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海外ノマド…「自分探し」ではなくて「自分の居場所探し」の旅…:人間不信にもなりながら進む自分の道

海外ノマド生活…タイトルの写真は現在住んでいる街の駅近くにあるデザインホテルのデコレーション。トランクを抱えた人たちがグッタリしている姿が描かれている。明るくない、なんだかちょっと重たい雰囲気の「旅人」? [放浪者]?


私の人生はノマド(今で言う)のような生活で、[自由]ではあるけど[安定]はしない。そんな生活をしているのは良いことか否か…



12歳から単身、海外ノマド生活をしている私は…

そんな海外暮らしは実は山あり、谷あり、楽じゃない。そんな中で最近起こっている様々な災難、裏切り…色んなことを投稿して来た。

特にここ3年間仕事で暮らしたベトナムでは本当に色々なことが起こって、人間不信になりそうになった。

コロナの頃からベトナムの大学で勤務していたが、3年間本当に大変な日々だった。日本で働くよりもずっと大変で、寝る時間以外はずっと働いていた。大学講師は通常週に12~15時間ほどの授業数なはずだが、私のいたところは140分授業が午前に2コマ、その後30分休憩で、午後に140分授業が2コマあった。
一番多い時で、

140×4×5 大学で40時間以上の授業があった。
その合間、夜に授業の準備や学生のインターンシップなどの為に走り回っていた。寝る時間以外は仕事をしていたなあ、本当に忙しい3年間だったなあ、と思った。

けれど、ベトナムに行って、これはこれでここでやらなければいけないこと、を自分の使命としていた気がする。だからこそ、この先も継続しようと腹をくくっていたのに、契約更新がなくなって、ぽかんと心に穴が開いたような気持ちになった。


そして、私は、大学の仕事を辞めても、学生のインターンシップのために多少の仕事をしていた。


どんな生き方が良いのか…

「安定」と「自由」どちらが良いか分からないが、私は今を生きることを選んでしまった気がする。ノマドなんて言う言葉がある前から、私は生活そのものが遊牧民のように転々としていた。

日本の実家では引越しをしたことがないのに、海外では1年に何度も宿を変えて生きている。そんな中、昨年(今年の春まで)私は仕事の関係でベトナムに住み、ベトナムとフランスを行ったり来たりしていた。

急に失業者に⁉️

昨年末に仕事の契約更新の話をしていて色々書類を揃えていた矢先に「上の決定で、日本人を雇うのを辞めることになったから契約更新しない。」と言われた。

私の職種はちょっと変わっているので、通常は半年から1年先の求人に応募することになる。だから1ヶ月前に契約更新しないと言われても、その後のことがかなり難しい状況になる。

まだ継続している仕事もあるし、急にそんな…とギリギリまで仕事もあるし、引越し準備とかもままならず…

次の職探しが…

知り合いからの情報で系列組織の求人を見つけて応募して無事に次の就職先を見つけた(はずだった)

けれど結局労働許可証がおりないと、業務委託(海外で⁉️)でしかも毎月更新と言われた。一旦はvisa(労働許可証)も会社が出せないのに、「ベトナムに来てください」と言われ(⭐️ベトナムは自分でe -visaというのを取得でき、就労も可能…)今年の初めに急遽全部自腹でベトナムに行った。

正社員ならあるはずの福利厚生もなく、でも組織は私に「ベトナムに来い」と言う。最初の内定はどこへやら…

結局、ベトナムに行った後も、労働許可証が取れないから

「オンラインで仕事してください。」

と家に帰された。そして結局この先のことも

「労働許可証取れるようになるかまだ分かりません…」

とのこと。なんの為の就職活動で、何の為に職を見つけたかも分からない状況だ。

そして住んでいたアパートも急に出され…

そんな中、ベトナムではとりあえずアパートだけ、自分の住処だけは安定させていた。
はずだったのだが
[アパートを売ることになったから今月出て行ってくれ。」

と言われた。
全てがもうベトナムにいないでくれと言わんばかりの状況だった。きっとそう言う運命だったんだろう。
結構バタバタの中、仕事も毎日しながら、引越しも、あり、もうベトナムにいてはいけないのか⁉️と言う状況でベトナムを離れた。

全部自己負担。それでもベトナムに行くか行かないかは自分できめるしかない。自分で決めて、自己負担でもそこで動くか動かないか・・・そして動いて、その後のことも自分で決めたことなのだから、自己責任…。

