見出し画像

20241114

失敗 00005/20000 木炭で描くとモチーフも黒くなる
失敗 00006/20000 構図を吟味しないで描き始めてしまった

洋梨から柿へ、モチーフを変更する。ひとつからふたつへ。数も変える。
ひとつがふたつになることで、空間の間を意識するので、鉛筆から木炭に画材も変えた。空間を描いて、実質である柿をしろく抜くイメージがあったからだ。

今回は、ぺたぺた触るのも空間。柿と柿のあいだ。柿と机のあいだ。柿のこちら、柿のあちら。

柔らかい木炭は、紙の上を流れてなかなか定着しない。何度も擦って、消しゴムで描き起こし、空間の左右、手前と奥、柿の際の部分など、水の中で触れているように空気を濃く意識しはじめる。
とくに柿と柿の間の狭い部分の密度。空間にせりだすふたつの曲面のもたらす圧を強く感じる。


木炭を置いたときには、柿のほっぺにもたくさん木炭粉がついて、いたずらっこが並んで笑っているような表情になった。

学んだこと:「ふたつのものが在る」ことからもたらされる緊張感を十全に表すには、もっと構図を吟味すること

いいなと思ったら応援しよう!