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「一宮生協から能登半島へ」ボランティア報告【前編】

2024年10月12日と13日の2日間。
一宮生協職員が向かったのは、石川県穴水町。
能登有数の商業地であり、飲食店やショッピングセンターが比較的多い町としても知られていましたが、元旦の能登半島地震では震度6強を観測、甚大な人的・住家被害を受けました。

地震から9か月目を迎えた今、断水は解消されつつありますが、水の濁りや水質に問題があるという理由で、水道の水を未だ飲むことができない地域があります。今回は「飲料水がまだまだ足りない」という声を受け、現地で日々被災地支援に当たる『NPO法人レスキューストックヤード』さんのお手伝いをする形で、一宮生協職員がサポートに向かいました。

■「ボラまち亭」へ飲料水の搬入

おなじみ、ピースくんのアイチョイストラックに飲料水100ケースを乗せ、穴水町に出発!一宮から約5時間かけ到着したのは穴水町にあるレスキューストックヤードの被災地支援拠点「ボラまち亭」。
いざ、飲料水の搬入です‼

レスキューストックヤードが拠点とする被災者とボランティアの交流の場「ボラまち亭」。
一宮生協職員よりレスキューストックヤード浦野理事へ受け渡しをさせていただきました。

現地ボランティアさんと協力し、バケツリレー方式でテンポよく飲料水を受け渡し。普段の生協配送で培った経験もあり、あっという間に100ケースのお水が施設の中へ!

レスキューストックヤードボランティアさんも手慣れた作業。
飲料水の搬入が無事完了!

■現地の様子

「ボラまち亭」では被災者の困りごと相談や各種交流を行う、交流スペースが設けられている一方、食料品・日用品などの支援物資を陳列して無料配布する「おすそわけコーナー」も開設しています。
バックヤードには飲料水や生活用品の一部が通路に至るまでビッシリ!全国各地からの支援物資が断続的に運ばれ保管されています。

仮設住宅へおすそわけする食料。たくさん並べすぎてしまうとすぐになくなってしまうため、 少しずつ量を決めたりして、順当に いきわたるよう毎日配慮しています
衛生用品など。こちらも1人あたり数量限定で提供しています。
この支援物資は他支援団体や民生委員とも協力して、穴水町内各地へ運ばれていきます。

今度は施設の外の様子について見て行きます。
震災で隆起したり崩れたところがあちこちに。テレビやスマホ画面、新聞からでは伝わりきらない被害の甚大さを物語ります。

町のあちこちで地面が隆起し、段差になっているところが見られました。
たくさんの土嚢は段差ができてしまったところからの水の侵入を防ぐために置かれています。

■仮設住宅の様子

穴水町の仮設住宅は全体で532戸。
この陸上競技場内には180戸の仮設住宅が並び、多数の方の生活拠点になっています。
現在、穴水町には他にもマンションやアパートを「みなし仮設住宅」として貸し出しているところもあります。

穴水陸上競技場内の仮設住宅の様子。
仮設住宅住民での暮らしを支え、孤立から守るためにも「ボラまち亭」はなくてはならない存在です。

■一方、その頃「炊き出し」隊も活躍!

飲料水が運ばれている一方。
一宮生協職員をはじめとする各生協が協力し合って結成した「炊き出し隊」が被災地で活躍していました。
その様子は【後編】へ続く…

一宮生協組合員活動推進部の職員。私たちの活動の様子は【後編】でお伝えします。

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