2024年11月のメッセージ
ごあいさつ
2024年2月より投稿してまいりました「今月のメッセージ」ですが、本投稿をもちまして、継続的な投稿を終了いたします。
10ヶ月に渡り、ご覧いただきありがとうございました。
今後、このクリエイターページは日記的な記事(コラム)の投稿のみの運用へと変更いたします。
(2018~2023年迄に投稿した記事は「はてなblog」にございます。)
不定期投稿となりますが、引き続きご愛顧くださいますようお願い申し上げます。
今月のこよみ
エネルギーを意識したい日にちをピックアップ。
二十四節季
立冬(11月7日~)
冬のはじまりです。
木枯らしが吹き、山の初冠雪も報じられるようになります。
真冬の寒さに備えて、冬の準備を始める「こたつ開き」の時期でもあります。
☆11月15日は七五三です。七五三の由来には諸説ありますが、平安時代の頃から宮中で行われていた3つの儀式が基になっているそうです。
現代に比べて医療も衛生面もよくなかった昔は、乳幼児の死亡率が高く、親は子の健やかな成長を人智を超えた存在、神仏へ願わずにはいられなかったことでしょう。
「3歳で言葉を理解し、5歳で知恵がつき、7歳で乳歯が生え替わる」という成長の節目を無事に迎えられたことを神仏に感謝し、お祝いしたことが七五三の由来といわれています。
なかでも7歳は「神のうち(神の子)」から「現世の人」と成る道をようやく歩み始めるという大きな祝いの歳とされていました。
このように神から人に成るための通過儀礼があれば、人から神へ還るための通過儀礼もあり、日本では「長寿祝」がそれにあたります。
還暦で人としての歩みを終え、それ以降の人生は神へ還るための歩みがはじまるのです。
「人は皆かつては神であり、いずれは神へ還る」
そう思えば、人の一生というのは「大いなる神の一部」であり、もしかしたら「神の遊び時間」なのかもしれませんね。
遊びと思えばどんなことにもユーモアを見いだせるし、何より他者にも自己にも寛容になれるような気がします。
冬のはじまり、立冬からの時間は「己の神聖さ」に意識を向けてみませんか?
あなたの内に宿る神に出逢えるかもしれませんね。
小雪(11月22日~)
北国では雪が降りはじめる頃です。まだ、積もるほど降らないことから、小雪といわれたようです。
空気が乾き始め、雨が少なくなることから曇り空が多くなります。
☆11月23日は新嘗祭です。新嘗祭とは、その年に収穫できた穀物や新米を神々にお供えしお祝いする収穫祭です。
毎年11月23日に宮中や神社で儀式が執り行われ、天皇陛下自らが育てた新穀を奉ったあとに、その新穀を召しあがります。
新嘗祭は宮中恒例祭典の中でも最も重要なものになります。
昔は、新嘗祭の日までは新米を食べてはいけないとも言われました。
神様に新穀(初穂)を捧げるより前に、人が食べるのはおそれ多いという考えからです。
今年は全国各地で米不足が発生しました。
今、日本では減反政策の影響や農家の高齢化により生産量が減少しています。 さらに気候変動による異常気象や自然災害により収穫量も不安定に。
日本人のソウルフードとも言えるお米が食べられなくなっては困りますね。
実は私、幼いころはお米があまり好きではありませんでした。
食べ残しや食べムラがあると「米粒には神様が宿っているのだから感謝して食べなさい!一粒たりとも残さぬように!」と叱られたものです。
お米に限ったことではなく、食事とは「すべての食べ物に感謝しながらいただくものだ」と教わりました。
おかげさまで今は好き嫌いなく何でも食べられる大人へと成長しました。
今更ながら食育のありがたみを感じています。
現代は一年中いろいろな食材が手に入りますが、本来、冬というのは春から秋までに得た収穫の蓄えをいただきながら過ごす季節です。
小雪からの時間は「食べ物への感謝」を意識してみましょう。
厳しい冬の寒さに負けない強い身体をつくるためにも、食べものに「感謝」しながら食べてみましょう。
感謝することで食べものの波動が高くなるので、身体に高い波動が取り込まれるのです。
