AIによるNASAっぽいイラストの美人『雪女』の話

武蔵の国

茂作と巳之吉という2人のきこりが住んでいた。

ある冬の日のこと、吹雪の中帰れなくなった二人は、近くの小屋で寒さをしのいで寝ることにする。

その夜、顔に吹き付ける雪に巳之吉が目を覚ますと、恐ろしい目をした白ずくめ、長い黒髪の美女がいた。

巳之吉の隣りに寝ていた茂作に女が白い息を吹きかけると、茂作は凍って死んでしまう。

女は巳之吉にも息を吹きかけようと巳之吉に覆いかぶさるが、しばらく巳之吉を見つめた後、笑みを浮かべてこう囁く。

「お前も殺してやろうと思ったが、お前はまだ若く美しいから助けてやろう。
だがお前は今夜のことを誰にも言ってはいけない。誰かに言ったら命はないと思え。」

そう言い残すと、女は戸も閉めず、吹雪の中に去っていった。