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SRV 2024#42 折損スタッドボルト除去

YAMAHA SRV に乗っていた、あるいは、興味を持って接していた人は、4DNとかならず呼ぶ。
同じフレーム+エンジンの組み合わせで、外装を変えて2車種生産する方式は、あまり例がない。
そして、外装を2パターン持っていて、今日はSRV明日はルネッサと着せ替えをする人も、例を聞かない。

さて、問題のSRV エンジンを載せかえている最中に起きたと言う。
黒く塗装されたもので、自分で塗ったのですか?と尋ねると、すでに塗装済みの状態でエンジン単体を購入したので恐らくルネッサ用なのだろう、と言っていた。
YAMAHAの塗装なら、パーツクリーナーで塗装がハゲる可能性は低いので、少しだけ気が安まる。

エンジンが車載状態のまま、折れたボルトを掘っていくので、陽の当たる屋外なれど慎重に進める。
当初、フェンダーを外そうかとも考えたけれど、ハンドルの切り方を反対にすれば、ドリルを入れられそうなので、そのままの状態ではじめた。

ちゃんと研いできたせいか、とっかかりの1.5mmは予想よりも早く貫通した。
が、やはり中心がズレて、単純な穴空けは3.8mmまでしか進められなかった。
これ以上太いドリルを使うと、元のネジ山をキズつけてしまいそう。

そこで、横に掘っていき穴を中心に寄せていき、最後は5.0mmビットで奥まで穴あけ。
そして、ネジ切り。
本来は、M6ボルトの下穴は5.2mmではあるけれど、ドリルのブレを考慮して5.0mmビットが抵抗なく通ればネジ切りすることにしている。
ネジ切りタップに少し負荷がかかることになるので、感触を確かめながら切っていく。
無理やりまわすと、タップといえども折れる。
今回からソケットレンチで回せるタップフォルダを使うことにしたので、フレームに囲まれた場所でもネジ切りは進められる。

タップを抜いて、新しいスタッドボルトを入れて終了。
この作業は、年に2回くらいしかやらないが、
今までの実績の中では、かなりキレイにしあがった。
道具の使い分けが良かったのであろう。

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