽しんでいただけたら幸いです。


今月のこよみ

エネルギーを意識したい日にちをピックアップ。

二十四節季

寒露(10月8日~)

夜が長くなり、露がつめたく感じられるようになります。
朝晩は冷え込みますが、空気が澄んだ秋晴れの過ごしやすい日が多くなります。夜空の星たちも輝きを増してきます。

☆「寒」という字の通り、秋もいよいよ終盤を迎えます。
冬支度にはまだ早いような気もしますが、ようやく過ごしやすくなる頃です。
晴天が続き「天高く馬肥ゆる秋」という言葉の通り、秋の味覚も出そろい、山々は紅葉で色づき、いわゆる「行楽シーズン」の到来です。
旬を迎える食材は、サツマイモやサトイモなどのイモ類、カボチャ、キノコなど。夏の間に日差しをたっぷり浴びて栄養を蓄えた食材を取り入れ、「寒露の食養生」で冬に負けない身体づくりを心がけましょう。

霜降(10月23日~)

朝晩の冷え込みがさらに増し、北国や山里では霜が降りはじめます。
露が霜に変わり、秋の終わりを告げる時期です。

☆霜降の時期には「読書週間」があります。
読書週間は、1947年に戦火の傷痕が残る中、「読書の力によって、平和な文化国家を創ろう」という決意のもとに開催されてから現在も続いている、毎年10月27日から11月9日までの2週間行われる秋の恒例行事です。
毎年「標語」が発表されており、2024年の標語は「この一行に逢いにきた」です。能動的で前向きなフレーズですね。
インターネットの普及から、電子書籍やオーディオブックといった新しい媒体も増えていますが、今年はあえて「冊子」を手に取り読書を楽しんでみてはいかがでしょうか。秋の夜長は読書を愉しむのにはぴったりです。
標語にもある通り、印象的な一行、そして人生を変えるような作品に出逢えるかもしれませんね。

月齢

月は感情的な肉体感覚と潜在意識の天体です。
生理的欲求や好き嫌いなど、無自覚な自分自身の欲求や情動を司ります。

新月(10月3日/天秤座11°)

「眼鏡ごしに覗き込んでいる教授 」
認め、認められ相手にあうように、教え・教えられる
啓蒙、指導者、リーダーシップ、エリート、社会的地位の向上

天秤座11°のサビアンシンボル

新月は死と再生の時間。
満月であかるみになったエゴ(自我)が新月には輝きを失うので、真の己(真我)に還る時間とも言えるでしょう。

所有の部屋で迎える天秤座の新月です。
今回は金環日蝕を伴う新月です。残念ながら日本では観測できませんが、蝕の影響は半年続くと言われており、その意味は蝕のおこる星座から読み取ります。
日蝕のおこる星座の象意に関する潜在意識、集合無意識の変容を促すので、固定観念の崩壊、執着の手放し、ネガティブ感情の解放に適しています。

金星、火星、土星が水のグランドトラインを形成。新月には水星が重なり、蟹座火星が葛藤の角度で関与しています。

人間関係や社交に関する分野が刷新される新月です。
個人の生活や収入に直結するような出会いと別れを予感させます。
この時期は1対1の関係をしっかり築くことが大切です。
なあなあの関係や腐れ縁はこの際はっきりさせるとよいでしょう。
特に感情面の共有や共感が難しい相手に対しては、しっかりと距離をとる決断を。

人というのは不思議なもので、相手を「許せない」から離れられないのであって、相手を「許す」ことができれば、いとも簡単に離れられるものです。自分の気持ちをわかってもらいたい、相手の気持ちをわかりたい、という思いは一見美しいようで、単なる価値観の押し付け合いや相手に対する執着心になっていることもあります。

また、新しい出会いの場では自由な発想で人間関係をとらえてみましょう。
どちらが正しいとか間違っているとか、常識や固定概念に縛られた小さな枠のなかで関係性を考えてしまうと、自ずと相容れないことが多くなります。
もっと単純に、相手のことが好きか、付き合っていきたいと思えるか、人間として魅力のある相手か、感情体験に重きを置いてみましょう。

