月は無慈悲な夜の女王/夢ノ結唱 ROSE
Synthesizer Vの歌声データベース「AI 夢ノ結唱 ROSE(ver.101)」をフィーチュアしたオリジナル曲「月は無慈悲な夜の女王」のMVをYouTubeに公開しました。
コーラスパートはもちろん、ラップ機能を使ったセリフ(?)的なパートなど、すべてSynthesizer V AI 夢ノ結唱 ROSEを使用しました。なお、Synthesizer V Studio Proのバージョンは1.11.0です。
「夢ノ結唱 BanG Dream! AI Singing Synthesizer」については、以下のサイトをご覧ください。
「夢ノ結唱 ROSE」は「RoseliaのVo. 湊友希那(CV.相羽あいな)の歌声を深層学習等のAI技術を使い、声質・癖・歌い方をリアルに再現した人工歌唱ソフト」なのだそうです。
このROSEさんの公式イラストから、パッと思いついたのがロバート A. ハインラインの小説「月は無慈悲な夜の女王」(原題:The Moon is a Harsh Mistress)です。
制作を進める中で、ある程度曲が固まってきても、タイトルや歌詞のアイディアがなかなか浮かばなかったのですが、この小説をモチーフにしようと決めたおかげでなんとか完成させることができました。
SFの古典なので題名はもちろん知っていましたが、実はまだちゃんと読んだことがありません。ですが、できるだけ原作小説の世界観に即した内容にしようと思い、考察系のテキストなど、いろいろと調べてみました。
これから読んでみようという人にもネタバレにならず、なおかつ愛読者の方にも「これは原作のあの部分の暗喩かな?」と納得していただけるような楽曲を目指しました。
また、今回は「夢ノ結唱 ROSE」を使用した初のオリジナル曲であることに加え、これまで自分ではまったく作ったことのない曲調にチャレンジすることができたので、とても楽しみながら制作することができました。
最低音C#というヘヴィなギターとベース、5/4拍子を基本とした変拍子、ティンパニの使用など、新しい試みがたくさんありました。
原作をご存知の方も、そうでない方も楽しんでいただければ幸いです。