また、常に食べものへ感謝のしている人のところへは、食べものも喜んでやってきてくれます。
感謝すればするほど、その人の食生活は豊かになっていきますよ。
月齢
新月は感情的な肉体感覚と潜在意識の天体です。
生理的欲求や好き嫌いなど、無自覚な自分自身の欲求や情動を司ります。
新月(11月1日/蠍座10°)
新月は死と再生の時間。
満月であかるみになったエゴ(自我)が新月には輝きを失うので、真の己(真我)に還る時間とも言えるでしょう。
基盤・家庭の部屋で迎える蠍座の新月です。
魚座土星が調和の角度で関与しています。蠍座水星、蟹座火星、魚座海王星が水のグランドトラインを形成。同時に水星と火星は牡牛座天王星、山羊座冥王星とミスティックレクタングルを形成しています。
蟹座のアセンダントには火星が、山羊座のディセンダントには冥王星が重なっています。
家族、家庭に関すること、生活の基盤を刷新する新月です。
生まれ変わるために何かを捨てる、そんなタイミングです。
感情があふれ出し、家族と率直な話し合いをしたくなるかもしれません。
何かから卒業したり、独立したり、世代交代の暗示も。
「将来の心配」は捨てましょう。
親は常に子の将来を案ずるものですが、身近な人になればなるほど「将来のために」と、あれこれ考えてしまうものです。
人生は常に「今日」が一番若い日です。
「今を存分に生きる」ことこそが何よりも大切です。
今を存分に生きている人の過去には後悔が無く、未来に不安もありません。
また、家のしきたり、地域のしきたり、自分の生活の基盤となる人間関係や環境のしきたりに「従わなければならない」と感じているならば、それは「今を存分に生きていない」というサインかもしれません。
当たり前のことだからと「しきたり」に従う前に、今の自分はどうしたいのか、「本当の気持ち」に目を向けてみましょう。
新たな一歩を踏み出す時です。
願い事をする方は、蠍座の象意に関する事がおススメです。
ジャスト新月から48時間以内(8時間以内がベスト)に願い事を書くと、願いが叶うと言われています。
ただし、ボイドタイムは避けて書きましょう。
今回は21時47分に新月を迎えます。
ボイドタイムは3日なので、1日から2日中に願い事をするとよいかもしれませんね。
ボイドタイム:11月3日 13時51分~14時19分迄
ボイドタイムは願い事をするよりも瞑想や祈りの時間に充てるのがおススメです。
満月(11月16日/牡牛座25°)
満月は達成・成就の時であるとともに、潜在意識を解放するタイミング。今の自分に不調和・不要なものは新月へ向かう欠けゆく月の期間にどんどん手放してゆきましょう。
パートナー、人間関係の部屋で迎える牡牛座の満月です。今回は地球との距離が近いスーパームーンです。
牡牛座天王星が月に重なり、長期に渡って形成されているトランスサタニアンの小三角形に満月が取り込まれています。
蠍座のアセンダントには太陽が、牡牛座のディセンダントには月と天王星が重なっています。
あなたの中に眠る「こだわり」のエネルギーが増大します。
お金やパートナーを独占したくなる、自分と異なる価値観を否定したくなる、パートナーに自分の価値観を強要したくなる、など。
特に人間関係においては、今までさほど気にならなかったことが急に気になりだし、そこに執着したくなりそうです。
また、「お金がない」「我慢ばかりしている」「消耗している」という気持ちにもなりすく、自分の中で目覚めてしまった「こだわり」がストレスになりそうです。
今回の満月は「自分で自分を満たす」ことに集中しましょう。
美味しいものや旬のものをいただく、運動して身体を鍛える、温泉やマッサージで身体を癒す、音楽や美術を楽しむ、メイクやネイルを楽しむ、など。
五感を使う、五感を満たすことをするとよいでしょう。
満月は浄化作用が強いので月光浴がおススメです。
パワーストーンやオラクルカードだけではなく、心や身体の浄化にも最適です。
心と身体の浄化に関しては、わざわざ外に出なくても、満月をイメージしながら瞑想するだけでも効果があります。
