こけらいふvol.25 明るい自分でいたいのに

私が生まれてこなければ
あなたは幸せだったのにごめん

そういって謝ったら母が泣いた

本心から申し訳ないと思って

謝ったら母が泣いた

傲慢な娘だった

ずっと自分しか見えない

自分がいない歪んだ世界が

自分が自分のゆがみを眺めているだけなことを教えてくれる

誰かの言葉が届くのを待ってるつもりで

飲み下すことなく
咀嚼しては
吐き戻してばかり

ごめん、ごめん、ごめん

軽い言葉、自分の言葉は枯れ葉みたい

火が付いて燃えることもないから

枯葉に失礼かもね

許しを請うだけの自信もない

卑屈なばかり

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