マグザム 2023#41 セルモーター交換
バッテリーは生きてるのにセルモーターが回らないんですよ。
という事例は少なくない、ようだ。
以前にも同じ作業をやったことがある。
けっこう大変な作業である。
なにが大変かというと、作業の姿勢である。
マグザムは車高が低いので、上から覗きこむ姿勢になるので腰が痛くなる。
それだけ、と言いたいところではあるが、シートとエンジンに挟まれた空間はやたらと狭く、特殊工具は要らないのに、使う工具を選ぶ作業になる。
六角レンチが5・4・3、レンチは10mm、必要なのは以上である。
なのに、安物の工具セットではネジ・ナットのかかりが悪く、行き詰まってしまう。
で、行き詰まったのだと言う。
シートを開けて覗きこむと、ボックスは外れていて、スロットルボディの前後バンドが外されていた。
ここまでやれば、もうちょっとなんだけどな。
暑さに負けたのかもしれない。
この先は、外しちゃいけないコネクターがあったりもするだろうし、戻せなくなる不安があるのよね、と言う。
じゃあ、外さない方針で進めればよいのではないでしょうか。
まあ、スロットルボディは外さないとならないけど、そこについているコネクターやケーブルは外さないで、モーター交換はできるのか?
ちょっと試してみたくもあり、やってみた。
できる。
ただ、10mmレンチは、メガネ・オープンスパナ・ボックス・オフセットギアレンチの4種類を使った。
3ヵ所なのに。
モーター本体のプラス側端子は、メガネとオープンスパナの両方を一度に使った。
上のナットにメガネをかけたら、なんか感触が柔らかかったので下のナットを固定しながら緩める必要があった。
モーターを取り出してみると、社外品だったので端子のつくりが弱いのかもしれない。
あー腰が痛い。
新品モーターを入れるのは、エンジンの所定位置に収めるのがヤマと思う。
なにしろ狭く、ケーブルやらホースやらかいくぐって収めないとならない。
この辺かな、と押し込もうとするには支点になるところがなく、固定用のボルト穴を探りながらの作業になる。
とはいえ、スロットルボディを完全に取り出さなくてもモーター交換ができることは判った。
なお、マグザム、キャブレタ車はない。
ネット上で、キャブレタを取り外して、と記載しているのを散見するが、スロットルボディの間違いである。
となると、SG17JとSG21Jの明確な違いってなんだろう?
腰が回復したら調べてみよう。