こけらいふ vol.4 楽しい時間

楽しい時間は、大学のときからの旧友と他愛ない話をする時間。
でも最近、いやだいぶ前から 彼らと何を話していいのかわからない。

ただ「普通」「常識」のプールを揺蕩うだけの日々は、面白くないと思わされるから。

何のためにやっているかわからないことをやってみたり、望まぬ方へ努力してみたり。

まぁ悪いことばかりではない 「女の子の友だち」とキャッキャ話すために知っているコスメの名前が増えたり、似合うメイクがわかったり

むなしい、むなしいと嘆く自分の一部を無視すれば、私は「幸せ」なんじゃなかろうか。

自分のことを好きな人間をそばに置いておくと、感情だけ 達成したという感情だけお手軽に摂取できる何も達成しているわけでもないのに、満たされたと錯覚できる。

錯覚じゃないのかもしれない。結局感情は頭で作り出してて、それに対して真面目に取り組んでいるから、真実ってことになっているだけで。

何をするときにも、相手のことを考えることができそうでできない。

どうしたら人と、相手を消費する以外の方法で向き合えるのか、わかるようでわからない。

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