PayPalから返金されるのは相当エネルギーが必要だった
はいこんばんは。
ガッツリ詐欺に引っかかってしまいました。
Facebook広告からショッピングサイトで買い物をしたんだけど、売り手が中国の詐欺業者?で、待てど暮らせど商品は届かず。
そういえば過去にスマホケースか何かを広告見て注文したときも結局何も届かなくて千円くらい詐欺られたなーというのを思い出したので、今回は「PayPalの保証でちゃんと返金されるのか?」というのを試してみようと思いクレーム手続きを行ってみました。
※PayPalには買い手保護制度というものがあります
結論から言うと全額返金されたのですが、手続き(というかやりとり)がめちゃくちゃ大変で、正直かなりのエネルギーを使うことになったので、あまりおすすめは出来ないかなぁと思います。
騙し取られた金額も数千円なので、どう考えても見合わない(笑)
とりあえず返金手続きの流れと苦労したところとかを書いてみたので、同じ様な被害にあった際は参考にしてください。
①販売業者とのやり取り
PayPalを使った問題解決にはまず最初に売り手に対し直接異議申し立てをし交渉を行う必要があります。今回はまず商品が届かなかったこと、実際に注文を行ったサイトが消失するということまで起きたので、販売業者に対しその旨を通知。相手は「商品は送ったから大丈夫。届くまで待って」の一点張り。中国からのEMS追跡番号もトラッキングサイトで登録を確認できないことやなんでサイト消したんや?商品も全く届かんし、と言い続けた。
一定期間(取引日から7日間)経過すると、この異議申し立てをクレームに変更しPayPalが仲介する対応に変わります。
②商品が届かないクレームの実施
PayPalより販売業者に対し商品が送られたことを証明するよう指示があり、それが認められなければ返金対応となるのですが、今回のケースの場合、既に通知のあった追跡番号を根拠に商品は発送した。と売り手は説明したようで、再度PayPalからも商品が届くまで待つよう依頼。
存外に販売業者がサイト消したことに誰も触れてこないことにイライラしつつ、まあここで届かないものは届かないし、時間切れまで待てばいいか、と思ってたんですが、ここからまさかの商品が発送されるという事態となりびっくりした。流石にクレーム対応になったので、販売業者も諦めて商品を発送したのかな、というタイミングだったので到着まで待ったんだけど、注文したものとは全く関係がないゴミが届いた。
③異なる商品が届いたクレームに変更
PayPalに対しぜんぜん違う物が届いたためクレーム内容を変更するよう依頼。注文したときのメールの写し、既に商品を購入したサイトが存在しないこと、届いたゴミの写真など送り再びサポートに説明。なんで繰り返し説明してるかっていうと毎回担当者が変わるから。履歴くらいちゃんと読んでほしいし日本語でやり取りしてるのに会話が通じてる気がしない。もっというと、PayPalサイトのチャットボックス使ってるのに一日一往復くらいしか会話できずチャットの意味がない(メールで充分やろ)ところにも大分イライラする。
④サポートより解決案の提示
サポートより売り手からの和解条件として「商品の販売額の15%を返金することで解決したいがどうか?」と連絡があった。いやあの50%でも許さんよ??てか不要なゴミをもらってそれで合意するやつとか居るわけないよな?とサポートに対し不信感がMaxになる。
別の提案として「全額返金を行うことも可能だが、届いた商品を返品して貰う必要がある、その際の送料は買い手負担となる」と言われる。既に商品代金+送料を支払って購入してるのになんで違うものが届いてそれを送り返すのに自腹切る必要があるんや、意味わからんわ、とキレ気味に返信。
⑤とりあえずブチ切れてみた
サポートとは日本語でやり取りを行っていたんだけど、通じてる気がしなかったので、「そもそも思い出してほしいんやが、この販売業者は取引実績などが確認可能なショッピングサイトをドメインごと消している。商品が届かなかった頃は追跡不可能な番号を提示していたし、クレーム化してようやく商品(ともいえないゴミ)を送ってきた。これのどこが誠実な取引を行ってる業者なんや?」と英語で送信。またサポートより案内のあった販売業者の「利用規定ポリシーへの違反」についても申し立てを英語で実施。
返品に伴う送料については自己負担、もしくは売り手と直接交渉し相手の負担とする必要があると規約の説明があったことに対し、
「もういい、詐欺師に金を渡せ。このやりとりにもうこれ以上興味はない」と英語で怒りをあらわにした。
⑥サポートより謝罪・解決策の提案
英語でブチ切れたせいなのかはわからんけど、ここからは携帯にサポートから直接電話がかかってくるようになった(1日1回程度)。
返品に関してはどうしても納得行かないしもうこれ以上の期待はしていないことを告げたが、サポート側としてはなんとか解決したい。解決策として
・警察に被害届を提出し報告書を提出
・自署の被害届(押印)+印鑑証明の提出
のいずれかを行ってくれないか、との説明。
正直数千円のことで警察行って事情聴取されるのとか嫌だし、印鑑証明もクソめんどくせぇな~嫌だわ~とゴネてたんだけど、よく考えたらマイナンバーカードでコンビニ発行できるわ、と思い出したので渋々承知した。
そして再びこれまでの経緯を文書で打ち直して(もはや何回目かわからない)自筆でサイン、押印とコンビニで出力した印鑑証明をスキャナで取り込んでPDF化してサポートに送付。とにかくめんどくさかった。
まとめ
・PayPalを使ってたら詐欺にあってもなんとかお金は取り戻せる
・クレーム化から返金までだいたい1ヶ月かかるし、その間何回も同じことを繰り返し説明させられる
・受け取った商品が注文したものと著しく異なるゴミでも、全額返金のためには自腹での返品が必要というのが基本ルール。ここが詐欺師がPayPalを悪用できる抜け穴になってるし、日本の商習慣とは大きく異なるので納得がいかないしとことんやりたくないと主張する必要がある。諦めたらそこで試合終了ですよ
・サポートとのチャットは不便。日本語は通じてるようで通じてない。英語のほうがましなのでDeepLで翻訳して送るほうがいい
・最終的には紙というかPDFで文書を出す必要がある。最初からそう言えよって思った
・よくよく調べてみたら僕が注文したものは現実的にありえん金額で売ってたから、そういう物にうっかり手を出すな
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