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SUPER HAWKⅢ 2023#18 燃料ライン点検

なんだかんだで完調ではないらしい。
今度は、コックがONの位置ではエンストする、と言う。

それほど難しい不調ではない。
コックの不良か、燃料フィルターの詰まり、であろう。
が、めんどくさい。
そして、ガソリン臭い。
コックを外すためには、ガソリンタンクのガソリンを全部取り出して空にしないとならないから。

ガソリンタンクというものは、かなり複雑な形状をしていて、だからこそ走行中にガソリンが漏れないといって言いすぎでない。
その容器から、すべての液体を抜き取るのは不可能だと思う。
コックの位置はそれなりに計算されているのだろうと思うけれど、タンクのガソリンが集中する構造にはなっていない。
コックを複数にするとか、移設できないものかと、ガソリンタンクを洗っているときによく思う。

取り出したコックにはストレーナーがなく、10cmほどのパイプが伸びているのみである。
ふむ、リザーブ側は根元を流れるということか。
負圧式ではないので遠慮なくエア吹きができる。
うむ、詰まってはいないな、いま通るようになったのか?

ということは、タンクのほうが詰まっていることになる。
って、あり得るか?
RESのときはガソリンが流れるのだから、タンクのほうが詰まっているとは考えづらい。

うーむ、としばし考えながらタンクを観察していると、ふと気づいた。
このコック、もともとストレーナーがついているけど、タンクの口に固着して、コックを取り外したときにストレーナーはタンクに置き去りにしたようだ。
よく見ると、タンクの口にプラスチックと思われるものがはまっている。
パッキンの類かと思っていたが、これがストレーナーなんだな、たぶん。

と、試行錯誤して取り出してみると、鉄サビにまみれたストレーナーが現れた。
なるほど、ここまで詰まっていたらガソリンでも流れないな。
詰まったものはサビだけのようで、ガソリンのカスはほぼないので、掃除はやりやすかった。

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