見出し画像

ホームゲートウェイ交換で回線スピードアップ

我が家では2009年から「auひかり ホーム1ギガ」の回線を使って宅内インターネットを利用しています。

先日、ホームゲートウェイ(ルーター)を最新のものに交換したら、今まで使っていたWi-Fiルーターが不要になった上、回線スピードが大幅に向上しました。

今までの宅内無線LAN環境

木造2階建ての2階南側の部屋に引き込まれた光ファイバーケーブルは、終端装置と呼ばれる黒い箱に繋がり、さらにそこからホームゲートウェイ(HGW)と呼ばれる白い箱を介してauひかり電話やパソコンなどの機器に接続されます。

HGWはそれ自体がWi-Fi無線ルーターの機能を有していますが、場合によってはHGWから別のWi-Fi無線ルーターを介して宅内無線LAN環境を構築する場合があります。我が家の場合がまさにそうでした。

なぜなら、2009年当時、回線契約とセットでレンタルされていたHGWはNECのAterm BL190HWというやつで、内蔵無線LAN機能を使うには月額使用料が必要だったからです。

我が家ではそれ以前からすでにApple のTime Capsule(2TB)で宅内無線LANを構築していたので、要はそれを使えばいい、と考えたわけです。

それから長い月日が経ち、Appleはもはや自社でWi-Fiルーターを出さなくなり、暗号化の方式やセキュリティに対する考え方も変わってきました。

その間、実はKDDIでもブロードバンド回線とセットでレンタルするHGWそのものが最新のものに代替わりしていったのですが、希望すれば有償(税別3,000円)で交換してもらえるということを最近まで知りませんでした。

しかも、auスマートバリューが適用されていれば、月額使用料も無料になります。

なーんだ、めちゃめちゃ損してたんじゃん!?
じゃあ早速交換してもらおう、と思ったのですが・・・

なんと、今は半導体不足の影響でHGWの交換を受け付けていない、と。サポートに電話してもやはり答えは同じでした。

しかし、プロバイダであるASAHIネットに相談してみれば、もしかするとプラン変更などに伴いレンタル機器の入れ替えなどが可能かも?というアドバイス(フリーダイヤルの番号まで教えてくれました)をもらったので、ダメ元で連絡してみたところ、プラン変更などしなくてもHGWの交換は可能とのこと。その場で早速申し込みました。

HGWをAterm BL1000HWに交換

3日後、ホームゲートウェイ Aterm BL1000HWが届きました。設定も実に簡単。

交換前の環境での回線スピードテストの数値を記録していなかったのですが、記憶では下り/上りとも3桁、つまり100Mbps以上出ていたことはありませんでした。これは確かです。

さて、それではHGW交換後の数値を見てみましょう。

同じ階の隣の部屋

まずは一番重要なPC(iMac 2020)使用時の回線スピード。これはHGWがある2階南側の部屋から、階段室と壁2枚を挟んだ2階北側の部屋です。

スクリーンショット 2021-07-11 7.56.18

2倍とか3倍というレベルではなく、桁ひとつ違うので、やはりYouTubeの4K動画再生などもスムースです。これならリモートワークも安心。

ちなみにiMacの前に座った状態でiPhoneで計測しても、下り/上りが逆転していますが、なかなか高い数値が出ています。

画像2

同様に、他の部屋はすべてiPhoneを持って移動して計測してみました。

HGWを設置している部屋

HGWを設置している2階南側の部屋は、ベッドルームとして使っているので寝っ転がりながら動画を観たり、結構使用頻度は高いです。いや、さすがに速いですね。これはありがたい。

画像3

真下の部屋

1階南側。つまり、HGWの真下ではこんな感じ。速いです。

画像4

階下の一番遠い部屋

同じく1階北側。対角線というか、HGWから一番遠いエリアです。以前はAirMac1台ではこの部屋はつながりにくいため、AirMac Expressを買い足してネットワークを拡張してましたが、そういった措置をいっさい必要とせずHGW1台でカバーできています。レイテンシは結構ありますが、まあ良しとしましょう。

画像5

おまけ:トイレの中

ちなみにトイレの中でもこの数値。いや、持ち込むのはやめたほうがいいのですが。

画像6

もちろん、同じ部屋の中でも立ち位置によって通信速度は変わりますし、時間帯によっても変わります。が、上限1GBのauひかり(ASAHIネット)で大体このくらい出てるというひとつの目安にはなるかと思い、備忘録として残しておきます。

ちなみに、Aterm BL1000HWは最大10GBbpsまで対応しているので、5GBや10GBのプランであればさらに高速化が見込めます。料金変わらずで5GBには変更可能らしいので、今後考えてみてもいいのかもしれません。

しかし、これでauスマートバリューの恩恵がまたひとつ増えたので、自分のケータイのキャリアをauからpovoに乗り換えるのはちょっと難しくなってきました。とりあえず総合的には現状維持が良さそうですね。

いいなと思ったら応援しよう!

kermit / coolguitar
サポートいただけるとモチベーションが爆上がりします!