【最新・令和6年】保育士試験実技・音楽弾き歌い解説!(現役ピアノ講師が解説)
今年試験で実技音楽受けるけど
ピアノが初心者でどう練習していいか分かりません。
OKです!ぜひ一緒に頑張りましょう!
弾きやすい方法をお伝えしまーす!
保育士試験を受験される皆さん、試験勉強いかがでしょうか。
筆記試験の後の実技で悩まれている方を毎年たくさん見てきました。
今年も音楽の課題曲が発表されています。不安になっていないですか?
ピアノ初心者や音楽経験が少ない方にとっては、弾き歌いの試験は難関がたくさん…あるように思えますよね。
そんなあなたに、保育士試験の音楽実技で重要なポイントをお届けし、効率的な練習方法や課題曲の演奏解説をお届けします。
YouTubeの動画も記載しているので、この記事を最後まで読んで取り組めば、ピアノ初心者の方でも2曲の課題曲を弾いて歌うことができるようになります。緊張対策も合わせてお伝えします!
毎年たくさんの方が「こぱんさんの動画見て合格しました!」と嬉しいお言葉をもらっています。
試験会場で同じアレンジを聞いて安心感が増したという方まで。
それほど、ピアノに悩まれている方が多いです。
そんなあなたに、ピアノ初心者の方でも弾けるピアノ解説をお届けしています。
多分日本一弾きやすい楽譜になっていると思います。(Byこぱん調べw)
ぜひ、この記事を参考にして、保育士試験の音楽実技対策をしてください。特にピアノ初心者の方、試験のためにピアノを弾く方にとってもおすすめです。
音楽を通じて子どもたちの心に寄り添い、成長や発達をサポートする素晴らしい保育士になるための第一歩として、音楽実技への取り組んでほしいです。
そもそも保育士試験とは
保育士試験は、保育士としての知識や技能を評価するための国家試験です。この試験に合格することで、保育士として働く資格を得ることができます。保育士になるための1つの試験です。
保育士試験は主に以下の2つの部分で構成されています。
筆記試験
実技試験
筆記試験では全9科目の内全ての科目で6割以上で合格。
筆記試験合格した方は、その後行われる実技試験で①音楽に関する技術 ②造形に関する技術 ③言語に関する技術の3科目のうち2科目を選択して受験。6割以上で合格となります。
詳しくはこちらをご覧ください。
保育士試験の音楽実技について
保育士試験では、年に2回筆記と実技試験があります。
実技試験では、指定されたテーマに沿った実際の保育活動を行い、その適切性や技能が評価されます。試験は一対一で行われることが多く、試験官が実技を確認します。
その中で「音楽」は毎年2曲の課題曲が発表され、弾きながら歌う(弾き歌い)の試験となります。
令和6年度の課題曲は「夕焼け小焼け」「いるかはザンブラコ」です。詳細は下記をご確認ください。
1) 音楽に関する技術
幼児に歌って聴かせることを想定して、課題曲の両方を弾き歌いする。
求められる力:保育士として必要な歌、伴奏の技術、リズムなど、総合的に豊かな表現ができること。
課題曲(楽譜のダウンロードはこちら)
1. 『夕焼け小焼け』(作詞:中村雨紅 作曲:草川信)
2. 『いるかはザンブラコ』(作詞:東龍男 作曲:若松正司)
ピアノ、ギター、アコーディオンのいずれかで演奏すること。(楽譜(紙のみ)の持ち込み可)
ピアノの伴奏には市販の楽譜を用いるか、添付楽譜のコードネームを参照して編曲したものを用いる。
ギター、アコーディオンで伴奏する場合には、添付楽譜のコードネームを尊重して演奏すること。
いずれの楽器とも、前奏・後奏を付けてもよい。歌詞は1番のみとする。移調してもよい。
注意1 : ピアノ以外の楽器は持参すること。持参楽器の不具合(弦切れなど)がないよう注意すること。
ピアノは会場に設置された楽器(グランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノのいずれか)を使用する。
注意2 : ギターはアンプの使用を認めないのでアコースティックギターを用いること。カポタストの使用は可。
注意3:アコーディオンは独奏用を用いること(合奏用は使用不可)。
注意4:曲全体を通じて、次のように演奏した場合は採点の対象外となるので留意すること。
・全体を通して伴奏しないで歌だけを歌った。
・全体を通して歌を歌わないで伴奏だけを弾いた。
・歌と同じ単旋律のみを弾きながら歌を歌った。
※令和7年の実技試験より、楽器はピアノ(グランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノのいずれか) もしくはギターのみとなります。
保育士試験に合格するためには、幅広い知識と技能が求められます。試験に向けて、専門書や過去問題集を使って学習することが効果的です。ですが、この音楽のようにピアノを習ったことがない、またはピアノ初心者の方にとってはなかなかハードルを高く感じる方がいるもの事実です。
音楽実技の弾き歌い課題曲
今年の2曲「夕焼け小焼け」「いるかはザンブラコ」ですが、知っている曲でしたでしょうか?
