マグザム 2024#63 グリップ交換
年末である。
せわしない、は「忙しない」と書く。
忙しいのか、そうでないのかわからなくなってくる。
年末だから、直接関係はないが、作業をはじめたのが午後からで、日暮れ前までに終わらせようとの思いが、画像を撮り忘れさせた。
本題は、グリップ交換。
理由は、聞いたような気もするが、ちゃんとは解ってはいない。
機能していないグリップヒーターを外したい。
外すからには気に入ったものをつけたい。
そんな話をしていたようだった。
これをつけてよ。
と、見せられたのは、生ゴム系の樽型のもの。
どこかで書いた気もするが、ぼくは「~系」の表現がキライだ。
「~系」は、つまり、「~ではない」を意味しているとしか考えられない。
だから、そのものの実態を表していないように思う。
同様に「~風」の料理・造作もキライだ。
その生ゴム系グリップ、色合いが生ゴムなのだけれど、感触はかなり硬い。
合成ゴムに色をつけたものなのか、古いものなのでゴムが硬化したのか、わからない。
なんでも、Vツインマグナから外してきたものだと言う。
生まれ初めて買った車両がVツインマグナで、不動にしてからも処分できず、10数年放置、保管しているらしい。
放置しているのに、保管とは妙な感じもするが、屋外駐車場に毎月駐車場料金を支払っているのだと言う。
ぼくにはコレクションの趣味がないので、感覚が理解できない。
愛着のあるものが、ホコリまみれになっていく様子や、朽ちていく過程を見るのはしのびないのではないかと思うが、それでも置いておきたいものらしい。
問題のグリップ。
装着する段になってサイズが合わないことに気づいた。
Vツインマグナのハンドルバーは、1インチ径らしい。
そんなこと当然知ってるでしょ?のような口ぶりで言うが、知らんがなそんなこと。
逆パターンならどうしようもないが、マグザムのハンドルバーにウレタンシートを巻き付けて装着した。
左側は粘着剤つきウレタンシートで難なく解決したが、スロットルコーンにはシートがうまく貼れない。
貼れることはできるが、グリップを入れようとすると剥がれてしまう。
そこで、NBRシートを貼り付けて、G17接着剤でグリップを組み込んだ。
1インチは25.4mm、一般的な国産車のハンドルバー外径は19.5mm
この数字は覚えておいてほしい。
以前になにかで書いたけど、ぼくは算数が得意ではない。