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私の昭和歌謡97  真夜中のギター 1969

名曲はロック、ポップス、歌謡曲、フォークはとくにシンプルがいい


1907年前後のフォークソングは、今では全部同じに聞こえてしまうww

失礼。例にすると、昭和40年ごろの歌謡曲が万葉集なら、フォークは古今和歌集って感じかな。

敬意を表して例えました。ごめんなさい。

昭和歌謡に精通している方は、次のつぎはぎを歌ってみて。私の言いたいことがわかると思うから。


ざわわーざわわーざわわーーーーー(さとうきび畑)
街のどこかにー 淋しがり屋がひとり
今にも泣きそうにー ギターを弾いている(真夜中のギター)
だってーいつも あなたーはー笑っているだけー(あなたの心に)
似たもの同士なのーねー(真夜中のギター)
友よー夜明け前の闇の中でー 友よーここで次の曲とダブって歌う(友よ)
黙って夜明けまでー ギターを弾こうよー(真夜中のギター)

どうでしょう!まだまだ。

遠いー世界にー 旅にー出ようかー(遠い世界に)
ひとりでー行くんだー 幸せに背をむけてー(青年は荒野をめざす)
空をごらんよー 淋しがり屋の星が
なみだの尾をひいてー どこかへ旅に立つー
(真夜中のギター)
なごり雪もー 降る時を知りー
ふざけーすぎたー 季節の中でー(なごり雪)
あなたーあなたー あなたにーいてほしいー(あなた)
ここへおいでよー 夜は冷たく長い
黙って夜明けまでー ギターを弾こうよー(真夜中のギター)

この他にも、数えきれないほどの同じ雰囲気のフォークが産出された。

それは、とても歌いやすくて、学校の帰りに、友人と一緒に歌って帰るけれど、いつも間にか・・・違う歌になってしまう。

ごくごく自然に重なり合ってしまうのは、コード進行が、非常に単純だったからだ。今のJ-POPからは想像もできないくらいの単純さが、この時代のフォークの特徴だし、魅力でもある。

ただし、もう今の人が、この時代の、変遷を経て今に至る、和音の響きやリズムの変化に、すっかり慣れきってしまっている今の人が、この大らかな楽曲を楽しむことができるだろうか?

わからない。でも、
私は「口ずさむ」ということに期待はしている。

AdoやYOASOBIの歌を、平凡な日常のどこかで口ずさむかなあ?もし、昭和フォークを1曲でも知っていたら、そこで自分の声で口ずさむのは、どちらだろう?

そこには、一緒に暮らす家族がいる。一家の太陽のお母さんである私がいる。久々に帰省した息子が、主人と何か話している。

キッチンで、私は昭和フォークを口ずさみながら、おつまみを作って、テーブルに並べる。

じゃ、部屋に行くね。と、息子は
🎵だまって夜明けまでーギターを弾こーよー🎵と口ずさんでいるww



【参考資料】




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