「いるかはザンブラコ」はとてもメジャーではないかもしれないので、もしかするとどんな曲?と思われた方も多いかもしれません。
まずは聴いてみましょう!
音楽実技の弾き歌い課題曲は、保育士試験の音楽実技で出題される楽曲で、受験者が保育の現場で活用できる曲が選ばれることが多いです。
これは、保育士が子どもたちに音楽を教える際に、適切な楽曲を選択できる能力を確認するためとも言われています。
求められる力として「保育士として必要な歌、伴奏の技術、リズムなど、総合的に豊かな表現ができること。」と記載もあるので、ピアノの技術というよりは園児さんに聞かせる、一緒に歌うようにするための弾き歌いと捉えるといいかと考えられます。
曲解説
令和5年度の保育士試験実技音楽の課題曲は
夕焼け小焼け
いるかはザンブラコ
上記の2曲です。調は幸せなら夕焼け小焼けはハ長調、いるかはザンブラコはト長調で、ト長調のみ調号はファに♯(シャープ)黒鍵が出てきます。(手引書の楽譜参照)
手引書にはコードも記載してありますが、そのコードも参考にした弾きやすい演奏解説動画があると、見ながら練習することが可能です。以下のYouTube動画を参考にしてみてください。
それぞれの動画の下に楽譜のURLも添付しているので合わせてご確認くださいね。
楽譜はコチラ↓
楽譜はコチラ↓
ピアノ初心者の方に向けて、ドレミや指使いなど、とても分かりやすく解説しています。
昨年も課題曲を見てくださって参考にされた方から、「動画と楽譜のおかげで試験に合格しました 」と嬉しいご報告をたくさんいただいています。
「試験会場でこぱんさんのアレンジが聞こえてきて、安心できました」なんてお声も届いています。
たくさんのピアノ初心者の方がこちらの楽譜で頑張ってくださいました。
演奏解説と同じ楽譜も販売しております。著作権、編曲も申請許可のおりているものを使用していますので、安心してお使いいただけます。
曲のポイント
「夕焼け小焼け」はゆったりとした曲調になっています。
急ぐととても慌てた演奏になってしまうので、しっかりとリズムを感じて弾くことが大切です。
「いるかはザンブラコ」は逆に軽やかな曲です。
先ほども書きましたが、ト長調になっているので調号がファに♯(シャープ)。
基本的にはファが出てきたらファ♯黒鍵を弾くことになります。
この2曲は歌う速さをイメージすることがポイントとなります。
続けて弾き歌いをすることになるので、それぞれのテンポや速さを考えながら練習してみましょう!
ピアノ初心者の課題や悩み
ピアノ初心者の方はどこから練習していいかわからないというお悩みもあると思います。
そんなあなたにおすすめの練習の順番としては
ドレミで歌う
右手を弾く
左手をドレミで歌う
左手をひく
左手を弾きながらメロディ歌う
両手にする
歌をつけて練習する
ドレミを先に覚えることでリズムどドレミ、鍵盤を把握することができるので弾きやすくなります。
練習の時は動画の完成形をかけながら練習をすると、同じ速さで弾けるようになってきます。
ここで一番大切なのは「⑤左手を弾きながらメロディを歌う」部分です。
いきなり両手にすると合わせる部分が分かりにくくなることが多い。
なので左手を弾きながらメロディ(右手)の合わせる部分を確認してから両手にしてみましょう!
