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海外ノマド-日本語講師として月30万円稼ぐには

海外ノマド生活を送る私は、今は本業として日本語講師をしているが、本業と言っているのは、昨年までフルタイムでの仕事が日本語講師だったからだ。

では、実際の日本語講師はどのくらい稼げるのだろうか…。色々な「形態」で日本語教師をしているのだが、実際の日本語講師の生活について書いていきたいと思う。

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日本語教師とは?


日本語教師とは、「日本語を教える教師」のことだ。私は日本語講師と名乗っているが、それは私が今まで「講師」だったからだ。というのは私が日本語を教えていた機関は大学だったので、大学の場合は「講師」であって「教師」とは言わないからだった。
日本語を教える人、が日本語教師、日本語の先生であるが、「日本人だから日本語が教える」とは一概に言えない。

昨年、2023年までは日本語教師には教員免許に相当する国家資格がなかったが今年、2024年から国家資格となった。

ただし、その国家資格が必要なのは認定された「日本語学校」で教える場合であって、それ以外であればどんな人でも日本語を教えることが可能でもある。

たとえば、日本に来た外国人に日本語を教えたり、近所に引っ越してきた外国人と友だちになって、日本語を教えたり、それこと今ではオンラインで日本語を教えるなど、法的に問題はない。

ただし日本国内の「日本語学校」で学ぶ日本語学習者も多くおり、こういった学校で教えるのが「日本語教師」で、職業としての日本語教師と言った場合、日本語学校で教えることを指すことも多い。

2025年から日本語教師が国家資格になったものの、まだまだその国家資格取得者も多くないかもしれない。

今まで、日本語学校では日本語教師を採用する際、求められていた「資格」というものが存在した。そして、ほとんどの日本語学校が一般財団法人日本語教育振興協会(日本語学校を「認定する」機関)の定めた「教員の資格」に拠っており、海外の日本語教師求人でも現在でもその「教員の資格」が求められることが多い。

その「資格」というのは3つある。

文化庁の認める420時間コース

文化庁国語課に受理された420時間以上の日本語教育に関する研修=420時間コースを受け、修了すれば日本語教師になることができる。ただし、このコースは高額なことも多く、それなりに時間も費用もかかる。

日本語教育能力検定試験は公益財団法人日本国際教育支援協会(JEES)が1988年から年一回(現在は10月)実施している検定試験を受ける。
これは、「日本語教育に携わるにあたり必要とされる基礎的な知識・能力を検定すること」を目的としている。試験さえ受ければ日本語教師になれる、とも思えるが、実はこの日本語教育能力検定試験、合格率が20%程度の難関で、出題範囲も広く専門的な知識が必要な試験だ。

ただ、試験範囲が一般的な420時間コースの教育内容と重なっているため、420時間コースで学習した後に試験対策を受け、受験するというパターンもある。

両方受けることで、知識も実習も体験できるのでこれで一人前の日本語の先生になれる、と考えても良いだろう。

四年制大学で日本語教育を専攻すれば卒業と同時に日本語学校の教師になる資格を得ることができる。

日本語を教えること、それ自体は確かに「資格がなくてもできる」と言えるのかもしれないが、実際「資格」を取得するのに時間も資金もかかるし、それに伴った知識や多少の経験があってこそ…だとも思うのだ。

これはもちろんどんな仕事でも同じだと思うが、ちゃんとした国家試験などの「資格」があってそれ相応の料金をもらえる仕事もあるし、「資格」がない仕事の場合、経験がない時には時給、賃金も安く、そこから徐々に金額が上がっていく。そんなものだと思うのだ。

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