願い事をする方は、天秤座の象意に関する事がおススメです。
ジャスト新月から48時間以内(8時間以内がベスト)に願い事を書くと、願いが叶うと言われています。
ただし、ボイドタイムは避けて書きましょう。
今回は3時49分に新月を迎えます。今回は4時38分に遠地点(リリス)を通過します。地球から最も離れる新月です。
ボイドタイムは4日なので、3日中に願い事をするとよいかもしれませんね。
ボイドタイム:10月4日 19時40分~20時22分迄
ボイドタイムは願い事をするよりも瞑想や祈りの時間に充てるのがおススメです。

天秤座の象意
公平・中庸・ニュートラル・均衡・客観的
社交性・上品・優美・優柔不断・普遍性 など

満月(10月17日/牡羊座25°)

「二重の約束」
裏側の顔を使い分け、しっかり必要なことをする
専門、才能、芸術、職人的、個性、気力と体力、二つの側面

牡羊座25°のサビアンシンボル

満月は達成・成就の時であるとともに、潜在意識を解放するタイミング。今の自分に不調和・不要なものは新月へ向かう欠けゆく月の期間にどんどん手放してゆきましょう。

友愛・コミュニティの部屋で迎える牡羊座の満月です。
所有の部屋から蟹座火星、共有の部屋から山羊座冥王星がそれぞれTスクエアで関与しています。
双子座木星がサポートの角度をとり、天秤座太陽とも調和の角度を形成しています。

今回の満月は、感情面・物質面における「新時代への移行」を感じさせる配置です。

「風の時代」にふさわしい感情体験とは、「風の時代」にふさわしい富や豊かさとは、新旧(地と風)の違いを徹底的にあぶりだし、新たな価値観への移行を促すような満月です。

私たちはとかく「身内びいき」になりやすく、異なる思想や価値観に対しては否定的、排他的になりがちです。
SNSにおける誹謗中傷などが最たる例でしょう。

今回の満月は「アンガーマネジメント」を意識してみましょう。
アンガーマネジメントとは自分の中に生まれた怒りを、管理・コントロールするスキルです。

すぐに実践できるものとしては、 怒りの感情が生まれたら、いったん意識を呼吸に向けて6秒間やり過ごす(3秒で吸って3秒で吐く)、というものがあります。
この6秒間で「あ、今、私は怒っているんだな。」と自分の感情体験を客観視することにより、感情的な行動をとる前に理性的な判断が可能となるため、怒りを継続させることなく問題に対処できるようになると言われています。

風の時代における「感情体験」というのは、あくまでも感情を「味わう」ことであり、決して「感情的になる」ことではありません。

喜怒哀楽は等しく味わって愉しむものです。
それぞれの感情に善悪や優劣、正誤はありません。
ましてや他者を糾弾するために使うものでもありません。
ネガティブな感情すらも、人生に必要不可欠な「体験」だからこそ、私たちに備わっているです。

また、代表的なアンガーマネジメントとして「固定観念を捨てる」という方法があります。
これは、自分の価値観が「正しい」という思い込みを手放し、他者の考えを一旦受け入れる習慣をつくるというものです。
長年、大切にしてきた「価値観」を変えることは非常に困難な気もしますが、これは新しい体験や経験を増やすことにより、容易に変えられるものでもあります。

風の時代における「豊かさ」というのは、お金や物質を所有することよりも、体験や経験の豊富さを指します。人脈やご縁も関連してくるでしょう。
そうなれば、感情的に生きれば生きるほど、否定的、排他的になればなるほど、豊かさからは遠ざかることになります。

感情体験と精神的な豊かさは繋がっていると言ってもいいかもしれません。
扱いの難しい「怒り」の感情を客観視することにより、他の感情も等しく客観視できるようになれば、おのずと豊かな感情体験を獲得できるはずです。

満月は浄化作用が強いので月光浴がおススメです。
パワーストーンやオラクルカードだけではなく、心や身体の浄化にも最適です。
心と身体の浄化に関しては、わざわざ外に出なくても、満月をイメージしながら瞑想するだけでも効果があります。
今回は牡羊座の象意に関するデトックスを意識してみましょう。
ジャスト満月は20時26分。前後24時間が浄化タイムに適しています。

