こうらつぎょびを食べます！【中華を喰らう】
はじめに
みなさんこんにちは！
漢字って商品の見た目や味をパッケージだけで知らせるのに重要な役目を果たしていますよね。
でも本場中国の漢字だけの商品は本格的過ぎて逆に読めないだらけで不安になったりします。
そんな読めない中国の商品を分からないながらに今まで培ってきた漢字の知識と雰囲気で予想しながら食べて楽しんでみようというのがこの【中華を喰らう】シリーズの主旨となります。
この記事では東京都町田市の中華物産店で漢字だらけの銀袋を買ってきたのでご紹介したいと思います。
購入品
今回購入したのは「香辣魚尾」です。
辣とのっけから書いてあるのでもちろん辛い食べ物だろうと推測できるのです、辣は経験則からして多分辛さ増しましな表現ですね確か。
そして魚の尾と書いてありますからパッケージの一本延びる膨らみ具合を見るに魚が一本入っているように見えます、そもそも表にイラスト描いてあるからまるわかりであったりして。
裏面の内容量には「鮮なんとか魚」と書いてあるのでお肉を模した大豆商品とは違う本物のよう。
後は香辛料が記載されていますがさてさてどんな味が待っているのやらという事でパッケージを開けます。
感想
さくっと袋を開けての第一印象、ほんのり香ってくるそれは「ジーンズカルパス」です。
懐かし～というか今も販売しているのかしら、サラミに似た肉加工品に色々な保存を目的としたような香辛料が配合されたそれ。
香りだけを嗅ぐと肉加工品特有の香辛料の香りを感じ中華感が際立つ香りも無くおいしそうな心持になりいそいそと中身を出してみます。
するとするっと出てきたのは魚の尻尾側の部位、見るからにぶつ切りしてます感丸出しの見事な尻尾です。
そしてここでやはりやってくるはオレンジ色、そうラー油系の油を纏った中華らしい外見。
これは再び手がべたべたになると思って手袋はめて先ずは半分に割いてみることにしました。
すると魚種の違いでそうなのかは不明ですが身がかなりしっかりしていてすぐにほろっとほぐれる感じが無く、それを半分に割ろうとしたら中骨ブロック、しっかり硬い骨が行く手を阻み横に分割しづらいほどに身と骨がしっかりついている状態です。
例えると水分多めのしっとりした干物をイメージすると分かりやすいかも、伊豆半島でたまに購入した事のある「くさや」が一番近いと感じました。
水分が少々抜けた魚の身と考えるとうまみが凝縮されていておいしそうだなと直感したのでいざ食べてみます。
すると案の定身は弾力をしっかり残しつつ噛んだ瞬間に訪れる魚のうまみがとっても感じられます。
そしてその後すぐにピリッとした辛みが口の中に広がり中華らしい辛い系の食べ物だとすぐに理解ができる一品、ですがこの辛さちょっと侮っていました。
あっ！おいしいじゃん、と次の一口に進もうとすると口の中がじんじんして少し及び腰になるほどの辛さがずっと残ります、これは相当辛い。
カレーで例えると辛口のカレーよりもずっと辛い感じで常温で食べているからまだましで、ホットな食べ物と併せていたらきっと食べ進めるの辛いぐらい辛いです、でも美味しい。
お酒のつまみに丁度良い感じで、ちびちび齧ってはお酒を飲むのには向いているなぁと思ったのですがここで要注意事項。
この商品は魚自体を煮たりゆでたりで身をくたくたにした食品ではないので骨はしっかり硬く、サバ缶のイメージでかぶりつくと事故になります。
骨は明らかに食べられずそのまま食した時に誤って骨がのどに刺さると大事故な太さ、お酒のおつまみにするならしっかり骨を取り除いてから用意した方がいいかも。
そして魚がまんまパッケージングされているので皮も取っておらず更には鱗も取っていないのでこれも注意、豪快な人なら皮も食べられるかと思いますがうろこはかなり曲者で私は喉の上とかに貼りついて不快になりました。
あ、もちろんこんな感じなので尻尾の所も全く食べられません。
と悪戦苦闘する歩留まりの悪い商品ですが、味自体は辣油とか豆板醤の辛さが大丈夫な方で干物系の魚のうまみが好きな方なら多分向いていると思います、魚の臭みも中華な香辛料で飛んでいますし。
一言でいうと加工が雑な魚のジャーキー辣油漬けかな？
でも私は先述したようにしっかりほぐしてちびちび食べるならありなんじゃないかと思いながら完食しました、ごちそうさまでした～。
おわりに
いかがだったでしょうか。
ここまで魚のままで出てきたのも驚きでしたが、調味料の辛さにも久しぶりに悶絶しました。
ただお酒のつまみシリーズとしてならあってもいいかなと判断しましたので類似した商品をある程度試してこれを超える商品が無ければストックしてみようかと思いました。
もし店頭で見つけた方で辛さが問題ない方ならぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか、但ししっかり骨とらないと危ないですよ～。
最後までご覧いただきありがとうございました🐾