LEAD125 2024#55 アイドリング不良修理
アイドリング不調の時期を経て、始動困難に陥っているらしい。
インジェクション車なので基本的にアイドリング不調にはならないはず、との考えは、一般ユーザには浸透していないのだろうか。
要するに、信号待ちでエンストなんか大したことではない、と考えてはいけない、ということだ。
エンストするのだから、エアクリーナーかスロットルボディの汚れが疑わしいけれど、始動不能にまで陥ってしまったら、カーボン噛みやタペットクリアランス不良による圧縮不良、イグニッションコイルやECUなど電装品の不調も考えられる。
ダイアグノーシスとかいう診断器を使えば、不調原因はすぐに判る、とメーカーや系列販売店は言うかもしれないが、その診断器をつなぐだけでもそれなりの費用が要るし、あんがいアイツは不良を示してくれない。
じっさいにOBD2スキャンツールをつないでみたところ、これといってエラーは検出されない。
エンジンチェックランプが点いていないのだから、予想はついていたけど、まったくエラーなしは困る。
エンジン稼働時の数値を読み取って、許容範囲内かをみていくことが必要になる。
手順としては理解できるが、メーカーのようにデータを持っているわけではないので、基準値がわからない。
だいたい、すでにアイドリング不良なわけだし。
やはり、あらかじめ考えたとおり、スロットルボディの掃除だな、これは。
エアクリーナーを外してクリーナーを吹いて様子をみた。
始動はできるし、スロットルを開けると回転はついてくる。
けれど、スロットルを閉じるとストールする。
アイドルスピードコントローラーの不調かな?
スロットルボディにクリーナーを吹いただけでは汚れが落ちなかったか。
というか、センサーの汚れ落としって可能なのか?
ちょっと考えさせてください、と言っていったん終了にした。
外してクリーナーを吹くと、状態を悪化させる可能性もなくはない。
さて、どうしたものか。