混ざる自分
混ざっているものが好きだ。土はいろんなものが混ざっているから好きだし、まぐろのネギトロ丼も白米とネギトロと細いのりとしょう油が混ざっているから好きだ。ビビンバも混ざっている。さまざまな色が小さく明るく混ざっていて美しい。
先日ピン芸人のR-1ぐらんぷりというテレビを観ていた。男女比でいうと全員男性だと私は勝手に解釈したので、100パーセント男性しかでていなかった。ここは混ざっていなかったので残念。審査員も男性ばかりだったので、混ざっていなかった。司会は男性と女性がいたので混ざっていた。
自分は女性であると認識している。でも社会では「男っぽさ」があるとされる。(自分では男でも女でもなく、人間っぽさがあると思っているのだが…。)たとえば、スカートをあまりはかないとか。女の子が好きとされているピンクがさほど好きではないとか。かわいいものは好きだと思うが、女の子が好きであるとされるかわいいものが全部かわいいと思わない。(当たり前かな)
なぜこんな話をしたのかというと、おそらく私は女性なのに、社会からのイメージの女性とはすこし(いやかなり?)ずれているんだと感じる。だから、自分も混ざっているのだと思う。見た目は女性とされているが、服はTシャツにジーンズといった感じ。自分の中でかわいいと思うから着ているが、外から見ればかっこいいの方に分類される服を着ているのだろう。だからかっこいいと思われるかと言われたらそうではない。体がめっちゃ小さいのだ。だからかっこよくもない。そしてかわいくもない。(人によっては少しかっこいい、少しかわいいと思う見た目かもしれない)
だから、とても混ざっている。混ざっているものが好きと書いてしまったので、自分のことが好きということになる。はい、中くらいには好きです。大嫌いなときも正直あります。
無理矢理まとめると、混ざっているということは、いいことなのかもしれません。
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