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私の昭和歌謡69 星のフラメンコ 1966
恋してもとどかぬ星のフラメンコひびけ夜空に僕のこの歌
2022年2月20日
西郷輝彦が75歳で亡くなった。再発を繰り返した前立腺がんだった。
九州男児そのものの西郷輝彦は、歌手としても、俳優としても、司会者としても大活躍の人生だったと思う。
さて「星のフラメンコ」が大流行したとき、もちろんテレビで聞いて覚えて歌った。お風呂でだけどww
大人に聞いて、フラメンコっていうのをなんとなく知った。
「フラメンコってのはな、こうやって踊るんだ。」って、いい歳の叔父さんが踊る真似してくれたので、ずっと男が踊るものだと思っていた。
西郷輝彦が、同じポーズで歌っている歌番組を見ていたから、大人になるまで、妖艶な女性のフラメンコは知らなかった。
この曲は、西郷さんがヨーロッパ旅行したとき、スペインでフラメンコを見て、そのリズムに圧倒されて、帰国した際、浜口庫之助に、その感動を話すと、そのころ新曲を作ろうとしていたこともあり、新曲はフラメンコだ!となったらしい。
レコードが発売されると、わずか2か月で50万枚を突破。空前の売上枚数に、日本クラウンが全国のレコード店に感謝状を贈ったという。wikiにはそう書いてあった。
レコード店に感謝状ww なんかいい時代だ。昭和って。
闘牛士が登場するようなトランペットの華々しい演奏後、まぁスペイン色べったりのギターとカスタネット。歌が始まる。
えっ!?なに?今聞くと、演歌じゃん、これって。
でも、当時は、スペイン風の歌だと信じて、カッコつけて歌ってたなぁ。
🎵 好きなんだけど 離れてるのさ 遠くで星を見るように 🎵
🎵 とどかぬ星を 恋した僕の 心を歌う星のフラメンコ 🎵
セクシーなフラメンコとは真逆の、なんて奥ゆかしい男なんだ。
この最後の部分の🎵 星のフラメンコ〜〜〜〜ーー 🎵のコブシは、和洋折衷のなんともいい感じの歌い方だ。
作詞作曲が浜口庫之助だからか?
私はいつも、歌詞がどんどん口から出てきて歌えるんだが、この曲に限って、歌詞がおぼろ。メロディーのインパクトが強いんだ。
今更ながら、昭和歌謡の作曲家の偉大さを感じる。
フラメンコの雰囲気を盛りながら、演歌歌謡を作ってしまうんだから脱帽だ。
遠山の金さん、田中角栄、西郷隆盛を演じた西郷輝彦。
森繁ファミリーの一員として舞台で演じた西郷輝彦。
辺見まりと結婚し離婚し、娘の結婚と出産に喜んだ西郷輝彦。
エルビスの大ファンの西郷輝彦。
タレントとして、いい人生だったと思うな。
【参考資料】
【前回の記事】