牡羊座の象意
進取・大胆・スピード・勢い・直観・情熱
挑戦・勝気・プライド・荒削り・孤独・不作法

今月のメッセージ

先月に引き続き、山羊座冥王星時代のグランドフィナーレ、地の時代の終焉についてのお話です。

9月2日から11月20日まで、冥王星は山羊座に滞在します。

現在、山羊座で逆行中の冥王星ですが、10月12日に留を迎え順行を開始、山羊座冥王星時代のグランドフィナーレもいよいよ最終章へ突入します。

10月前半は形骸化した社会構造の最終解体が繰り広げられ、10月後半からはその後始末に入ります。
11月20日の水瓶座イングレスまでの間に、私たちが構築してきた「社会」がすっかり更地になるような時間が繰り広げられるでしょう。

折しも、自民党新総裁が衆議院の解散総選挙を表明しました。
現時点では10月15日公示、10月27日投開票という報道が出ています。
日本だけを見ても、少子高齢化、労働人口の減少、デジタル社会への転換、家族構造の多様化など、既に今までの社会構造では維持できない問題が山積しています。

アメリカ大統領選挙も11月4日に行われます。
自由、平等、民主主義といった理念に基づく理想国家の象徴とも言える「アメリカ合衆国」の社会構造が大きく変わるタイミングとも言えるでしょう。

冥王星は社会の秩序や制度を大きく変える力を持つ星で、国家レベルや地球規模の影響を出すことにより、新しい時代の流れが生まれるとされています。

これからの社会はヒエラルキー型の組織や人間関係は減少傾向になり、変わってホラクラシー型の組織や人間関係が増加してくるのではないかと考えています。

ヒエラルキー型の組織や人間関係のイメージ

お馴染みのヒエラルキー型は階層構造になっているため競争が発生します。比較や評価、権限やジャッジが不可欠です。
会社組織に限ったことではなく、学校、家庭、人の集まるところには、暗黙の了解の如く、このような構造が存在しているのではないでしょうか。

ホラクラシー型の組織や人間関係のイメージ

一方、ホラクラシー型は、共通の目的に対し役割によって紐づけられた個人がグループとなって活動する関係性です。
管理者や責任者が不在となるため、必然的にチームワークが重要となってきます。
個人の役割が明確になるため競争は発生しませんが、フラットで上下関係がなく意思決定も分散しているので、自主管理能力や共感力が問われるでしょう。

今回は山羊座から水瓶座で大きく変わるであろう社会構造の可能性のひとつとして、近年、注目を集めている「ホラクラシー型組織」をご紹介しました。

地の時代の象徴でもあるヒエラルキー型の社会構造に慣れすぎた私たちにとっては、ホラクラシー型の社会構造はどこか現実味のない関係性のようにも見えますが、水瓶座の象意「自由・平等・博愛・個性」が社会通念として確立されたとき、このような構造が、家庭や職場、交友関係の中に自然と出来上がってくるような気がしています。

今月は自分の周りにある「ヒエラルキー型の関係性」に注目してみましょう。
解体できるものは解体し新しい関係性へと転換させる、あるいは関係性を終わらせることで、ヒエラルキー型の関係性をどんどん手放しましょう。

もちろん、解体、転換、終了とはいかない関係性もたくさんあると思います。

そういうときは心の中で「ヒエラルキーの手放し」を意図してみましょう。
相手や環境がどうであれ、自分の心の中だけでもいいので、ヒエラルキー型の関係性を思い切って手放していきます。

ヒエラルキーを手放すためには、その対象との争いやジャッジを手放す必要があります。
自他を比較することなく、対象を否定することなく、当然のことながら自分を否定することも犠牲にすることもなく、対象と適切な距離間や位置関係をとるよう心がけましょう。

この時期にしっかり意図するだけでも、来たる水瓶座冥王星時代には必ず関係性に変化が出てくるはずですよ。

今後の投稿について

noteへの投稿記事や運用方法を見直すことにしました。
毎月お届けしている「今月のメッセージ」も、2024年12月より構成をリニューアルする予定です。
このスタイルでの投稿は次回で終了となりますが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

今月もお読みいただきありがとうございました


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