X-Tech JAWS 【第11回】 ~COVID-19に負けないオレたちX-Techイレブン~ 開催レポート #xtechjaws #xtechjaws11 #jawsug
TL;DR
久しぶりにX-Tech JAWSを開催しましたよ、というお話です。
前説
随分と久しぶりの開催となってしまいました。
COVID-19の影響で、11ヶ月ぶりの開催となりましたが、X-Tech JAWS運営メンバーで継続してコミュニケーションをとって、密かに準備を進めてきました…
(5枚並んでいる顔写真の右から二人目がワイやで…いまはもうちょい痩せたんやで…)
セッション1:非ITの・ソフトウェア業界のメーカーに居る開発部門がやってみたIoTによるDX -おすすめ手順編-
LIXIL佐々木さんにご登壇いただきました。
エクステリア+IoT→スマートエクステリアの中でも、今回はスマート宅配ポストのお話です。
スマートエクステリアとIoTの位置付けです
スマートエクステリアの今後
単に宅配ポストがインターネットとつながるだけではなく、置き配などのサービスを開発しています。
クラウド開発の概要
サーバーレスは良いよ。うん。
IoTのThing(デバイス)も、マイクロサービスのイチ要素として、レゴを組み立てるようにマイクロサービスを組み合わせて、サービスを開発する。
サーバーレス・アジャイル
IoTやあくまで手段。顧客に提供したい価値は何でしょうか?を常に考えながら、時にはピボットしながらサービス開発を進めてます。
以下のメッセージは、心に響きました。
Thing Big!:価値を広い観点で、ビジョンの共有、神経も図太く
Start Small!:技術を持ったパートナーとクラウド&サーバーレスで初期コストを最小化
Scale!:マイクロサービス&サーバーレスで拡張を容易にする
DXのポイント。これはIoTに限らない気がします。
↓ そして、DXを始めるなら、こういう手順が良いんじゃないの?という話
総括。
セッション2:エンゲージメント経営を支えるTUNAGのETL基盤
株式会社スタメンの松谷さんです
TUNAGさんと、そのバックエンドで動いているETL基盤についてお話しいただきます
まず、TUNAGのサービスについて
従業員満足度と、エンゲージメントの違い
エンゲージメントが、業績や離職率に影響を与えやすい
組織改善のサイクルを回せるためのサービスを提供しているのが、TUNAGさんです。
プロダクトの画面イメージです。
自走化を促す仕組みです
事業の成長とともに出てきたペインが↓になります。
↑
上記を踏まえて求められる要件
↓
↓アーキテクチャの方向性としては、大きく2点ありました。
・s3をETLのデータレイクとして利用する
・サーバーレス/マネージドサービスの活用
↓アーキテクチャがこちら
セッション3:顧客のBurning needsを解決する、AWSのアーキテクチャ
Autifyの松浦さんです。
E2Eテストの自動化ツールを提供しています。
E2Eテストの苦労点
「DevOpsTech」です!「QATech」もありですね!
フロントエンド側の実装
バックエンド側の実装
一番早く顧客に価値を提供できる構成を選ぶ
→ 早く顧客へ価値を届けないと、スタートアップは死んでしまう
AutifyさんのValueの1番目に、「Solve Burning Needs(燃えている課題を解決せよ)」があるんですね… 顧客の方を向くことが徹底されている…。
フロントエンドはElastic BeansTalkは変えず、バックエンドでECS Fargateで複数ノードの起動やスケーラビリティを自動にする構成に変更
なぜ、構成を変更されたのか
IaCは頑張りすぎない。開発におけるBurning Needs=スケーラビリティ
価値を届けるスピード感を最優先にしている、それが会社のValueにも、アーキテクチャにも徹底されているんだなぁ…。これはすげー。
セッション4: お天気を味方に。ウェザーテックを支えるAWS
ウェザーニューズ 出羽さんです
ウェザーニューズさん、天気予報アプリなどで有名ですよね
今日は、日本ナンバーワンの予測的中精度を支えるAWSのアーキテクチャについて、お話しいただきました。
天気予報ができるまで
既存の気象予測モデル。ん?既存…?
ウェザーニューズさんは、独自の天気予測モデルを構築されております。
観測機の数。気象庁はいわゆる「アメダス」です。
計算では、AWSのHPC環境も使われているそうです。
予報のメッシュが、昔は20キロ平方だったのが、1キロまで小さくなりました。メッシュが細かくなったことにより、より細かく予報を出したり、予測の精度を上げたりされてます。
予測精度の検証結果です。気象庁(ピンク)よりもウェザーニューズさん(青)の方が精度が高い。気象庁さんでも十分精度高いんやけどもすげー。
ウェザーニューズさんのCMは、天気のデータと連動して出し分け!
アーキテクチャの検討ポイント
APIとバッチ、2つの界面で、AWSのマネージドサービスとs3を組み合わせてアーキテクチャを構成されています。
AWSを利用したことで良かったこと
WxTechのウェブサイト