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はじめのいっぽ
最初のセッションは「実際に自分が子供に怒った時のことを元に自分の感情を正しく認識しする」というもの。
出来事やその時の状況・感情を詳細に思い出して文字にし、感情を言語化してメタ認知するのだ。
あらかじめそのワークをして、それを元にコーチが質問をしてくれて掘り下げてくれる。
子供に怒ることに関してはネタに事欠かない状態だった私は、どれを書こうか迷うレベルだったがコーチが「一番印象に残っている出来事を」との事だったので、それを書いた。
出来事を俯瞰して見る
↓出来事において、自分に起きた感情を俯瞰して見る
↓自分の本音を探る
↓自分の価値観を俯瞰して見る
このワークを初めてやってみた時、自分の感情は理解出来た。
なるほどねー、と思った。
ただ、3.のステップの時にコーチが「こう思った自分を認めてヨシヨシしてあげましょう」といったことを言ったのだが、これがとにかく私には難しかった。
ヨシヨシ?どういうこと?
こんなにネガティブな感情を抱く自分を認めるって何?
ありえない。
そんな感情を抱くことに嫌悪感があるのに。
といった感じ。
それをそのままコーチに伝えた。
するとコーチの目の色が輝いた(ように見えた)。
「では、そこを掘り下げましょう!」
その時のメモを振り返ると
「自分を否定してくる声にしっかり耳を傾けること」
「その声を否定しないこと」
「その声の主に「私を守ろうとしてくれてありがとう」と感謝を述べること」
と書いてある。
それを聞いた当時の気持ちを思い出すと、まだまだ納得できずにいたと思う。
ダメな自分を受け入れる、というフレーズがあるが、私にはそれがどうしてもできなかったからだ。
ダメな自分が嫌なのに、それを認めるなんて矛盾が理解できない。
ダメな自分を受け入れてしまったら、もう向上心を持てなくなってしまうのでは?
自分はダメだなんて思いたくないんだよぉ!!
自分の中の人の声を聴くという体験が、この後の私の思考を大きく変えていく初めての経験になった。