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シャモニースキー旅行(2023/02/05〜02/08)

久々のnote記載

子どもたちの新学期が始まった後、日々の生活に流されてnoteを書いてませんでした。そして気づけば年が明け、いつの間にか在仏生活も残り半年となって参りました。久しぶりの記載としてシャモニー旅行の話を書きたいと思います。ここからは結構旅行などもするつもりなので、また時折書いていければ。

スキーバカンス

フランスの学校には大きく分けて5つの長期休みがあり、休みによっては地域ごとにずらして2週間の休暇に入ります。

クリスマス休みが終わって1ヶ月なのにもう休み

Zone Aに属する当地は今週から2週間の休みに入りますので、開始とともに3泊ほど、比較的近いシャモニーまでスキー旅行に行ってきました。

初っぱなから大ミス

さて行くぞ、と早朝、駅に向かったところで、私は自分が大きなミスをしたことに気づきました。
「自分と子どもの、パスポートを忘れた…!」
と。。
実は、ちょうど乗り継ぎに便利だし、シャモニーの帰りに2度目のジュネーブに行こうと宿も予約してあったのです。シャモニーだけならフランス国内で、フランスのtitre de séjourは持ってたので問題ないのですが、ジュネーブには行けない…!!!
(シェンゲンの中なのでコントロールに合わなければ分からないのかもしれませんが、調べたところビザは要らないけれど滞在許可証パスポートが要るようだった)
ということで、シャモニーに着いて宿に入り、一番最初にしたことはジュネーブのホテルのキャンセルと帰りの交通手段の取り直しでした。。

日本料理を楽しむ

宿泊したコズミックホテル(https://www.cosmiqueschamonix.com/)はスキー場も近く、スーパーも近くて大変良かったのですが、さらに便利だったのが、日本料理店「さつき」の近くだったこと。人気があるという話だったので事前に予約して、初日の夕飯に伺いました。

目を引く入り口。日曜夜だと予約なしの方はあまり入れていなかった…
キリン一番搾りからの
とてもちゃんとしたサーモンのお刺身。つまが大葉と大根というだけですばらしい
私の頼んだ天ぷら
長女の頼んだ焼き鳥
夫の頼んだとんかつと、次女の頼んだわかめうどん
こんなところで升酒が飲めるなんて

久しぶりの自分以外の作る日本料理に大喜びしておりました。近くのテーブルではすき焼きを楽しむグループもあり、繁盛しているのがよく分かるなと思いつつお腹いっぱいいただき、翌日のスキー(20年ぶり)に備えました。

Le Savoy

翌日は全行程スキーのつもりで、まずはレンタルショップに用具を取りに行き、初心者用コースで構成されるLe Savoyに行きました。

緩やかなコース2本で形成され、しかし長い方のコースは年長のころから毎冬ひとりでスキーの合宿に行ってかなり滑れる13歳長女にも十分楽しめ、およそ20年ぶりにスキーに行った大人もゆっくり滑れ、5歳次女は生まれて初めてのスキー場で板をつけて少し歩いてみられる、というまさにファミリー向けのコースで、緩くスキーをしたい場合は安心して過ごせるコースかと思います。

朝食は全部ホテルのカフェで食べました
こんな感じのスキー場。大変天気が良く、絶景に囲まれて滑れました

街と夕食

シャモニーは夏は登山やトレッキングに氷河観光、冬はスキーと観光資源に富んだ街で、そこら中で英語が聞こえますしほとんどのところで英語が通じます。

街角で適当に撮っただけでも綺麗な雪山

3日滞在しましたので、スーパーで買ったものを食べるときもありましたが、夕食は食べに出ました。2日目はホテルから徒歩1分のビストロで。

サヴォワに来たのでFondue Savoyarde(すなわちチーズフォンデュ)を頼み、その他シャルキュトリの盛り合わせや牛肉のタルタルなどを楽しみました。

見た目よりくどさはなく結構たくさん食べられます
ビール美味しい
盛り合わせはリヨンでも食べられますがここのも美味しかった
タルタル素晴らしいよタルタル

富士山より高い場所

翌日、シャモニー3日目は、午前中にAiguille du Midi展望台に行こうと企画し、予約して向かうところから始まりました。

乗り場。ここから見えている山の上まで上がります
てっぺん、とてもとても寒い

展望台には中間地点でロープウェーを乗り継いで向かいます。

この日もすごい天気良かった

ロープウェーの乗り継ぎは簡単なのですが、結果としては、中間地点で身体を山にならしておいた方が良かったです。

到着すると日本語の表示があってびっくり。こんなに日本語見たの久しぶり

Aiguille du Midiは富士山より高いということもあり、3歳以下は入れません。我が家の5歳児はフランスの幼稚園のクラスメートと比べても身体も大きく、まあ行けるのではと思って上がってみましたら、これは大変本人に申し訳なかったのですが気分が悪くなってしまいました。すぐ降りようにも今は動きたくないと言うため、展望カフェテリア(暖房が効いていてとても綺麗で飲み物も豊富)で休ませ、景色だけ急いで見て、私は元々高所恐怖症なので行く予定のなかった透明な展望施設にはもちろん行かずすぐに降りました。
シャモニーの街まで降りたら復活していたので、おそらく高度にもう少しならしてやれば次女本人も展望を楽しめた可能性があり、事前リサーチを結構する方の私としては痛恨のミスでございました。

とはいえ本当に天気が良かった
切り立った岩肌
富士山より高いところでモンブランビールが飲めるのです
これもまた綺麗な雪山
普通に撮るだけで絵はがきのよう①
普通に撮るだけで絵はがきのよう②
普通に撮るだけで絵はがきのよう③
普通に撮るだけで絵はがきのよう④

2回目の散策とご飯

午後、スキーから帰ってきたメンバーをホテルで休ませて、夕食の場を探して出かけました。小さな街ですので、30分も歩くと中心部は見て回れます。

教会と山
夕焼けの山
Petit trainで街を回ることもできます(今回は乗らなかった)
見かけたお店の前。こんなに寒いのにテラスでご飯を食べるフランスの人すごいと思う

ハイシーズンでレストランにあまり空きもなかったので、結局近所のホテル付属のレストランに予約を取って入りました。Googleの口コミはさほどでもないですが、サービスも問題ないし料理もおいしかったです。

観光地なので外食はそれなりにかかりますが、去年行ったパリのことを思えばまだ耐えられる(パリは調べに調べてお値ごろな食事場所で楽しんできた)。

Menu enfant、すなわちお子様セット。Steak hachéとポテトの組み合わせが定番
ステーキ、胡椒ソース添え
骨付き肉のグリル
タルティフレット
長女が食べたモンブランという名のデザート、下にマロンソースが入っている

そして帰途へ

翌日、お世話になったホテルに別れを告げて、リヨンに向かうバスに乗るためChamonix Sudのバス乗り場に。目の前のお店が朝からビールを出してくれていたので、午前11時にモンブランビールを飲んで旅を終えました。

旅の最後に50clのビール

総じて観光しやすくできている土地柄で、スキーバカンス期間なのもあって小さい子どもも多く、何よりもアルプスの美しく切り立った雪山に囲まれた景色を楽しめたので訪れて良かったです。いつも、「歴史的建造物が見たい」「大学が見たい」「裁判所が見たい」という親の趣味に付き合ってくれている子どもたち(特に長女)に、と思って出かけたシャモニー、終盤に入ってきたフランス生活の思い出になりました。


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