うぐいす色はややこしい
公園を散歩中、はじめてうぐいすを見かけた。
去年「梅にうぐいす」のタイトルでさんざん描いたから間違いないと思ったけれど、あの特徴的な鳴き声はない。
見慣れぬ小鳥を見つけ「誰?」と思いながら観察すると、目の上に白いラインが入っている。
藪に紛れてしまう地味な色ながら、ぷっくりしたうぐいす餅に似ていた。
そんなにうぐいす色は緑っぽくはないよ、っていううぐいす餅も多いけど。
うぐいす色は、メジロとよく間違われてはややこしいのだ。
そしてうぐいすとの出合いを人に話そうと、去年の作品をスマホのギャラリーで探したときに確信!
色も白いアイラインも、そして形もこれのままだった。
鳴いていても姿を見つけたことはない。
「一生見ることはないだろうな」と思っていたけど、あの鳴き声の季節を待たずに会えてとても嬉しい。