『ありがとう』を味わうことの大切さ
感覚派サロンオーナーのcoralです。
2004年に自由が丘にネイルサロンをオープンし、現役オーナーネイルアーティストとして活動中です。
サロンを気楽に楽しく続けるための、ヒントをお話します。
当たり前ではない『ありがとう』
私が、ひとりサロンオーナーを20年間も続けて来れた最大の理由は、
お客さんから直接『ありがとう』と、感謝の言葉を伝えてもらえる仕事でだからだと思っています。
あなたも、こんなサービスをお客さんに提供することが出来たら、きっと喜んでくれる人がいるはず!
自分のサービスが、誰かの癒すことができるはず!
そう思って始めたんではないでしょうか?
サービスを提供できるようになるには、技術を学び、接客を学び、自分のサロンを持つには、様々な準備を経て、大変で無理かも知れないと思ったこともあったかも知れない。
それでも、続けてきたからこそ、今目の前にいるお客さんに出会えた。
心を込めて施したサービスに満足してくれて、
「本当にありがとう」と、お客さんの笑顔が見れた時、こちらも癒され幸せな気持ちでいっぱいになりますよね。
だって、その瞬間のために今まで頑張ってきたんだから。
これこそ、本当の『Give and Take』だと思うんです。
その幸せを、しっかり味わってますか?
じっくり余韻に浸ってますか?
これが、本当に大事なことなんです。
よく考えてみて下さい。
人に直接ありがとうを言われる仕事って、そんなにないんです。
今は、オンラインで何でも手に入るし、便利な時代になりました。
私は、最新テクノロジーが大好きなので、沢山恩恵を受けているし、便利なサービスを考えて形にしてくれて、提供してくれている人たちに感謝の気持ちでいっぱいです。
でも、なかなか直接ありがとうを伝えることはできません。
なので、私はできるだけ直接何かしらのサービスを受けたときは、心からできるだけ気持ちが伝わるように『ありがとう』を伝えるようにしています。
スーパーのレジ員さん、配達員さん、駅員さん、バスやタクシーの運転手さん、警備員さんにも、もちろんサロンで施術を受けた時も、目を見て感謝の気持ちを伝えます。
それが、どれだけ価値あることか知っているからです。
でも、どんどんテクノロジーが進化することで、スパーのレジ員さんや配達員さんにも、直接感謝の気持ちを伝えられなくなる日も、そう遠くはないでしょう。
例え、感謝の気持ちを伝えられたとしても、企業や組織で働いてらっしゃる方は、なかなかじっくり余韻に浸ってはいられません。
でも、ひとりサロンオーナーなら、片付けをしながらでもいいです。
できれば少し手を止めて、反省や次のお客さんのことを考える前に、感謝の気持ちをめいっぱい味わっってくだい。
自分のサービスに対して、直接「ありがとう」と言ってもらえる仕事が、どれだけ素晴らしい幸せな仕事か、改めて感じてほしいのです。
自分のサービスを喜んでくれたんだ、嬉しいな〜
〇〇さん、来た時と全然違う表情だったな〜
やっぱり笑顔は素敵だな〜
私のサービスには価値があるんだ〜
私のサービスは、人を幸せにできるんだ〜
これから、もっと多くの人を癒せるだろうな〜
と、じっくり感謝の気持ちを味わっていると
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あ、こんなサービスできないかな?
喜んでくれた施術をもう少し練習しよう!
もっと悩みに寄り添えないかな?
と、次に繋がるアイデアや、モチベーションが湧いてきます。
逆に、お客さんは喜んで感謝してくれたのにも関わらず、
本当に喜んでくれたかな?
また、来てくれるかな?
もっとこうしたほうが良かったかな?
ちょっと不満そうな表情してた時あったな
時間押しっちゃったな〜
なんて、考えていると
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もっと練習しなきゃ
私って、ダメだな〜
また同じことしっちゃた
きっともう来てくれないかもな〜
また集客しなきゃな〜
なんて、次に繋がる思考が全然違ってくるのです。
自己肯定感が下がった状態で、どんなに練習しても、なかなか良いパーフォーマンスに繋がりません。
よく出来たところを、少しでも見つけてそれを褒めてあげましょう。
そして、しっかりリセットして次のお客さんを迎える準備をしましょう。
それが、自分のサービスを受けにわざわざサロンまで足を運んでくれて、サービスを喜んでくれて、『ありがとう』を伝えてくれたお客さんへの感謝であり、
何よりも、自分自身を次のより良い行動へ向かわせる、もっとも大切なプロセスだと思います。
感謝の気持ちに感謝するのを、忘れないでくださいね。
今後も、サロンを気楽に楽しく続けるための、サロンブランディングやマインドセットについて、マイペースに投稿していきます。
ご興味のある方は、また読みにきてください!