【ブラックナイロン】La Bella 900-B【ポリッシュ弦】レビュー
La Bella の900-Bというナイロン弦を買ってみたので、気づいたことをちょっと書いてみます。
以前からポリッシュ弦が気になっていた
僕自身はナイロン弦にそんなにこだわりはないので、長らくダダリオのプロアルテEJ45というド定番の弦を主に使用していました。
とはいえ、オーガスチンの黒や、それこそメーカーは忘れましたがブラックナイロン弦を試してみたこともあります。
理由はそれぞれですが、見た目のかっこよさだったり、テンション感(弦の張りのキツさ)だったり、チューニングの安定度(加工精度)だったり、要するに音質よりも機能重視でいろんな弦を試して、コスパが良く入手しやすい定番に落ち着いたという感じです。
ただ、巻弦を押さえた指が移動する時の「キュッ」というスクラッチ・ノイズについては以前から悩んでいて、特にエレクトリック・ナイロンの場合はその構造上、弦から発するノイズがアコースティックの生音の場合よりも耳につきやすいという問題がありました。なので、巻弦の表面を研磨したポリッシュ弦というものの存在を知ってから、ずーっと試してみたいと思っていたのです。
そして最近、たまたま読んだ雑誌に気になる情報がありました。
小沼ようすけ氏がラベラの弦を使用しているらしい
ソースはここ。
ジャズ・ギタリストでエレクトリックのみならずナイロン弦のソロ・ギターでの活動も多い小沼ようすけ氏がラベラ(La Bella)のポリッシュ弦を使っているとのこと。どのページに書いてあったか、内容も正確には覚えていないのですが、たしか彼好みの低音がしっかり出るとかなんとか(違ったらスミマセン)。
サウンドハウスで買ってみた
というわけで、La Bella の900-Bを買うとしたらどこで、いくらで買えるのかを調べてみました。輸入弦が一番安く買えそうなところといえば当然いつものサウンドハウス。
ありました!しかも意外と安いかも。これならお試しで買ってみてもいいのでは?
とはいえ、総額がある程度の金額にならないとたしか送料がかかってしまうはず・・・と思って調べてみたら、なんとこんな素晴らしい情報が!
実は最近、我が家のGodinはもっぱら妻が生音で弾いていることが多く、自分ではたまにしか弾いていないのですが、妻はナイロン弦により落ち着いた温かみのある音を求める傾向があります。
ラベラの900-Bのレビューを見ると、どうやら妻の好みの方向性に近いような気がします。自分の目的としては録音時のスクラッチ・ノイズが低減されれば、音質はわりとどうでもいい(Fishmanのマイク録りをシミュレートするサーキットが入っていて、そこで音質は結構ガラッと変わる)ので、これは試してみる価値大いにありです。
早速注文しました。そしたらポスト投函のメール便じゃなくてちゃんと佐川さんが届けてくれました。なんだか申し訳ない・・・
届いた製品パッケージはサウンドハウスの商品ページの画像と違っていますが、現行品はこうなんでしょう。まさか偽物?ではないと思いますが。まあ偽物なら逆にパッケージ似せますよね。
さて、弦を張り替えてしばらく時間をおいてから、さらっと弾いてみた印象はこちら。
感触が違うので違和感を覚える人はいるでしょうね。ジャズ向けのエレクトリック弦のようなフラットワウンドとはまた違った感触です。
そして、お断りしておかなければならないのは、このインプレッションはあくまでも生音での話だということ。まだプラグインしてラインの音をヘッドフォンでモニターしてみたわけではありません。この後、もう少し弾き込んだり、録音したりしてまた印象が変わってきたりしたら追記しようかな、と思っています。
とりあえず今日はこのへんで。
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