今回は牡牛座の象意に関するデトックスを意識してみましょう。
ジャスト満月は6時28分。前後24時間が浄化タイムに適しています。
今月のメッセージ
11月20日5時38分、いよいよ冥王星が水瓶座へ完全移行します。
以後、冥王星は約20年かけて水瓶座を運行し、水瓶座の象意に関する破壊と再生のエネルギーを地球へともたらします。
水瓶座は「自由」「博愛」「科学」「改革」「平和」などの概念を司っています。
それぞれの概念が2043年までに、いったいどのような変容を遂げるのでしょうか。
新しい時代のはじまりです。
そして時を同じくして、ひとつの時代が終わります。
冥王星山羊座時代の終焉です。
時代は既に「風の時代」です。
地の星座の最終段階でもある山羊座が約16年の歳月をかけ、風の時代にフィットするものへと生まれ変わりました。
山羊座は「社会」「伝統」「権威」「使役」「実利」などの概念を司っています。
それぞれの概念を構成するエネルギーが「物質」から「意識」へと移行しています。
ちょっとイメージしてみてください。
2008年以前のあなたが語る「社会の姿」と現時点のあなたが語る「社会の姿」はずいぶん異なっていると思います。
山羊座が司る概念が既に変化していることを感じられるはずです。
冥王星はあまりに強大なエネルギーということもあり、その影響は個人的なことや私生活の事例ではわかりにくくても、国家や世界レベルでの事例であればわかりやすいかもしれません。
つい先日、日本では衆議院の解散総選挙が行われました。
11月11日に召集されるであろう特別国会では首相指名選挙が実施されますが、連立含め、どの政党の議席も過半数に満たなかったことにより、首相指名選挙では、なんと30年ぶりに決選投票が行われる見通しとなっています。
過去に決選投票まで行われたのは、1953年、1948年(冥王星獅子座・火)、1979年(冥王星天秤座・風)、1994年(冥王星蠍座・水)でした。
なんと、冥王星が地の星座に滞在しているときには決選投票は行われていなかったんですね。
今回、特別国会の会期として予定されている11月11日からの4日間は、冥王星が山羊座(地)に滞在しています。
最後の最後、山羊座冥王星時代の終焉に社会における地のエネルギーの破壊と再生をするために、このタイミングのような気がしてなりません。
また、アメリカ大統領選挙も11月5日(日本時間11月6日)に行われます。
言わずもがな、冥王星は山羊座に滞在しています。
世界情勢に疎い私ですらも、このタイミングに行われる選挙だけに、とても注目しています。
冥王星水瓶座時代はいったいどんな世界になっていくのでしょう?
水瓶座は「理想」の概念も司っています。
あなたが「理想とする世界」は、いったいどんな世界ですか?
そんなことに思いを馳せてみるのも楽しいですね。
おわりに
冥王星山羊座時代の約16年間を経て、私の「社会」も大きな変化を遂げました。
2008年10月にPrivateSalon CoralSkyを立ち上げ今年で16年。
立ち上げたときには一般企業で働きながらのダブルワークだったこともあり、私自身も「この仕事だけで生きていこう」などという思いは微塵もありませんでした。
しかし、今、ありがたいことに、この仕事だけで生きています。
16年経て、PrivateSalon CoralSky が、私の「社会」になりました。
冥王星が山羊座を運行した約16年の間、様々なことがありました。
思考錯誤を繰り返しながらいろいろやってきましたが、誰かや何かの所為にしながら「他人軸」でやってきたことは、ことごとくうまくいかなくなりました。
誰かのために、何かのためにと自己犠牲を繰り返しているうちは、真の奉仕にならない、ということも学びました。
冥王星の破壊と再生を経て、
今、この決断を経て、
まるで生まれ変わったような気分で、
この記事を書きました。
最後までお目通しありがとうございました。
精神世界の学びはこれからも続きます。