1人で海外で生きて行くこと

海外生活ってそんな良いものでもないと思う。知らない世界も知れるし、世界が広がることは確かだ。けれど世界が広がれば広がるほど生活は本当に大変だし、海外で生活するということは何も後ろ盾ないし、外国人には意外と冷たいのだ。

私は結局visaが出ないことが分かって、一応今オンラインで仕事をしているが、新しい職探しをしている。
でもこれがまた普通の職探しと異なり、準備する書類も角組織指定の書類に書き、もしくはエントリーシート(?)のように各組織もサイトから情報を入力していく。

そして履歴書と職歴書以外にも準備する書類が多く、1つの組織に応募するのに1週間くらい時間を要する。(仕事しながらなので…)

おまけにお試し(デモレッスン)とかさせられる…。そして決定までに数ヶ月かかる…

生活をする為なら、お陰様でいつも何かしら仕事ができている状況で、よく「仕事運がある」と言われるのだが、それだけ仕事探しをしていたり、前職まではフリーランスだったので、自分で仕事を見つけて来ていた。

そのお陰で今も仕事ができているが、お金持ちになるには程遠い…

前職の裏切りに合う

そして…私は先日SNSで見つけてしまった。
昨年末契約1カ月前に契約更新しないと言われた大学で…私がいなくなって1学期後から新しい日本人講師が入ったことが発覚した。

あまりのショックに、一応やんわりと学科長に連絡したのだが、返って来た言葉にもショックを受けた。私は契約更新しないと言われた時にちゃんと

「もし何かあれば又その旨連絡してください。」

とお願いしていた。そして、私は系列会社に転職はしたものの、VISA労働許可証問題で、ベトナムを離れなければならなかったことも知っていたし、就職活動を継続していたのを知っていたはずなのだ。それなのに

「その旨って私の方も言われていませんでした。
だいたいそんな感じだなと思っていたんですが、はっきり言われていなかったので、言えなかったじゃないですか。
色々あって、いろいろ変わりが出ていましたから。」

と返答された。

ベトナムは本当に「今」しか見ていなくて「今」決めたことで計画され、最悪、「明日」のことすら分からない状態だ。こんな風な裏切り(?)行為というか、もしも本当に状況が変わったからなのか…それとも私が要らなかったのか…

もし、私と契約終了したかったと言うのであればそれでも良かった。それはそれでショックだけど、次に進もうと切り替えることができる。

だが「日本人は要らない」と言われその数ヶ月、私がちょうどvisa問題で困っている時期(前職の上司も同僚もそれを知っていた…)に新しい日本人を探して、いるはずなのだ。

「状況がまた変わった」ようだか、そしたらなぜそれを言ってくれないんだろう。結局
「日本人なら誰でも良いんだ、私じゃなくて良いんだ。私の代わりはたくさんいる。」

と言うことだけを、思い知らされた。辞めさせた(契約更新しなかった。)のは組織の方で、そしてまたすぐ組織の状況が変わって、そしてまた別の「日本人」を募集した。

自分の居場所探し

外国で1人で自分の居場所を探すのはなかなか難しい。よく海外に行って「自分探し」なんて言葉もあったが、自分自身が誰なのか、何をしたいのか…

きっとそうではなくて、人は自分の「居場所」を探しているのではないかなと思う。私は海外色んな国を転々としているが、自分の[居場所]探しをしているのかもしれない。

「やりたいことが分からない」と言う人もいるかもしれないが、自分を受け入れてくれる[居場所]さえあれば、受け入れてくれる[場所]があれば、落ち着ける場所があれば良いと思う。

きっと自分の居場所があれば私もこんなに転々としないかもしれない。ただそこに住んでいるだけで居心地の良い場所もあるかもしれないし。どこかに自分が仕事がしやすい場所もあるかもしれない。そして自分の場所は家族がいる場所かもしれない。

ベトナムは本当に、今の事しか見ていなくて、そしてこんな風にたくさんの裏切りに合って来て今実は結構ボロボロだ。

いつか全ての努力が報われる日が来るように。そう思って今も、今を生きながら、前に進んでいくしかないと思っている。いつか自分が本当にやりたいことができて、自分を必要としてくれる「居場所」が見つかるように…

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