キラキラした女の子が好きなので架空のオーディションを開催する vol.4 和泉苺架

2023年2月18日 23:54

2023年2月2日　福岡会場にて
サラサラの金髪をポニーテールに束ねた少女が、ハーフツインの黒髪の少女を連れ、颯爽と会場に現れた。二人揃って受付を済ませ、共に控室へ向かう。

「緊張しちょる？」
「うん。」
「大丈夫やけん、絶対二人で合格しよな。」

二人はじっと見つめあって、お互いを鼓舞するように頷き、微笑みあう。お互いの右の手の甲を合わせて、その手で胸元をとん、とたたき、手をグーにして、コツン、とぶつけ合う。

「…この会場で、もかねぇが一番かわいい。」

「合格できるかな。」

「大丈夫、うちらにはわきゃねぇよ。」

プロフィール

名前:和泉苺架(いずみもか)
出身:大分県
生年月日:2004年5月30日
年齢:18
身長:168㎝
家族構成:母、妹(柚芽)
歌・ダンス:独学で、妹と二人でよく踊りや歌の練習をしている。
備考:家事も姉妹でやっている。

「妹と二人でよく踊ったり歌ったりしています。今回のオーディションに応募したのも、妹に誘われたからです。」

とにかくスタイルがよく、垢抜けた印象を受けた。

ダンスや歌は未経験とのことだが、すごく楽しそうに踊って歌っていた。写真で見ると、キリっとしたクールな印象だが、声が思ったより高くて可愛らしい。リズム感がよく、ダンスも歌も、見ているものをノせるのが上手い。本人には自覚がなさそうだが、基礎がしっかり出来上がれば化けるだろう。

自己PRでは年子だという、妹と二人で楽しそうにダンスする姿を披露しており、二人の仲の良さがうかがえた。

歌では、N0T1meのメインボーカルのひとり、Aira(アイラ)のソロ曲を、ダンスではchâteau vertの「PARA」を選曲。一次審査と違い、歌では力強さを、ダンスではセクシーさを見せてくれた。

♪~
いまここで立ち止まること
それが一つの勇気だと思う
翼に力を込めて瞳に希望を乗せて
明日を睨んで運命にあらがう

今日も明日も同じこと
するのだって大変
昨日と今日で同じこと
するんだって退屈

今日も明日も明後日もその先も
空前絶後の僕を見せるだけ
立ち止まっているんじゃなくて
全て受け止めても倒れない

大地に深く根を張って
背中の翼に希望を込めて
ふわふわ浮かぶ雲の上の
光を僕が喰らい誰より燃える

今日も明日も同じこと
するのだって大変
昨日と今日で同じこと
するんだって退屈

今日も昨日も一昨日もその前も
前代未聞の僕をみていて
過去のすべてに背中を押されて
いつまでも私は私でいたい

もうずっと前から誰の背中も見えない
空も海も全て私の自由にできる
もうずっとこのままで…

二次審査の可愛らしさが念頭にあったために、セクシーな曲を踊りこなせるのか心配しながら見ていたが、その心配は杞憂に終わった。まだまだ粗削りだが、視線の使い方など、魅力的だった。

和泉苺架:合格(福岡会場1人目)

「合格できるとは思っちょらなかったのですが、折角このような場で自分を披露できるなら、自分が今までやってきた曲より難しい曲に挑戦してみようと思って選曲しました。妹にたくさんアドバイスをもらったけん、まずは妹に報告しようと思います。」

姉妹…!

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