DDJ-1000は自宅DJ環境で最強コスパだと思うので買いました
はいみなさんご無沙汰しております。
相変わらず在宅ワークが続きDJ活動もほぼゼロ…に近い状況は変わらず続いておりますが、先日野外でDJする機会がありそれがめっちゃ楽しくて、あとその際使わせてもらったのがPioneer XDJ-RXというオールインワン型の機材で、それがめちゃくちゃ使いやすかった。
最近DJ機材全然触ってないし、家でもこういう機材あればもうちょっとはモチベーションもあがるかなぁ、とぼんやり考えながら数日過ごした後に、ちょっと思い立って色々と調べてみた所、DDJ-1000が自分には一番良さそうだぞ、ということでこちらの機材を導入することにしました。
(ちなみにこの記事がめちゃめちゃ参考になったし刺さりました)
元々の環境
家で使ってた環境はいわゆるDVSを使ったPCDJシステムで、ターンテーブル2台とロータリーフェーダーのDJミキサー、DVS用のインターフェースは前から持ってたNI AUDIO8でDJソフトはrekordboxを使ってました。
この環境で良かったのはいわゆるアナログフィールを維持しつつPCDJに移行したってことで、どハウスやるのには取り回しとか操作がシンプルだしすごく気持ちいい機材なんだけど、まぁ現場とは全く違うというか同じ機材の現場があるわけもなくて完全に趣味の世界って感じで。
これはこれでいいんだけど現場にあるCDJとかミキサーの色んな機能全然使いこなせないんだよね。ってのが悩みでした。
とりあえずタンテは横置き1台に変更。
幅120cmのブースめいっぱいに設置してこんな感じ。
DDJ-1000を選んだポイント
①プラッターがCDJと一緒
この機種に限りプラッターが感圧式になってて、現場のCDJ同様にしっかり押さえて擦る仕様。要はタンテを使ったレコード操作に最も近いということになります。他のDJコントローラーは基本的に静電容量式のタッチセンサーになってるので、誤タッチで音が止まる。
PCDJでもDJコントローラー使うの避けてたのってこれが一番の理由でした。
正直この一点だけで買うのに十分な理由だし、現場のCDJに近い操作感を求めるならDDJ-1000一択くらい重要かなと思ってます。
②リアルミキサーを内蔵してる
DJコントローラーってPC繋いでないと何も出来ないやつ、多いじゃないですか。部屋に置いてても基本インテリアになっちゃうので毎回わざわざ機材を片付けたりする人も居てるんじゃないかと思います。
これは電源入れただけでミキサー部分はちゃんとミキサーとして機能するので、いちいちPC繋いだりしてなくてもタンテからレコードが聴けるし、空いてるチャンネルにテレビとかゲーム機の音を繋いでおけばその音もちゃんとスピーカーに流れます。
うちは仕事・制作用PCで使うデスクトップモニターと、DJブースのモニターという風にスピーカーが2系統に分かれてるんですが、いったんDDJ-1000に集約してどちらでも同じ音を鳴らせるようにした(出力もマスター*2とブースアウトの3系統あります)ので、例えば製作中の曲をすぐブースの方でも聴きたいとかがめちゃ簡単にできちゃう。これがとてもいい。
③USB入力が2系統ある
上でも少し書きましたが、PC2台を繋ぎっぱなしに出来るので、DJ用PCと制作用PCの両方を繋いでおくことが出来ます。rekordboxを立ち上げていないときは普通に音のいいオーディオインターフェースなので、起きてる間(というか仕事してる間)もほぼ常時電源入れっぱなしの運用で、仕事しながらSpotify聴くのとかにも使ってます。
④ちゃんとデカい
DJコントローラーでありがちなギュッと詰め込まれたレイアウト、EQの間隔がめちゃくちゃ狭いとかああいうのがあんまり好きじゃないので、ちゃんとしたサイズ感あるってのは大事かなと思います。一応幅が詰まってるしごちゃごちゃしたところも無くはないんだけど、現場でCDJ+ミキサーのセット前にしてもあまり違和感はないかなと。
ダメなポイント
①DJしたかったらPCが必須
XDJ-RXみたいにオールインワン型ではないので、いちいちPC立ち上げてrekordbox起動して、って手間はかかります。まあそういう機材だし。
②USBメモリーのチェックが出来ない
CDJの実機とかオールインワン型買う人あるあるなのが、「USBがちゃんと読み込むか不安なので家でチェックしたい」なんですが、これは出来ません。rekordboxを信用するか、僕みたいにUSBを沢山持つという運用でカバーしましょう。
③高さのフィーリングが違う
クソデカ機材ですが一応持ち運びも想定してるためCDJ、ミキサーのように機材の高さ(厚み)がありません。その分ブースに置いた際低く感じるので、そのまま練習するか板とか入れて高さを出すかはちょっと悩み中。
気になるお値段とか
DDJ-1000 → 187,000円(税込)です。 ※2024/1月現在
まあまあいいお値段ですが、ざっと調べた感じCDJ*2台+DJミキサーのセットだと50万円弱~80万円以上することを考えるとハチャメチャに安いです。
また、対抗馬になるオールインワン型でも4chミキサータイプのXDJ-XZは330,000(税込)とかなので、DDJ-1000が圧倒的に安くてほぼ同じようなことが出来るって考えると圧勝です。
比較対象をDJコントローラーにすると完全に高い部類に入りますが、家で完結する現場に近い機材ってなると一番安いのがこれ。
一括で買わなくてもオタレコさんとかで手数料無料の分割払いがあるので、自分が払えるペースで手に入れるというのも一つです。
ちなみに僕の場合、元々DVSのためにrekordboxのCOREプラン(約1,000円)を毎月払ってたのですが、これを買うことでそちらも解約しました。今後も払い続けてたらって考えると本体価格の何割分かには当たるかと思うのでそういう意味でもお得ですね。
低価格帯のDJコントローラーはどうなの?
一応DJコントローラーのスタンダード機とも言えるDDJ-400も持ってるんですが、こちらは逆に現場に持っていく人の機材ですね。家と現場で同じ操作でやりたい人向けかなぁ、と思います。低価格帯ゆえの音質問題とかもまぁそこまで気にするほどかなぁ?くらいの鳴りはするので問題なしかなと。
ただこういう機材でプレイしてると折角現場にある立派な機材に手を付けることがないのでそこは勿体ないかなぁ、と個人的には思うので、正直僕は持ってるけどほとんど出番はないかな。
ちょっとしたホームパーティーとか、カラオケボックスとかでもすぐDJの音出せるのには便利かもしれないですね。
ということで今日はこの辺で。
追記:
DDJ-1000の高さ問題はダイソーで解決しました。