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私の昭和歌謡122 恋の奴隷 1969

コケティッシュそのスマイルに騙されてドギつい歌詞もカワイさ100倍


今、歌詞を見ると「おおー、なんと」とびっくりしてしまう。
🎵悪い時はどうぞぶってね
🎵右と言われりゃ右むいて
🎵影のようについていくわ
こんな歌詞は、フェミが目立つ令和には書けない。

なんと大らかだったのだろう。


最近「ねえ興奮しちゃいやよ」昭和エロ歌謡全集1928-1932を聞いた。

その中に「あなたのものよ」というのがある。これ、
🎵何から何まであげますわ あたしゃあなたの機械人形よ🎵
と、始まる。きゃーー、もの凄いでしょ。

それに比べたら「恋の奴隷」ま、たいしたこたーねえw

この曲がヒットした当時は、私は中学1年生。
東名高速が開通して、夏休みに友人の家族が、琵琶湖に誘ってくれた。
初の長距離ドライブ旅行。懐かしい。

で、車の中で歌ってのが、この歌。

歌詞なんか深く考えない。

だから、
🎵あなた好みの あなた好みの 女になりたい🎵
を高らかにみんなで歌っていた。

この部分は、覚えやすくて、CMかなんかの曲みたいだなーというのが、その時も今も感じる。

奧村チヨは、黛ジュンと小川知子と3人で東芝3人娘と呼ばれていたそうだ。上手いのか下手なのか、他の2人に比べると、なんか下手だと感じた。

ところが、数年経ってから、テレビで歌ってるのを聞いた時、驚いたのは、明らかに上手になってるってことだった。

衣装だって、大人っぽいステージ衣装だったし、スターってオーラが出ていた。

売り出した時、チヨちゃんは、何となく水森亜土の絵みたいな異色な雰囲気がした。コケティッシュって言うのかな。
加賀まりこみたいな(わー年齢がわかっちゃう)

チヨちゃんの旦那は浜圭介だ。

「終着駅」は有名だが、森昌子の「哀しみ本線日本海」や、クールファイブの「そして、神戸」などの、ムード演歌風の作曲が多い。

この曲もそう。でも、チヨちゃんの可愛さを”歌い上げる”メロディーではなく、”かわいく語る”メロディーにしてる。さすがだ。

二人は、77歳78歳でお元気ということ。

私も楽しくそれまで生きたい。
あと10年で1000曲いくかな?と思いつつ。



【参考資料】




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