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「大事」の気持ちは男も女も同じ

久しぶりの投稿になってしまいました。
新型コロナのオミクロン株のおかげ(せい)で生活面の疲弊がすごくて、ネタすら思いつかなかった1ヶ月ほど。

そんな中、少し余裕が出たので、Amazonプライムビデオで「天官賜福」というアニメを見てみました。最初はPinterestで色々画像を見て回っている時に、すごく綺麗だと思えるイラストがあって、これはなんだろう?と思っていたんですが、ピンを見てるうちに作品名がわかって、アニメをアマプラで配信していることを知りました。

原作もアニメも日本のものじゃなかったので、海外アニメという面で自分が見続けられるか心配でした。偏見かもしれないですが、海外のアニメって直線が維持されないというか、いつも曲線で安定感のない動きがあるイメージがあって。ディズニーアニメもそんなイメージですが、それが作風だと思って違和感なく見られます。でも、ディズニーじゃないアニメでそれをされると、不安定な動きに目がいってしまって話に集中できない、という印象がありました。
そういう意味で、海外アニメだけどどうだろうか…という興味もありました。

アニメを見る前に、イラストで「この人は男性?女性?」と思うキャラクターがいました。2人並んで描かれていて、イラストの点数も多く引っかかるので、おそらく主人公的なポジションに違いないと推測して声優さんの名前を見れば覚えのある字面。神谷浩史さんと福山潤さんが2人並んでるということは、どっちかわからなかった人も男なんだなぁとわかったんですけど、Pinterestを深掘りしていくと、2ショットでなんだかちょっと密接な雰囲気が…まぁ同人誌とかもあるだろうと思っていたんですけど、アニメを実際見始めてから、ユーザーの評価をちらりと見た時に「BL」の文字が。
「んん???」と思いましたが、ユーザーさんのコメントだったので、個人的な見解か、はたまた世間一般的にはこれがBL(ボーイズラブ)のカテゴリなのか、がよくわからなかったんです。

今までBL自体は興味のないジャンルだったので、昔友達が読んでるって言ってたなぁくらいにしか思っていませんでした。何より受け入れ難い気持ちもあったので、あまり触れずにきていたのもあるかもしれません。
「天官賜福」の話自体は面白くて、「十二国記」を見ていたのもあって、世界観とかはあまり苦もなく理解できたし、途中出てくる名称が中国系の発音で若干覚えづらいこと以外は、絵としても動きも綺麗だし良い作品だと思いました。

でも、やっぱり気になったのはジャンルのこと。キャラたちの感情を見てると、大切にしたくて仕方がないことってあるんだろうなというのは納得できるし、アニメ12話分ではキャラクターの過去が全て描かれてる訳じゃないので想像する限りですが、守るためになりふり構わず他者を傷つけるとかはあり得るとも思います。もちろんフィクションの世界では、ですが。CLAMP作品を小学生時代から見てきた自分には、あんまりその辺は違和感はなかったです。
原作とアニメとの差がどの程度かはわからないんですが、主人公2人の関わり方はとても好きです。艶かしい表現がなかったのでこんな風に思ったのかもしれないですが、純粋に相手が大事なんだなと伝わる仕草にとても共感がもてた。縁が生まれて大事だと思う気持ちは、男だろうが女だろうが関係ないかもなぁと思ったのです。
逆に、BLというカテゴリ付けが必要なの?って疑問の方が大きかったです。(それとも、原作でのその後の展開とかこのジャンルが好きな方からすれば、必要不可欠なんでしょうか…)

そんなこんなで、世の中の認識と自分の中の性の認識については少し混乱をしているところです。
今まで触れないようにしてきたものが、表現の仕方ひとつで受け入れられるようになる(というかそもそもBL作品だと未だに思えてない)。だからエンターテインメントの影響力は侮れないな、と思います。
そういえば、何週間か前にNHKのサイエンスZEROで、「人類の中性化」というテーマが放送されていたことを思い出しました。放送は見れなかったんですが、オンデマンドで単品購入ができるようなので、見たいと思っていますが、ちょっと派生しすぎでしょうか…?

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