【ボイスチェンジ】組織で人に動いてもらうには?
こんにちは、中村です。
単刀直入に本題から。
人は”何を”言われるかよりも、”誰に”言われるかに影響を受けます。
社長が会社に関する方向性について発言すると、またコロコロ言うことが変わってると思ってしまいますが、社長に代わって身近な先輩や上長が発言することで、方針が変わったのかと、スッと受け入れられることもあります。
親の言うことは聞かないけど、友だちの言うことは聞けるのも、同じ理屈ですよね。
で、よく直面する問題のひとつが、組織やチームで働いていると、「アイツは俺の言うことは聞かない」場面があるという問題です。
何となく自分が否定されている、認められているような感覚もありますが、完全に落ち込む必要もありません。
というのも、裏を返せば自分が言わなければ、言うことを聞いてくれる可能性も十分あるということです。
もし、もっと仲良くなりたい、コミュニケーションを改善したいなど、そういった課題を感じているなら、今日の話はあまり参考にはなりませんが…
とにかく、仕事の目的・目標を達成したい、業務を効率的に進めたいと思っているなら、お役に立てるはずです。
さて、話を戻すと、自分の発言で周りが動かないようなら、シンプルに発言者を変えることです。
簡単な話、上長に言ってもらえれば、大半の人は動かざるを得なくなる可能性は高まりますよね。
もしくは、仲の良い同僚に伝えてもらってもいいかもしれません。
なぜ、アイツの言うことは素直に聞いてるんだと、怒りを覚えるのも分かりますが、現状において、何が一番大切なのかを明確にして、対処法を講じることです。
自分の感情を大切にしたいのか、仕事が進まない、上手くまわらない状況を改善したいのか。どちらを優先するかによって、向き合うべき課題も変わります。
そして、もう1つ重要なのが、もしかしたら、相手の気まぐれで”たまたま”そうだっただけかもしれないということです。
たまたまツラいことがあって、気がたっていただけかもしれませんし、本当は緊張していて、ぶっきらぼうになってしまっただけかもしれません。
環境は刻一刻と変わりますので、もしかすると、時間が経てば関係性は、自然と変わっていくかもしれませんよね。
即刻改善を求めず、様子を見るということも選択肢のひとつです。
とはいえ、なぜ上手くいかないのか?少なからず原因があなたにもあるかもしれません。
そこを無視して、ボイスチェンジを続けていては、成長の機会も逃してしまうかもしれませんよね。
ですので、目先では状況を好転させる解決策(ボイスチェンジ)を使いつつ、長い目で根本を変えていくということも、有効な方法の一つだと思います。
しかしながら、最も重要なのは、「何が課題なのか?」を明確にすることです。
仕事が進まない状況が課題なのか、人を引っ張りきれない自分が課題なのか、それらは目的達成のために、クリアすべき課題なのか?放っておいても大丈夫なことなのか?
そのあたりの思考の交通整理を進めてみることで、真の課題が見つかるはずです。
ぜひ、向き合ってみてください。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
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