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牧野、廃品回収をはじめます #廃校再生日記
タイトルの通りなのですが、2025年、牧野、廃品回収業をスタートしよと思います(というよりひっそりスタートしました)。
なので、ご自宅でいらなくなったもの、オフィスの引越しで不要になったもの、お店で使わなくなったもの、もしそういうものがあったらぜひぜひ牧野までご連絡ください!
回収させていただいたものは、SHIP(SHIBUYA IWAI PARK)で再活用させてもらうか、リサイクル・リペアをして販売していくつもりです。昨年、軽トラも買い、古物商免許も取得しました。実際に何回か知り合いの引越しの際などに回収させてもらっています。
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SHIP事業はできるだけサスティナブルなものにしたいと思っています。せっかく廃校の再生をするのだから「あたらしいモノ」ではなく、できるだけすでに存在していて、使われなくなったモノを再利用していきたいと思うのです。
その一環で、ずっとあたためていた「Repartment」というものをいつかやりたいと思っていました。「Department」の頭文字を「R」に変えたものです。つまり「Recycle」「Reuse」「Repair」といったReがあつまったデパートです。服、家具、家電なんでもありです。SHIP(廃校)を活用していくので「建物もリサイクル」したデパートです。
僕の憧れの地のひとつに「リビルディングセンター」があります。長野県諏訪市、通称リビセンとして多くの人に親しまれています。たて壊す空き家などにかけつけて、家具から木材まで「レスキュー」していき再利用を促進しています。それらの木材なども活用しながら、街自体をちょっとずつ、優しく「リビルド」している東野さん夫婦とメンバーのみなさんには尊敬しかありません。
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南房総には、まだまだそのような拠点は少ないように思います。東京の廃品回収だけでなく、南房総の取り壊される民家へのレスキューもいきたいと思います(南房総は空き家も相当多くなっています)。
あと僕は「古いモノ」に愛着を持つタイプでもあります。言ってしまえば新築のタワーマンションよりもビンテージマンションを選んでしまうようなタイプです。たとえ設備が古くて、多少の面倒があっても、その面倒にこそ愛着というものが宿るという宗派です。
コスパという言葉が普及しましたが、コスパで抜け落ちているものが「愛着」という概念だと思うのです。時間と手間暇をかけることでしか愛というものは育たないはずです。逆に言えば、古きものに宿っているのは誰かの愛のようなものかもしれません。
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新しいものは作れるけど、古いものは新しく作れません。だから僕は古いモノの価値をきちんと未来につないでいきたいと思うのです。これだけ「モノが溢れる」社会で、どれほど「新しいモノ」が必要なのでしょう。新しいものを作って、バージョンアップして売り続ける、それは資本主義、経済成長としては正しいけれども、永遠に続くとは到底思えません。
というわけで、いらなくなった家具、家電などありましたら、いつでも牧野まで気軽にご連絡をいただけたら!さっそうと軽トラで牧野がとりに伺いますので。