こめこめクラブ「稲刈り」体験レポ
一宮生協では、カタログでおなじみの生産者さんのところに出向き、こだわりや苦労を産地で体験できる「産地体験プログラム」を行っています。
今年も三重県桑名市の鷲野農園さんに出向き『こめこめクラブ』を開催しました!『こめこめクラブ』は10年以上続く、一宮生協の人気企画。米農家である生産者・鷲野農園の田畑をお借りして、田植えから稲刈りまで3回を通して体験し、米作りの苦労を体感します。
5月の「田植え」、7月の「生育観察」に引き続き、3回目となる今回は「稲刈り」を体験させていただきました。
9月14日に稲刈りを行いました!
・稲刈りとはざがけ
5月に田植えを行った苗は、鷲野さんが日頃大切にお世話をしてくださったおかげで立派な稲に成長しました。
今回は鎌を使って、丁寧に稲を刈り取ります。綺麗に刈り取るにはコツも必要。お子さんも大人に教えてもらいながら、熱心に作業に取り組みます。
続いて、ポールに天日干して稲を乾燥させるはざかけも体験しました。
・脱穀、選別体験
今はコンバインで稲刈り→乾燥→脱穀→選別まで一気に行えますが、昔ながらの脱穀機を使って、乾燥させた稲の穂先から籾を落とす「脱穀」作業も体験しました!
今年の米作りはどうだった?-鷲野さんのお話
鷲野農園がこだわり続けるのは「農薬をなるべく使わない米作り」です。
農薬を使ってしまえば楽かもしれない。それでも自然を愛し、土にも、農産物にも、人にも優しい米作りを続け、自然との共存をめざします。とはいえ、自然相手の農業は苦労の連続で「やっぱり大変」と語ります。
米作りにとってまず大敵となるのは苗や稲を食べてしまう生き物たち。
カメムシや蛾の幼虫、ジャンボタニシなどがたくさん発生すると、それぞれの生き物の習性に合った対策をしなければなりません。
次に異常気象や自然災害。猛暑による日照りはもちろん、台風が来ると、稲が水に浸かってしまうのが気がかりで田の様子が心配でたまりません。外に出て確認することもなかなかできず、もどかしい思いをします。いろいろな苦労はしていますが、生協を通じてこのお米を皆さんのもとにお届けし、喜んでくださると思うと頑張れます。一宮生協組合員さんのご利用がなければ農家もやっていけないので感謝しているし、こうやって皆さんが会いに来てくれることが楽しみです。
参加者から 鷲野さんへのお手紙
産地体験プログラムを終えて
今年は「令和の米騒動」という事態が起こり、お米がなかなか手に入らず代用品を食べていた…という方も多いのでは?日本人にとって大切なお米を有難くいただけることに改めて感謝して、美味しく、楽しくお米を味わいたいですね。
一宮生協ではこれからも組合員さんと生産者さんとの繋がりを大切にしていきます。
今後の「産地体験プログラム」の予定は一宮生協公式LINE・一宮生協ホームページ等で随時ご案内していきます。お見逃しなく!
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