就活で感じた「将来像」の歪さ
ふしやです。
やりたい研究があるので院進することを考えているのですが、それとは別に親からは就活をするように言われていたので就活も経験しました。最終的に全落ちして、進める度に何のために就職するのか分からなくなったので院に進む方向で親を説得することになりましたが。そんな負け犬の遠吠えだと思って文章読んでみてもらえたら嬉しいです。就活をする上でためになることはひとつも書いてないです。
就活が失敗した原因の一つに「自分の将来像であったり、会社に入ってやりたいことが何一つ思いつかなかった」というのがあると考えています。面接の鉄板の質問として「あなたの将来像を教えてください」だったり、「あなたはこの会社で何を実現したいですか」だったりがありますが、この類の質問に対して違和感を覚えて、未だに解消できていません。
例えば先輩社員にキャリアプランを聞いたとして、「将来こういう仕事をしたいから○○の部署で経験を積んで…」みたいなことを言っているのを聞いてもしっくりこなかったり、集団面接で、周りが例えば将来像に対して「○○さんみたいになりたい」だったり「5年後にこの部署のリーダーとして…」だったり、実現したいことに対してに「○○億のプロジェクトを成功させたいです!」だったり、「意欲的に仕事に取り組んで成長し、こういったことができるようになって成長を遂げたいです!」みたいなことを言っているのを聞きながら「何言ってるんやろこいつら」みたいな感じに思ったり…自分は「3~4年かけていろんな部署を回って自分の適性を判断したうえで長所を生かせるようなキャリアプランを描いていきたいです」みたいなことしか言えなかったのでもっとショボいと思わていたと思いますが。「どうしてそうなりたいか」の部分が見えてこないのがずっと引っかかっていますし、人事もそれで納得しているのかが疑問で仕方ないです。
大体の人にとって将来像も実現したいことも究極的には「幸せに暮らしたい(具体的に何を幸せとするかは置いておいて)」で、「○○さんみたいになりたい!」だったり「○○億のプロジェクトを成功させたい!」だったりはあくまでも幸せになるための「手段」だとしか思えないのですが、就活においてはそれを「目的」のように話すことが求められます。何冊か就活対策の本も読んだことはありますが、そこを指摘している本は一冊もありませんでした。この違和感は自分だけが抱いているものなのでしょうか。
だから自分は遠回しに「自分ができることをやって会社に貢献したいです」みたいなことしか言えませんでした。会社でやりたいことをいくら考えてもわからなかったし、将来会社でどうなりたいかを考えても「年相応の立場は維持したい」ぐらいしか思いませんでした。まぁそもそも本当に将来を考える人は文系なら経済系とか法系の学部に行くなり教免取るなりするし、それに対して自分は研究が面白そうという理由で学部と専攻を選び、院進まで視野に入れているので社会に出た後のこと考える能力があるわけないだろとは思いますが。社会人になった時にカスだけど学生として間違っていることは言っていないと思います。だから目的に対する手段としてやりたいことがきちんとあってそのための将来設計ができる人、付け加えるとそれに対して楽しみながら向き合っている人はとてもかっこいいなと思います。ぶっちゃけ自分は将来像とか実現したいこと以前に自分にとって幸せな人生の送り方も把握してないのでそこを知るところからスタートしたいです。