【出田町】激安300円弁当@波止場食堂 出田町店
はじめに
みなさんこんにちは!
お昼に食べるコンビニ弁当、夕食を作るのが面倒で買って帰るスーパーや弁当チェーン店で購入できる手作り弁当は手間なくささっと美味しくいただけるのが大変ありがたいですよね。
便利にお弁当を購入できて選択肢も和洋中と幅が大変広く魅力的と思いますが、昨今の物価上昇でお弁当もご多分に漏れず値上がり、ないしは容量の減少を余儀なくされ割高感を感じる事ってあります。
私は度々YouTubeなどでお弁当屋さんの紹介動画を目にするたびに企業努力の賜物である激安弁当を知ることが多くなり自分も激安弁当を購入してみたいと思っていたのですが、ちょうどその店舗に足を運ぶチャンスがあったので向かってみたんです。
この記事では神奈川県横浜市の工場地帯にほど近い場所にある食堂で購入したお弁当についてご紹介します。
お店の場所
今回伺ったのは「波止場食堂出田町店」です。
波止場食堂自体は横浜港湾部に何店舗かあるようで、HPもあるのですが肝心の出田町店は掲載が無く参考にしたのはYouTubeの動画と食べログでした。
最寄り駅は京急神奈川新町駅で、駅から徒歩10分ほどの所にあり駅から出て国道15号の歩道橋を渡り海方面へ直進した先にあります。
オレンジ色の庇が目印になっていて周囲は工場ばかりなので大変わかりやすくなっています。
私は鉄道利用で駅から徒歩で向かいましたがバスは通っていないようなのと、駐車場もないようです。
付近は会社関連の大きな車も頻繁に往来するので路上駐車は大変迷惑になりそう、車で向かうのはあまり向いていないと感じました。
外観・内観・お料理
あぁお店着いた~と達成感あるぽつんと佇む食堂、看板に貼られた写真付きのメニューで心躍ります。
到着時間は6時36分、扉を開けると早速モーニングを取られている御仁、開店して6分もう店内は開店を待ちわびたかのようにお食事されている光景に人気の程が伺い知れます。
私は今回店内飲食する予定なくお弁当を持ち帰る予定だったので店内に貼られたポップを眺めてから自動券売機へ歩を進めます。
原則注文は自動券売機で決済となっていて、支払いは現金かペイペイ等のQR決済も可能なよう。
現金の場合はおつりの無い場合のみレジ兼料理受け取りカウンターで支払いも可能なようですが、朝早い時間帯は店主がお一人で厨房に立ち調理に奮闘中、レジも同時に行っていて手を洗う手間を省くためにおつりのやり取りは客人側の配慮でしない方が良いかも(一部現金でのみ対応の料理もあり)。
テイクアウトのお弁当ボタンも券売機の真ん中あたりに発見、もうこのボタンの300円が嬉しい、嬉々としてボタン三回押しちゃいました。
券を三枚手にしたところでテーブルに山盛りのお弁当を物色、揚げ物系、カレー系、中華系に洋食系など15種類前後ありそうなお宝から3種を選ぶ…むむむこれは悩むぞ~。
と悩む前から事前に知っていたお弁当があったのでそれをまず探します。
それは「ブタコロ」、どうやら当店の一押しというか人気ある定食メニューらしくそれがお弁当としても持ち帰れるのだとか。
そしてもう一つは「カレー」、よくある茶色いルーとは一線を画す黒いカレーで、動画で見ていて味が大変気になったため候補にしていました。
という事で埋もれていて気付きにくかったブタコロとカツの乗ったカレーを手にして後一種をどうしようか思案に暮れる事約3分(悩みすぎ)、貧乏性な私は重量どっしりした感じの「かつ丼」にしました!
