Webページを伸ばす「アクセス解析」とは? おすすめツールも解説!
ブログやSNSが一般的に使われるようになり、個人でも自身のWebサイトを公開したり、記事を書いて公開したりする人が増えています。
しかしながら、TwitterやInstagramなどのSNSからのアクセスは順調なもののGoogleやYahoo!などの検索エンジンからの流入がなく伸び悩んでいたり、Webページに来てもらってはいるが、商品購入やサービスへの登録など望む目的に至らないという場合が多くあります。
そこでこの記事では、Webページの流入を増やし期待する目的を達成するためのアクセス解析の概要やおすすめのツールをご紹介していきます。
アクセス解析という言葉を聞くと難しいイメージを持ってしまうかもしれませんが、ツールを用いれば誰でも簡単に利用できますので、ぜひ気軽に挑戦してみてください。
アクセス解析とは
運営するWebページの分析をするにあたっては、まずはCV(コンバージョン)と呼ばれる、Webサイトを運用目的が何なのかを明確にする必要があります。
例えば、最後まで記事を読んでもらうことや、会員登録・商品の購入をしてもらうことなどがCVの例になります。
このWebサイト運営の目的であるCVの数をアップさせるために行うのがアクセス解析になります。
アクセス解析を行うことで、記事の途中で離脱しているユーザーの割合や商品をカートに入れたものの購入にはいたらなかったユーザーの数などがわかるため、よりCV数をアップさせるための課題を見つけることができます。
Webサイトを通じて何か伝えたいことがある場合や、ユーザーに何かをしてもらいたい際には、アクセス解析を実施することで、Webサイトをより良いものに修正していくことができます。
なお、単純にWebサイトの訪問者数を増やすことが目的であれば、アクセス解析の前にSEO対策をするのがおすすめです。ご興味ある方は以下の記事もご覧ください。
アクセス解析でわかること3選
まず、アクセス解析を行うことでわかることを3つご紹介していきます。
ラインナップは以下のとおりです。
・Webサイトに訪れたユーザーの情報
・どうやってアクセスを獲得したか
・ユーザーがWebページでどのような行動したか
どれもWebサイトを運用する上では非常に重要な要素となっていますので、しっかり確認しておきましょう。
その1:Webサイトに訪れたユーザーの情報
アクセス解析ではWebサイトに訪れたユーザーの情報を確認することができます。
具体的には、ユーザーが使用しているOSやブラウザ、画面サイズなどのアクセス環境やサイトに滞在した時間の平均、1ページのみでサイトから離れたユーザーがわかります。
これらの情報を分析することで、例えば、よく訪れる画面サイズのユーザーの離脱が高い場合には、そのユーザーの画面サイズに合わせたWebサイト作りが課題だと考えられます。
逆に、特定のOSやブラウザのユーザーを想定したWebサイト作りをしていたとしても、訪れるユーザーの使用OSやブラウザが異なる場合には、Webサイトを調整する必要があると言えます。
このように、Webサイトに訪れたユーザーの情報はWebサイトの課題を見つけるための重要な情報になります。
その2:どうやってアクセスを獲得したか
アクセス解析を行うことで、ユーザーがどのような経路でサイトに訪れたのかがわかります。
具体的には、検索エンジンを経由したのか、広告からアクセスをしたのか、SNSに投稿したリンクからアクセスしたのかなどです。
流入元を詳細に知ることができれば、強化するべき施策を明確にできるだけでなく、かけたコストと効果が釣り合っていない施策を中止するなど、コストの削減にもつながります。
アクセス経路も非常に重要な情報となっていますので、しっかりと確認しておきましょう。
その3:ユーザーがWebサイトでどのような行動したか
Webサイトにアクセスしたユーザーが、どのような行動をしたかを知ることで、どこのリンクをクリックしたかや、どこのページで離脱したのかがわかるようになります。
そのため、ユーザーにとってほしい行動の完了率がわかるようになり、導線の見直しにつながります。
訪れているユーザーの行動を知っておくことは、Webサイトの見た目の調整だけでなく、Webサイト運用の目的を達成できているかがわかるようになりますので、ぜひ確認してみてください。
アクセス解析におすすめのツールをご紹介
最後に、実際にアクセス解析を行う際におすすめのツールをご紹介していきます。
ラインナップは以下のとおりです。
・Googleアナリティクス
・アクセス解析研究所
・Similar Web
アクセス解析は上記のようなツールを用いて行うのが一般的ですので、ぜひ積極的に利用してみてください。
Googleアナリティクス
「Googleアナリティクス」は、その名のとおりGoogleが提供しているアクセス解析ツールです。
本サービスは有料版と無料版がありますが、基本的に無料版だけでもじゅうぶんな機能が備わっていますので、基本無料だと考えて問題ありません。
確認できる内容はこれまでご紹介してきたユーザーの情報やWebサイトでの行動などで、非常にUIが見やすく、情報が確認がしやすいおすすめのツールとなっています。
利用者が多いサービスですので、どのアクセス解析ツールを使用するかで迷った際はぜひGoogleアナリティクスを活用してみてください。
■Googleアナリティクス公式サイト
https://analytics.google.com/analytics/web/provision
アクセス解析研究所
「アクセス解析研究所」は、無料で使用できるアクセス解析ツールです。
アカウントの作成が必要にはなりますが、無料で使える機能が豊富な上に、GPS情報を利用してユーザーの位置情報がわかったり、ユーザーが最後に表示したページなども分析することができます。
本サービスではデモ画面を確認できますので、気になった人はぜひチェックしてみてください。
■アクセス解析研究所公式サイト
https://accaii.com
■アクセス解析研究所デモ画面
https://accaii.com/demo/
Similar Web
最後にご紹介する「Similar Web」は、イスラエルの企業が開発したアクセス解析ができるツールです。
本ツールは運用しているWebサイトのアクセス解析はもちろんのこと、競合他社のアクセス解析の情報が確認できるため、競合他社との差別化を図りたいときや、他のWebサイトがどのような状況であるかを知りたいときにぴったりのツールとなっています。
無料版でも基本的な機能を利用できるようになっていますが、有料版と比べて表示できる他社サイトの数が少ないため、徹底的に分析をする際には有料版の導入も検討してみてください。
■Similar Web公式サイト
https://www.similarweb.com
まとめ
ここまで、アクセス解析の概要やアクセス解析によってわかることに加えて、解析におすすめのツールをご紹介してきました。
アクセス解析で得られた結果をWebサイトに反映すれば、Webサイトへのアクセス件数の増加や期待する目的の達成につながりますので、Webサイトを積極的に伸ばしていきたい場合にはアクセス解析は必須といえます。
さらに、アクセス解析の知識を持っておけば、新たなWebページやサイトを運用する際に役立ちますので、すでにWebサイトを運用している人だけでなく、これからWebサイトを運用しようと考えている人も、ぜひ取り組んでみてください。