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青木真也を好きでは無い。信頼しているだけだ。

たまに「青木真也のこと本当に好きですよねぇ」と聞かれる時があります。

そんな時、素直に「はい、そうです」と言う程好きでは無いなぁとも思うのです。

あくまでも画面越しに僕が勝手に抱く感情は友達や同僚に居たらめんどくさそうだなって
事ですし、彼の発言の中でそれは違うだろって事も沢山ありますから、好きでは無いのかもしれません。

結論から言うと僕が青木真也に抱く感情は
「好き」では無く

「圧倒的信頼」だということです。

それは強さとか試合やプロモーションが面白いということでは無く「プロとしての信頼」だと言うことです。

僕は格闘技ファンとしてプロ・青木真也に裏切られた事は一度たりともありません。

寝技対決をスカしてムエタイで完封したシャオリン戦も、自演乙に醜態を晒した時も、メレンデスやアルバレスに完敗した時もです。

青木真也と他の選手との違いは「試合を売るのは並みの選手」で「物語を売るのが青木真也」だと思います。両方出来ている選手がどれ程居るでしょうか?

これに比べたら選手の人間性なんてゴミみたいなもんです。これは芸能人や歌手にも言える事で、つまり総じて表現者に必須の要素です。

青木真也のような格闘家も芸人、俳優や歌手はみんな表現者でありアスリートです。

限度はあれど、大麻を吸ったり浮気したから何だというのか。極論ですが、やった仕事と人間性は関係ありません。

人間性が素敵なだけで仕事が出来ない人にはお金を払いたくありません。

ちなみに「試合を売っているだけ」なのに、その試合と取り組みが凄すぎて期せずとも点が線で繋がり、結果「物語を売ること」になっている表現者も居ます。

堀口恭司と那須川天心です。

だからこの二人には青木真也も一目置いているのでしょう。

そんな表現者・青木真也の次戦が中々決まらない事もあり、前々からファンの中では待望されていたカード

青木真也VS朝倉未来

がざわつきを見せています。

AbemaTVの新番組「AOKI PROJECT」での青木選手本人の「やっても構わない」発言があったからです。

朝倉未来は次戦、VS朴光哲が控えているのにも関わらず。

決まるかどうかは別として、このタイミングで朝倉未来の名前を出すのは流石だなぁと思いました。

「待望論を暫く泳がせてから口にする」というタイミングが絶妙です。

待望論が熟する前に青木選手から未来選手の名前を出すと下手したら勢いのある若手の人気に乗っかるように見えてしまいかねません。

かつて青木選手が圧倒した朴光哲選手のように。

改めて自分の株価操作に長けている人だなぁと感心したのでありました。

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