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海外ノマドが考える今より少し豊かに生きる考え方【後編】「一歩先を考えられれば世界が広がる②」

私は「海外ノマド」と言っているが、数年ごとに国を移動しながら生活をし、その土台からも又他の国に移動をするような、そんな「ノマド生活」を送っている。

そんな生活をしながら、少しだけ視野を広げ、そして少し別の世界を見ることで見えてきた。情報社会において、今は受身の情報が多い。自分で調べることも多いが、やはりネットで簡単に調べて、その一歩先まで調べていないような気がする。
一歩先、というのは、誰かが呟いたことを、そのまま信用してしまうのではなくて、それ以上考える、調べるということだ。

何か得た情報に対して、「なぜそうなんだろう?」という疑問を持つということはとても大事なことだ。

そして、少し先を考えたら、今よりも少しだけ豊かで幸せに生きられるようになるかもしれない。

先日書いた記事の続き…



②‐4本当のお金持ちはブランド物を買わない

では、お金持ちになる3つの方法の一つ
② 支出を減らす。

であるが、これも当たり前だが、お金を使わなければお金が溜まる。本当に豊かな生活ができる人はもしかしたら、究極、ミニマリストなんじゃないかと思うのだ。物質欲がなければ、支出が減る、買いたいものがなければ良いんだと思うのだ。言うのは簡単だが、もちろん、生活をしていく上では必要最低限の支出はある。何も買わないで良いというわけにはいかない。

物質欲が大きく、欲しいものが多ければ、それが手に入らなければ満たされないということになってしまう。満たされなければ、満足しない、ということになってしまう。「ブランドのバックが欲しい」と思い、それを思い続ければ、夢見ている時が楽しいと言う人もいるかもしれないが、欲しいものが手に入らないという気持ちのままでは「幸せ」と思えない人もいるかもしれない。
けれど、例えばだが、高級車に乗りたいとか、高級なアクセサリーが欲しいとか、ブランド品が欲しいとか、大きな家に住みたいとか、タワーマンションに住みたいとか、そういう感覚がなければ、「欲しい」と思う気持ちがなければ、それだけで満足できるので、生活が満たされ、充実した生活が送れるのではないか、と思うことがある。
そして、物質欲が強い人は、ブランドバックを1つではなく、2つではなく、びっくりするくらいたくさん持っている人もいるし、新しいバックがでれば又「欲しい!」と思うかもしれない。そうなるといつになっても心が満たされなくなってしまう。体は1つなのだから使えるものは限られていると思う。

私は、決してブランド品が要らない、必要ない、ということではないと思う。「欲しい」と思う物質欲って当たり前の感情だと思う。けれど、誰かが自分の欲しいもの簡単に買い与えてくれたり、元々お金持ちで、たくさんバックを買えてしまったら、その喜びって、もしかしたら薄くなってしまうんじゃないかと思うことがある。自分が一生懸命働いて、どうしても欲しくて買った高級品なら、その苦労が大きな喜びへと変わるし、大切なものとして長い間使い続けるかもしれない。

私も初めてちゃんとお金をもらえる身分になった時にブランドの財布を買った。その形と触り心地、そして色に一目ぼれして、絶対に買おうと決めていた。そして、高いお財布を買おうと思ったもう1つの理由は、私は昔よくお財布を落としていた。お財布そのものは数千円で買える機能重視の安い財布が多かった。ただ財布そのものが安いので、財布にあまり愛着を持っておらず、恐らくそのせいもあって、財布を落としてしまうんじゃないかと思ったのだ。お財布自体を落とすことはそんなに問題はなかったのだが、要はその中身のお金や色々なカード類が大事なので、やはりお財布を落とすということは本当に大事件だ。
だから、ちょっと高いブランドものだったけれど、気に入ったお財布を見つけたので、そのお財布を使うようにしたら、10年間、財布を落とすことなく使い続けることができた。買った時は高かったけれど、10年も使い続ければ、それはそれで元を取ったと思うほど、使い込むことができた。買っただけではなく、そのお財布には最初にちゃんと給料というものをもらった時に買ったという思い出もあり、それから10年間使い続けられたということで、これは良い買い物だったと今も思っている。

ブランドだから、ということではなく、使い勝手が良いとか、色やデザインが気に入ってどうしても欲しいものがあれば、それを買うまでの仮定や、買った後もこうして幸せな気持ちでいられるのであれば、私は個人的にはある程度の買い物も大切だと思う。
物質欲があまり強くない、ということはそれだけでも現状に満足することができるので、それはそれで良かったなあと思うのだ。

だから、お金持ちになる方法の1つ、支出を減らす=買い物をしない、と言う場合、元から物質欲があまりなければそれがお金持ちになれる1つの近道かもしれない。そして、物質欲がなければ、いつでも何かを「欲しい」という満たされない感情がない分、基本的に現状に満足できるので、それだけでも幸せでいられるということだと思う。

『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット』

また、『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット』と言う本の中に書かれているが

高級ブランドを好む人→「称賛されたい」という承認欲求が強い
そして
高級車を持っていても「お金持ち」とは限らない

そうだ。だから、ブランド品や高級品を持っている、持ちたいという考え自体が、実はお金持ちの証明ではなく、承認欲求から来るものなのかもしれない。しかし、そこには
「富を誇示するような高級品を苦労して身につけても、本人が思っているほど他人からの尊敬や称賛は得られない。」

けれど
「人は、目に見えるものから誰かの豊かさを判断しようとする。」
しかし
「実際には、真の富とは目に見えないものだ。」

と書かれている。

そして、もう1つ、お金持ちの人の特徴として
【能力が自分の存在を物語ってくれることを知っているので、常に努力をおこたらない。(中略)限られた時間やお金もムダ遣いすることなく自分のために投資する。わかりやすく言えば、ブランド品を買うお金があれば、本やセミナー、コーチング、資格取得などの自己投資につぎ込むといったことだ。】

同じお金の使い方でも、物資ではなく、経験などに出費する、とある。だから、私が先ほど言ったように、ブランドものの財布が欲しいと思った時、私はその買うまでの工程を楽しんで、そして、最初にもらった給料で買うという経験に紐づいていたので、その財布を見るたびに、自分の初心を思い出すことができ、そして「良い財布だから、絶対に失くさない。」と言う思いのお陰で、その財布を失くさず、落とさず、10年使い続けることができた。

参考資料

ブランド品購入に関しては、こんな意見もある。

マーケティングに踊らされて、消費すべきだと企業が考える物やサービスを買わされている可能性がある。

そして
お金で不自由を感じている人ほど、「他人目線」でお金を使う。

そうだ。これは、承認欲求が高い人が、ブランド品を購入する傾向にあるということだ。これは自分の為にお金を使っている、のではなくなってしまう。

今回のテーマ、

本来お金は、「自分と大切な人の幸せのために使えばいい」ということだ。自分たちが「幸せ」になるためにお金を使えばいいのだ。

今回のテーマにしている
思考を少し変えてちょっと幸せになる方法
とは、実はお金を使うこと、ものを買うことそのものではなく、何かを買うことで幸せになる、のではなく、逆の発想で「幸せ」になるためにお金を使う、「幸せ」になるために何が必要か、周囲を気にしないで、考えなければいけないのかもしれない。


海外に出ると言うことは…

海外へ行く
旅をする

これは経験にお金を使っていることになる。
海外へ行く人は他者にも
「海外へ行くべきだ。」
なんて言うが、それこそ別の文化に触れることで、経験も知識も増える。
それこそ新しい体験をすることによって自分も豊かになれる。自分への経験はきっと自分を少し幸せにしてくれるんじゃないだろうか。






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