3つ持ったらずっしり重い!トレーをぎしぎし言わせながら重ねて持っていきレジにてチケット渡して会計完了、店主さんが何やらおっしゃっていましたが調理の音が大きくなんだか聞き取れず、多分箸とかはセルフね、という事だったのかしら。
お弁当を3箱重ね無料のビニール袋に入れて最後に内観だけ一枚撮って退店、店内飲食用の冷蔵庫のお惣菜とかテイクアウトのお惣菜もあったけど寝起き同然で頭回ってなくて全然目に入らなかったな~なんて思う帰り道、今度来たらゆっくり眺めよ。
という事で帰途についてから一つずつ食べていきます、もちろん一度に全部食べないですよ。
3種頂く前に前情報:こちらのテイクアウト300円弁当はすべて同じパッケージ(当たり前か)で、サイズは裏面に「BFツイスト19-14浅」とあり、盛り付けた上部の外周の辺がパッケージ名に該当するトレーのよう。
底面は逆台形のような形で底に行くほど辺が小さくすぼまっていくので、掌で持ちやすく上から見るとたくさん入って見える仕様ですね、因みに底の径を図ったら大体14×8センチぐらいでした。
ブタコロ弁当
先ずは一番楽しみにしていたブタコロ弁当です。
パかッと開けるとたれの香り、焼肉定食とか好きな方に響くかも。
スパイシーな赤みも見えますがどうやらこれは食堂で頂く定食の場合は小皿に入っている模様、これで味を変えたい方後から足してねっていうことでお弁当にはちょっぴりかかっている程度。
後は後ろ側にキャベツの千切りが入ってドレッシング、粘度が高いからご飯に移りにくくドレッシングでご飯の味が変わるの苦手な方には嬉しいですよね。
頂く前に計量をしてみましたがトレー込みで349.5g。
後述するお弁当と100g近く差があり最軽量、多分野菜の箇所が軽いから結果軽くなっているのだと思いますが、そうなると300円均一のお弁当ならグラムに対しておかず単価が一番高いという事、これが味に還元されているのだとしたら一番おいしいお肉を使っているのではと期待してしまいます。
と勝手に決めつけてしまいそうですが温めて頂きます。
レンジで加温するとお肉のシューシューと熱が入っています音、湯気が立ち上りたれの香りが食欲そそる~。
早速お肉を頂いてみると片栗つけて揚げ焼しているのかしら?
脂身の部分はそう感じずすじっぽい箇所も無く全般的に柔らかいお肉、多分ロース肉なんじゃないかという柔らかさ、ジューシーな味わいで肉自体が味が濃くたれに負けていません。
またたれは業務用の醤油系のたれといった感じがせず、濃い味付けでごまかす味わいではなくどちらかというとまろやかな甘口。
味噌ベースの何かでも配合しているのかなと言わんばかりの甘みあるたれは刺激も少なく塩加減も強く感じず飽きがこないので単品でブタコロをひたすら食べてみたい感じです。
ガテン系が集う食堂だと濃い味付けとイメージが先行してしまいますが、味付けが思いのほか優しく食べた後に塩分摂りすぎた感を全く感じないとてもマイルドで一番人気であるのもうなづけるかも、私はこのお弁当好みです。
因みに食堂でブタコロ定食は550円とあったので、食堂内で食べるともう少しボリュームがあるかと思います。
カツカレー
続いていただいたのは「カツカレー」です。
ハッとする程の黒さで、普段目にするカレーをイメージする色味ではなかったのでインパクト大、でもはるか以前どこかしらのレトルトパックで黒カレーなるものを食していた事も有り興味津々。
カレーはプレーンはなく「唐揚げかトンカツ」が必ず乗っていて、ボリューム感が出るトンカツにした次第、豚肉一枚丸っと揚げているので見た目も満足感ありますよね。
という事でこちらもいただく前に軽量、重さは468.5gでした。
なんと購入した三つの中で最も重かったので驚き、液体だからそこまで重くならないだろうと思っていたのでしたが、カレーの密度のせいなのかそれともカツがずっしりなのか…
揚げてからサクッと切ってあるカツを持ち上げると衣しっかり、でもお肉も厚みが合って食べ応えありそう。
さてレンジで温めルーがふつふつして温め完了、取り出すとスパイス感はそこまで強くないカレーの香りが広がります。
ルーを頂いてみると思った以上に味わいが濃いめ、でも激安のルーを使って油こってりです感はなく程よく粘度のある感じがごはんにもカツにもよく絡みます。
