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開胸術後疼痛症候群(PTPS)とは?
術後1ヶ月を経過し、身体機能そのものは順調に回復しつつあります。たとえば、歩くスピードも普通のペースで歩けるようになってきましたし、せき込むことなく会話できるようにもなりました。
とはいえ、痛みは相変わらず。というより、痛みの種類や現れ方がさまざまなので、何がよくなって何が悪くなっているのやら、という感じです。
ただ、以前はお風呂で湯船に浸かるなどして「温める」ことで多少なりとも楽になることが多かったのに、年明けあたりからほとんど効果が感じられない日々が続いています。
妻に「痛みが悪化してるんじゃない?」と訊かれても、そもそも悪化してるかよくなっているか、評価すること自体が難しいんだよ!と、つい言いたくなってしまい、入院中にしばしば尋ねられた「痛みは10段階でいうとどれくらいですか?」という質問のことを思い出したのです。
以下はその一連のツイート。
なんかスレッドがうまくつながって表示されていないので、かえって読みづらくなってしまいました。モーメントにまとめるなり、何かしら他の手があるはずなので、少なくとも今度からこの方法はやめておこうかな。
さて、痛みがあると身体が常に緊張状態を強いられるので、とにかく疲れます。夜、眠っていても痛みで何度も目が覚めてしまうのですが、最近はもう疲労のために痛くてもまた眠ってしまう、という感じです。
あるいは、めっちゃ痛いんだけど寝返りは打てるということを学習したので、脳が休息をとることを優先してできるだけ眠り続けるようになってきたのか、昨夜はついにどれだけ痛かろうが朝まで布団の中で過ごす、ということができるようになりました。これは果たして一歩前進なのだろうか・・・
で、この術後の痛みなんですが、正式名称があるんですね。
開胸術後疼痛症候群(Post-thoracotomy pain syndrome;PTPS)
以下はいろいろ調べていて見つけた参考資料のPDFへのリンクです。
独立行政法人国立病院機構 東京医療センター 公式サイト
診療方針標準化のすすめ Standard Protocol Project
SPP-13 PTPS 開胸術後疼痛症候群
一般社団法人日本呼吸器学会 公式サイト
呼吸器Q&A「Q9 肺の手術後、胸痛が続くのですが?」
これらの資料によると、定義としては「少なくとも2ヶ月以上続いたり繰り返すもの」だそうですから、1ヶ月程度ではまだPTPSとは言えませんね。
また、以前担当医と話し合った「リリカ®」(一般名:プレガバリン)については、術前から投与することで一定の予防効果があるとされる一方、治療効果を示すデータはないみたいです。
逆に予防効果はないものの、治療効果ありと考えられているのがガバペンチンという薬であるようです。いずれも神経の過剰な興奮を鎮めるというものではあるのですが。
とにかく、これを使うと何割ぐらいの人に痛みを軽減する効果があった、みたいなデータはまだまだ薄いということでしょう。
今日、妻の風邪薬を買いにドラッグストアに行ったついでに、ダメ元でセントジョーンズ・ワートのサプリメントを買ってみました。気休めですが。あとはカモミールのハーブティーでも飲んでみることにします。
こうして文章を書いていたりするのも、コンテンツを消費するのも、ギターを弾いたりするのも、一時的に気を紛らわせる役には立ちます。ですが、そう長い時間集中することはできませんし、後でふと我に返って痛みにぐったりすることもあります。
温めることによる疼痛緩和効果はあまり期待できないとはいえ、寒いと余計悪くなることは間違いなさそうなので、これから当分はこの痛みと付き合っていかなくてはならないようです。
でも、寒いうちに一度温泉に湯治に行きたいなぁ。
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