Let's2 2023#47 セルモーター交換
これまためんどくさい。
めんどくさいので、ひと月前に手を入れたときに、後まわしにしましょう、と言った。
で、「後」がまわってきた。
とにかくオイルまみれの汚い車両であった。
最初にみたときよりは、ずいぶんとキレイにしたものの、まだ車両の下側はオイルと砂の混じった塊が跋扈している。
どのていどかと問われれば、セルモーターを固定しているボルトがどこかわからないくらい。
セルモーターの位置は判っている、クランクシャフトの下側だ。
だけど、ボルトの位置がわからないくらい、見づらい場所だし、汚れがかたまっている。
そんな状態なので洗うことから始めた。
地面に寝そべって、下から水を当てるようにして、モーター全体が確認できるくらいに汚れを落とすと、ようやく固定用ボルトが1本見えた。
円筒の反対側にもう1本があるはずなのだけれど、直接見ることができない。
つまり、レンチをかけることができない。
うぬぬ、これはどうやったら外せばよいのだ?
おそらく、この辺りにボルトがあるであろう場所は、マフラーが視界を遮っている。
めんどうくさいけど、マフラーを外しましょう。
セルモーターなんか、めったに外すものではないので、これくらい作業しづらいのも解らないでもない。
マフラーと、マフラーをエンジンに固定しているプレートを外してみると、まだ見えない。
今度はフレームが視界を遮っている。
奥まで手を突っ込むと、ボルトの感触はある。
まだ、だいぶオイル汚れがあるけれど、ボルトの頭にはさわれる。
うーむ、手探りでやれってのか?
できなくはないけれど、いーのか、それで?
ボルトにレンチがかかった感触を確かめながら回すと、アース線もろともようやく見えた。
もともと見えていたほうのボルトを外して、ようやくモーター本体を引き抜けた。
取り出したモーターに、直接電源をつないで回るか確かめてみましょう。
外すまで手が届かなかったので、モーターが不良なのか、配線が悪いのか実は判別できずにいた。
予想外にモーターは回った。
けれど、1秒くらいで止まった。
うむ、モーターが悪いとみて間違いない。
では、新品に交換するだけだな。
けれど、まっとうな位置につけられるものかね、この状態で?
エンジン側にポッカリ穴が空いているはずだけど、暗くてよく見えないし、2本のうちの1本は手探りで入れるわけだし。
出きるけどね、最終的には。
クランクシャフトよりも下側にセルモーターが配置されているエンジンは、こういうメにあうんだな、覚えておこう。