私の昭和歌謡44 夕陽が泣いている 1966
GSがロックじゃなくてしっとりと心に染みるフォークバラード
ザ・タイガースはもちろん好き。でも、その他にも個性あふれる魅力的なグループがたくさんあった。
ザ・スパイダースもその一つ。
「夕陽が泣いている」を聞いた時、民謡のような歌い出しのメロディーと、不安定なサビのメロディーが、ものすごく気になってしまった。
短調か長調かわからないような民謡風のメロディーで始まる。ちょっとだけ「遥かなるアラモ」にも似ている。でも、うーん、日本風なんだ。
でも歌詞は洋風。そして堺正章がハスキーな声で歌い始める。
サビは
🎵激しい恋をして 夕陽が泣いている🎵
不思議なんだ。
だって、ソルフェージュの試験のようだからww
はじめは難しい音程を歌えるかな?と思った。でも、違和感なく、ちょっとノドが ”変わったメロディーを歌ってるぞ” と言ってる感じw だったけど、歌えた!
歌えたら今度は、この不思議なサビを歌うのが楽しくて面白くて、毎回、いつかオンチになるんじゃないかと思いながら、歌った。
ピッタリ合うと気持ちよかった。
浜口庫之助さーん、ハマクラさん、素敵です。
この歌を亡かまやつひろしが歌ってるのは、ちょっと惨めな感じで好きだ。山本リンダのは、ごく明るくってほっとする。
でも、スパイダースのマチャアキの歌は、小学生の私の感性をくすぐった複雑な曲だった。
🎵夕焼け 夕焼け🎵 懐かしい思い出がよみがえる。
自分の子供時代の、ロックグループや歌手はもう年寄りだ。
かまやつも亡くなった。
これは日本のロックというジャンルが、欧米に匹敵する文化になったってことだ。そして、私も年寄りになったってこと。
【参考資料】
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