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私の昭和歌謡8 高校三年生
亡き叔父がポスター貼るほど大ファンの舟木一夫の60周年
叔母の結婚相手は根っからの昭和男児である。11年前に亡くなった。
大分別府の生まれだけど、お国訛りは聞いたことがない。めちゃめちゃ筋を通す。めちゃめちゃエロいww
そんな叔父が好きな歌手が舟木一夫。
それは泊まりに行った時、舟木一夫のポスターが貼ってあるのを見つけて知ることになった。笑顔のポスターが、なんか、そこだけ照明が当たったかのように貼ってあったんだ。まるで目標とか標語みたいに目立っていた。
どうして?とか、どこが好き?とか、聞く前に死んでしまった。
舟木一夫は数回自殺未遂をした。親きょうだいはひどいもんだった。でも彼は尽くした。自分の家族は大切にしている。そんなことぐらいしか知らない。
そして、今年60周年、78歳でコンサートで歌っている。大したものだ。
「高校三年生」の彼は、18歳でこの曲を歌った。しかも学生服で紅白に出た。それが1番印象に残っている。青春スターだった。
さて、作曲が遠藤実さん。学園ものの曲にしては、リズミカルな演歌。イントロに女声のコーラスなんかが入るアレww
軽快だもんでつい口ずさんでいた。もちろんイントロもチャンチャカチャチャーンチャで、しっかりと。
♪ あかーいー ゆうーひがー こうしゃをそめえてー ♪
1番の最後。「くらすなかまは」を「暮らす仲間は」だと思っていた(笑)
「クラス仲間」なんて言葉、ある?
「クラスメイトっていう言葉が、まだ普及してなかったじゃね」と私のダンナは言っている。そうかなー。
今は画面に歌詞が表示されたりしているけど、昔はそんなもんないから、学校でともだちが集まると、歌いながら答え合わせをする。それで、音(おん)が合ってればよし。みんなで歌って覚えた。
そういえば、ダンナは結構な歳まで「こいのぼり」の「たちばなかおる」を「立花薫」という人名だと思っていたらしい。
「橘かおる朝風に 高く泳ぐや鯉のぼり」ごめんなさい。立花薫さんが泳ぐわけない。
「暮らす仲間」は、まだマシってこと。
叔父が亡くなってから、「高校三年生」を聞くと、自分の思い出より叔父のことを思い出す。
この曲のリリースは1963年。
高等学校への進学率は、50年代には男女ともに60%を下回っていた。60年代には80%近くにまで上昇し、70年代には90%、90年代には95%を超えた。
多くの若者の憧れにヒットしたんだろう。
私はまだ小学生だった。
【参考資料】
【今週の過去記事】