2024年8月のメッセージ
2018~2023年の5年間に渡り運用してきた「はてなblog」への投稿とLINE公式で配信していた「今月のメッセージ」をnoteへ一本化しました。
サロン会員の方も、そうでない方も、気軽に楽しんでいただけたら幸いです。
今月のこよみ
エネルギーを意識したい日にちをピックアップ。
二十四節季
立秋(8月7日~)
一年で最も暑い時期ですが、暦の上ではこここからが秋。
この日から季節の挨拶も暑中見舞いから残暑見舞いに替わります。
お盆明け頃からヒグラシが鳴き出し、朝夕には森や水辺に濃霧が立ち込めるようになり、秋の気配が少しずつ感じられるようになってきます。
☆暦の上では秋と言えども、まだまだ寝苦しい夜が続きますね。
日中は冷房の効いた部屋で過ごすことが多い時期なので、しっかり入浴して身体を温めたいところですが、暑さに負けてシャワーで済ます人も多いのではないでしょうか。
そんな方には就寝前にフットバス(足浴)による温活がおすすめです。
洗面器に少し熱めのお湯を張り、エッセンシャルオイルを2~3滴。
清涼感のあるペパーミントやグレープフルーツなどがおすすめです。
よくかき混ぜたら足をくるぶし辺りまでお湯につけて10分~20分温めます。
お湯がぬるくなってきたら熱湯を注ぎ足し身体を冷やさないようにしましょう。抹消血管が拡張することで疲労の回復や冷えが改善し、入眠効果も期待できます。
処暑(8月22日~)
日中の残暑はまだ厳しいですが、朝夕には涼しい風が吹くようになります。
秋の虫も鳴き出し、穀物も実り始めますが、台風が多くなります。
季節の変わり目でアレルギーなど出やすい時期です。夏の疲れも出てくる頃なので、体調管理により一層意識を向けていきましょう。
☆この時期、疲れがたまりやすい「腸」を元気にするために、腸活を意識しましょう。
朝夕おなかを時計回りに優しくマッサージしたり、腸内環境を整える発酵食品やキノコ類、キウイフルーツやバナナなどを日々の食事に取り入れてみましょう。
特にキウイフルーツは栄養価も高く、腸活だけではなく浮腫み予防やダイエット効果も期待できます。味が苦手な方は他の野菜やフルーツと豆乳やヨーグルトなどに混ぜ、ジュースやスムージーにすると摂取しやすいですよ。
月齢
月は感情的な肉体感覚と潜在意識の天体です。
生理的欲求や好き嫌いなど、無自覚な自分自身の欲求や情動を司ります。
新月(8月4日/獅子座13°)
新月は死と再生の時間。
満月であかるみになったエゴ(自我)が新月には輝きを失うので、真の己(真我)に還る時間とも言えるでしょう。
勤務・管理の部屋で迎える獅子座の新月です。
魚座のAscに重なる土星が葛藤の角度で関わる双子座の火星と木星にサポートされています。水瓶座の冥王星と魚座の海王星が獅子座の金星を頂点にyodを形成、金星には牡牛座天王星が葛藤の角度で関わり、火星が葛藤の角度で関わる乙女座の水星が重なっています。
価値観の再構築、あるいは刷新というイメージのある新月です。
「セルフブランディング」という表現をご存じでしょうか?
ざっくりと言えば、自らの力でプロモーションを行って認知度を広めていくブランディング手法のことです。SNSでの認知度拡大、書籍出版による権威付けなど、戦略的に自分の価値を打ち出すことによりビジネスにつなげていくというものです。
似たような言葉で「パーソナルブランディング」という表現もありますが、こちらは、企業や組織に所属した個人をブランド化することにより組織全体のイメージ向上を目的とするブランディング手法です。方向性の違いこそあれ、戦略的に個人をブランディングするという点では同じですね。
続いて、「セルフコンパッション」という表現をご存じでしょうか?
