YZF-R25 2024#61 カウル交換
左右のパネルを替えたいんだけど、できる?
ぼくができないと答えるとは予想してない。
けれども、めんどくさそうなので断られるかもしれない。
そんな雰囲気を感じた。
たしかに、フルカウル車はめんどくさい。
とくにインジェクションに切り替わったころから、どこから手をつけてよいのか?といじり手を寄せ付けないような造作になりつつあるように思う。
今回はフロント側の真ん中のパネルだけ替えたいとのこと。
「フロント」といいながら、実態は横側であり、タンクの下あたりからエンジンを覆い隠す部分である。
ならば、と、まずはタンク横のパネルを外してみた。
すると、フロントマスクとの接合部と、サイドカバーにつながっていることがわかった。
うむむ、これは難工事だぞ。
フロントマスクとつながっているのは、パッと見でわかるが、サイドカバーともつながっているのか。
では、サイドカバーを外すには?
シートを開けてみましょう。
意外にもカギを回すと、開くのはタンデムシート。
プレートが一枚あって、これを外すとメインシートの固定ボルトが見える。
メインシートを取り除くと、サイドカバーの固定方法がようやくわかった。
なんだよ、外側のネジだけか。
と、少しずつ噛み合わせを確認しながら取り外していくと、けっきょく残ったのは、フロントマスクとテールカウルのみの半裸状態になった。
ウインカーを付け替えてシートを戻す頃には、とっぷり暮れてライトで照らしながらの作業になった。
手元に外したネジが余っていないのはよいけれど、ちゃんと組み上げてあったら奇跡的だな。
もう少し明るい工房がほしくなってきた。