XL250R 2023#9 キャブレターオーバーホール
キャブレターオーバーホール、とはなにか?
定義するのは簡単である。
外すべきところを外して洗浄し、交換すべき部品を交換して、エンジンの状態に合った調整をすることである。
キャブレターオーバーホールのやっかいなところは、その結果、本来の機能を取り戻したか判断しづらいところにある。
ジェット類を光にかざして、穴が抜けているかどうかの確認はするが、本来のサイズで抜けているかを計測器にかけたりはしない。
いやいや、専用のクリーニング針を通せば判るではないか、と疑問を唱える方もあるかと思うが、針が通ることは針のサイズに拡張してしまっているのかもしれない。
さらに、キャブレターボディ側は、通路がいりくんでいるので、針を通すことはできず、勢いよく吹き込んだ空気が出てくるか?くらいしか確認のしようがない。
そして、今回のオーバーホールでは、用意してあった部品では不足することがわかった。
ホンダ純正のオーバーホールセットなのに。
ダイヤフラムが硬化していることまでは、予測できなかったな。
あれは高価だし、あらかじめ用意できなくてもしかたなかろう。
スロットルケーブルが切れかかっていることも判明したし、もう少し時間と費用が必要になることが明らかになった。
なんか、申し訳なく感じる。