両手で弾きやすくなりますよ!
中級編の楽譜が欲しい方
先ほどの解説は、ピアノをこれから弾く初心者の方向けにアレンジしたものです。
楽譜は読めるからちょっと伴奏アレンジしたもの欲しい!
そんなご要望にお応えして、中級編の楽譜も販売しております。
初級と同じく、コードは手引き書を参考にしております。著作権も申請しておりますので安心して試験にご利用いただけます。ぜひご覧ください。
【中級】「夕焼け小焼け」→https://store.piascore.com/scores/182655
【中級】「いるかはザンブラコ」→https://store.piascore.com/scores/184822
弾き歌いができたら
実技試験に向けて弾き歌いの練習ができてきたら、今度は緊張対策をしていきましょう!
本番は試験官の前で1人で弾き歌いをしなければいけません。
最近の試験を受けた方にお伺いしたところ、アップライトピアノの方もいればグランドピアノだったという方も。
そして、今の感染症対策として部屋が広かったという方もいました。
楽器や広さに決まりはないので、会場によって違うこともありますが
「試験官の先生の前でピアノを弾いて歌うこと」
これは、変わりません。緊張は少なからずすると割り切って対策をしていきましょう。
以下の10個のポイントを押さえて対策していきましょう!
毎回同じ場所に座って練習する
マスクをつけて練習をする
楽譜は本番と同じものを使用する
弾き始める前にテンポをイメージする
前奏(イントロ)の部分をたくさん練習する
2曲通した練習をする
生のピアノで練習をする
人前で練習をする
自分の演奏を録音して聴く
気持ちを込めて演奏する。(歌う)
できるだけ本番と同じ環境にしておくことが大切です。
その場の状況は分からなくても、自分が行動することを決めておけば緊張を軽減させることはできます。
こちらの動画でも解説しているので、ぜひ見てみてください。
まとめ
保育士試験の音楽実技は、園で子どもたちと音楽の時間を楽しく過ごす上で必要なスキルを評価するための試験です。試験内容は、ピアノの弾き歌い2曲となっています。令和6年保育士試験課題曲は、「夕焼け小焼け」「いるかはザンブラコ」。ピアノ初心者にとって、弾き歌いの練習が難しく課題となることがありますが、継続的な練習と工夫で克服することが可能です。ぜひYouTubeも参考にしていただきながら、楽しくピアノを弾いて歌う練習に役立ててください。
試験内容: ピアノ弾き歌い
課題曲: 令和6年保育士試験課題曲「夕焼け小焼け」「いるかはザンブラコ」
各曲のポイント: リズム感、メロディー、歌詞の意味を理解し表現する
緊張対策: 本番と同じ環境での練習を心がける
保育士試験の音楽実技は、保育士としての音楽的能力を測る重要な試験です。試験内容や課題曲のポイントを理解し、継続的な練習と工夫を重ねることで、試験に向けた準備ができます。ピアノ初心者でも、焦らずじっくり練習を重ねることで、試験に対応できる力を身につけることができるでしょう。
とはいえ、何から練習していいのか、簡単な楽譜はどんなものなのかを悩まれる方も本当に多いです。
そんなみなさんに読んでもらえたらとても嬉しいです。
Q&A
保育士試験の音楽実技の試験内容は何ですか?
幼児に歌って聴かせることを想定して、課題曲の2曲を弾き歌いする。
音楽実技の課題曲にはどのような曲が選ばれますか?
課題曲は、保育の現場で活用できる童謡や唱歌、民謡などが選ばれることが多いです。令和5年の弾き歌い課題曲は
「夕焼け小焼け」「いるかはザンブラコ」の2曲です。
ピアノ初心者が音楽実技の試験に向けてどのように準備すればいいですか?
ピアノ初心者の方は、まず課題曲を聞いてご自身にあった楽譜を購入し、練習を始めましょう。難しい楽譜が必要なのではなく、あくまで幼児に弾き歌いをして聞かせることが目的なので、レベル感に注意しましょう!
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