「コンパッション」とは哀れみ・思いやり・深い同情といった意味の言葉で、仏教用語の「慈悲」に相当すると言われています。
「困難のさなかにある存在に心を寄せ、その痛みや苦しみが取り除かれるように願うこと、また、そのために行動すること」を指します。
「セルフコンパッション」とは「自分」という存在への「慈しみ」であり、「他者を思いやるように、自分自身のことを大切に思うこと」を指します。
私たちは常に、何かしらの「評価」の中にあると言っても過言ではありません。子供の頃は成績や偏差値、社会に出れば肩書や収入など、自分の「価値」を意識せざるを得ない場面はそこかしこにあふれています。
現代社会では「自己価値の高さ」と「豊かさ」が比例してきたことから、熾烈な競争社会が構築されてきたように思います。
今回の新月は「ブランディングによる豊かさ」から、「コンパッションによる豊かさ」への移行を示唆しているようです。
風の時代にふさわしい金銭感覚や職業観へシフトするタイミングと言えるでしょう。
自分はどう見られたいのか、ではなく、自分は何を表現したいのか。
自分は何を得たいのか、ではなく、自分は何を受け取っているのか。
獅子座の新月があなたに問いかけているようです。
願い事をする方は、獅子座の象意に関する事がおススメです。
ジャスト新月から48時間以内(8時間以内がベスト)に願い事を書くと、願いが叶うと言われています。
ただし、ボイドタイムは避けて書きましょう。
今回は20時12分に新月を迎えます。ボイドタイムは6日なので、4~5日中に願い事をするとよいかもしれませんね。
ボイドタイム:8月6日 0時16分~6時16分迄
ボイドタイムは願い事をするよりも瞑想や祈りの時間に充てるのがおススメです。
満月(8月20日/水瓶座28°)
満月は達成・成就の時であるとともに、潜在意識を解放するタイミング。今の自分に不調和・不要なものは新月へ向かう欠けゆく月の期間にどんどん手放してゆきましょう。
共有の部屋で迎える水瓶座の満月です。
今回は地球との距離が最も近くなるスーパームーンです。
太陽と重なる獅子座の水星、牡牛座の天王星がTスクエア。所有の部屋に滞在する乙女座の金星には双子座火星・木星、魚座土星がTスクエアを形成。
獅子座太陽を頂点とし、水瓶座冥王星と魚座海王星がyodを形成しています。
新月に引き続き、風の時代にふさわしい「豊かさ」の実践がテーマとなる満月です。
今までの社会通念、価値観、特に「豊かさ」に関すること、金銭感覚や職業観を大きく刷新する流れが加速します。
また、「友情」「人間関係」に関する問題も浮上しそうです。
誰かの力になりたい、人の役に立ちたいと真に願うなら、まずは自分自身にしっかり寄り添うことです。
自分を必要以上に厳しく扱っているうちは、他者へも本当の意味での思いやりをそそぐことはできません。
問題は「私だけ」に起こるものではなく、人間誰しもが痛みや苦しみを経験するものです。
現実を否定するとストレスや欲求不満が増大します。
目の前の「現実」を思いやりのある優しい気持ちで受け入れることで、感情的・精神的な「平静」につながります。
失敗や人生の困難を「良い」「悪い」と判断せずに、思いやりと理解をもって受け止めていきましょう。
満月は浄化作用が強いので月光浴がおススメです。
パワーストーンやオラクルカードだけではなく、心や身体の浄化にも最適です。
心と身体の浄化に関しては、わざわざ外に出なくても、満月をイメージしながら瞑想するだけでも効果があります。
今回は水瓶座の象意に関するデトックスを意識してみましょう。
ジャスト満月は3時26分。前後24時間が浄化タイムに適しています。
今月のメッセージ
今月は意識したい2つの現象をピックアップします。
1.ライオンズゲート(7月26日~8月12日)
この時期、精神世界では「ライオンズゲート」が話題になります。
近年の占星術においては太陽がオウンサインである獅子座15°に差し掛かる8月8日頃と定義されていますが、エジプト文明やマヤ文明では恒星シリウスのヘリアカルライジング※(heliacal rising)の日に開く宇宙ポータルのことを指していたと言われています。
☟ヘリアカルライジングとは(天文学辞典サイト)
https://astro-dic.jp/heliacal-rising/
古代エジプト人にとって、このシリウスのヘリアカルライジングは特別な意味をもっていたと言われています。
毎年このタイミングにナイル川が氾濫し、生活に重要な影響を与えていたからです。
雨がほとんど降らないエジプトでは、ナイル川の氾濫こそが「恵み」の象徴でした。
そこで古代エジプト人は日の出前にシリウスが初めて上ってきた日を、宇宙からの恵みが最も降り注ぐ日として重要視していたのだそうです。
余談ですが、ウエイト版のタロット「THE STAR」に描かれている情景は、まさにこのシリウスのヘリアカルライジングを描いていると言われています。
ライオンズゲートが開いている期間は、恒星シリウスの宇宙エネルギーが、獅子座の支配星である太陽を通し、自らの太陽を活性化してくれることから「スピリットの個性」や「真の自己」への回帰が促されます。
毎年、だいたい同じ時期に開くゲートなので、この期間は以下のことを意識して過ごしてみましょう。
睡眠時間を増やし、日中15~20分程度の「昼寝」をする
水分を多めに摂取し、長めの入浴で汗を流す
瞑想する
新たな目標設定や願望を書き出す
この期間は強力な高次エネルギーが地球に降り注ぎます。
ポジティブなパワーが極大となるので、気持ちが前のめりになりやすいのですが、実際には「充電期間」と捉えた方が賢明です。
また、高次エネルギーは恐怖や不安、妬み嫉みといった低い意識に反発しやすく、エゴが浮き彫りになり苦しむこともあるので要注意です。
ネガティブ思考はなるべく手放し、肉体を休めて精神性を高める行為がおすすめです。
2.水星逆行(8月25日~8月29日)
今年2回目の逆行は乙女座と獅子座で起こります。
水星は「移動・交通・通信・コミュニケーション・学習・仕事」などを司る天体なので、逆行中は以下の現象が起こりやすいとされています。
8月5日から8月15日までは乙女座が象徴する「こだわり」「健康」「管理」「役割」「勤勉」といった面で、8月15日から8月29日までは獅子座が象徴する「自己表現」「プライド」「遊び」「恋愛」「創造力」といった面で影響を受けやすくなるでしょう。
また、水星は乙女座の支配星ということもあり、逆行の影響を感じやすくなると言われています。
ライオンズゲートの開大~閉鎖の期間とも重なっているので、身体をいたわることを優先し、行動するときには心にも時間にもゆとりをもって過ごしましょう。
乙女座期間に自分自身を見つめなおし、獅子座期間に環境や人間関係を見直すことで、逆行明けには古い信念体系が解体され、人生に新たな意味や喜びを見いだせているかもしれませんね。