辛さは喉ごしに辛いが口の中で暴れる様な感じはなく、食べた後にかすかにじんわり辛さが残る程度の「よくある一般的な辛さ基準」でいうと中辛から一段辛さを下げたぐらい、甘口を普段食べている方には辛いかも?と感じる程度、辛口を食べ慣れている方だと物足りないという程度だと思います。
オリジナルのルーを使っているとの事ですが黒い色を出せる調味料っていうのが気になりますが、私には何が隠し味になっているかはさっぱりわかりませんでした~。
感想としてはカツのボリュームが大変多くご飯も割とずっしり入っているので食べ応えあるカレーでした。
加えてレトルト感も無くたべられるのも良い点。
市販のルーの油がすごいこってりカレー系が苦手になってきていて自宅で作る時は粉のカレースパイスで作ることが日常になっている私にはさらさら系ではないですが割と食べやすいカレーです。
あと同価格帯の弁当屋さんに行くとカレー弁当頼んだらご飯盛った容器と温めたレトルトカレーのパウチをそのまま渡されるお店あると思いますけど、味わいが全然違いますしボリュームも段違いかと思いますので300円弁当の中ではコストパフォーマンスが頭一つ抜けていると思います。
食堂入ってカレー気分なら選んで間違いなしです。
ただお弁当持つ時ルー側が軽いからカレーは重心がごはん側に寄っているので注意ね、ルー側から持ち上げるとご飯とカツの重みでおやおやあわあわとなります。
かつ丼
最後はかつ丼を頂きます。
揚げたカツはカレーと同様な大きさで、こちらも揚げた後サックリと包丁を入れてからの出汁入鍋へダイブ。
動画でも参照していたのですが大きな鍋で一度に4食分作っている様子が映っていて、均一にたまご閉じされているのが芸術的。
たまごが煮えたら盛り付けてごはんに乗せると体積がすごくてこれはボリューム感たっぷりね、と思ったらなんと比較して分かった結果。
なんとかつ丼は計量したら422.5gでした。
持った感じ一番重かったような気がしましたがカツカレーよりは軽かったのでした。
しかしながら出汁をたっぷり吸った衣が目に見えて美味しそう、この厚みがボリュームを物語るお弁当が300円というのもこのご時世では考えられませんよね。
ということでこちらも温め開始、しっかり火が通ればレンジから漏れ出る香り、和のお料理出てくるんだな~が分かる瞬間ってウキウキします。
さてカツを持ち上げてみるとやはりカレーと同じ感じのカツが入っており厚みもまずまず、衣がカレーと違い出汁を吸ってくたくたになってより重量を感じます。
口に運ぶと出汁の香りが鼻を抜け優しい味わいが広がります。
ごはんを食べずとも出汁入り小麦粉を食べているだけで満足感あるので、単品の卵とじ和風カツなんてあったらそれだけでもいいかも、多分単品で300円でも安いと思います。
と置いてけぼりのご飯も頂くとそれはそれは甘みが加わり更に美味しさはより広がっていくのですが、これが300円なんだ~と思うとこれまたよくこの価格で提供できるものだと驚きの連続。
私は従来ご飯に何かが乗るお弁当というのは苦手でかつ丼自体あまり食べる機会が無かったのですが、食べられるようになってから食事の幅が広がり結果こちらのお弁当に辿り着いたと思うと感無量ですね~。
結果二日間にわたり3つのお弁当を頂いてみましたが、どれも美味しくいただけました。
300円で安かろう悪かろうでは全然なく、300円でボリュームたっぷり、かつ手作りでどれも抜かりないおいしいお弁当でした、ごちそうさまでした~。
おわりに
いかがだったでしょうか。
昨今のお弁当はステルス値上げだの底上げだの騒がれるシーンもありますが、そんなことどこ吹く風の満足感がしっかり残る企業努力が光るお弁当があるのだと再確認できました。
300円で満腹になれますから、知人お友達お誘いの上複数購入して食べ比べお食事会とか開いたら楽しいと思います、なんせ十数種ありますからね。
惜しむらくは工場の林立する一角で車で向かうのが難しい点ぐらいでしょうか、乗り合わせる方がいらっしゃったら食堂で降りて少し離れたところで待ち合わせして合流なんてする手も有ったりして。
午前中に買い出しに行ける方で鉄道なら京急沿線を利用できる方にはお勧めできるお店なので興味ある方は食堂でランチを、そして夕飯にお弁当というのもお勧めですね。
最後までご覧いただきありがとうございました~🐾